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Blood Times-吸血鬼たちの小夜曲(セレナーデ)  作者: 弁財天睦月
闇夜のその先

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6-2

白鷹町の街中をゆっくりと歩く。

これほどのんびり歩くのは中学生以来。

白鷹町は現在の人口が約11,000名。

自分が住んでいた頃よりはジワジワと人口が減ってきている。

ここには中学校が1校、高校が1校ある。

この白鷹町にいたのは中学生まで。

高校は東京の私立校に進学している。

兄がいるので次男の自分は寺を継がなくてもよい。

親からは継いでくれと言われたことはない。

だから高校卒業後は迷うことなく防衛大学へ進んだ。

理由は「人を守りたい」

それだけだ。

子供の頃に特撮ヒーローやアニメを見ていた。

この国で育った少年ならほとんどが通ることになる「正義」

その影響が根底にあっていまだに続いているのだろう。

そして今回、人間以外の脅威の存在があることを改めて知ることになった。

噂では耳にしていたが本当に存在した。

それを倒すのが自分の使命であると思っている。


街の中をブラブラしてると声をかけられた。

中学生の時の同級生だった。

白鷹町の高校卒業後は親とともに農業の仕事をしている。

道命は自衛隊という特殊な仕事に()いているので他の人たちと違って平日に休みをとるようにしていた。

そのため中学校の同窓会などに参加できなかった。


立ち話もなんだからどこかの店に入って昼メシでも食べながらと誘ったが、まだ仕事があるということで数分だけの立ち話になった。

他の同級生たちは半分くらいは白鷹町で暮らしている。

進学や就職なんかで他の土地に移動していったクラスメイトもいる。

意外なことに男のほうがこの土地にとどまってるのだそうだ。


昼はカフェでオムライスの独りランチ。

改めて見てみるとこの土地は蕎麦屋が多い。


店を出てブラブラと散歩。

ここまでで体調の変化はなし。

むしろ絶好調。

途中からブラブラからセカセカと速歩きになった。

ついでだからと運動も兼ねてシャッカシャッカとランニングになってしまった。

毎日のように訓練で体を動かしているので帰省してまったりとしてるのが気持ち悪さがある。

良いのか悪いのかわからないが日常の習慣と化している。


けっこうな距離を走ったわりには息の乱れもない。

それどころかいたって元気だ。

おかしいなとは思いながらも夕方には寺に戻った。

すると祖父がいた。

戻ってくるのを夕食をとりながら待っていたらしい。

「あとでな」と言われたので夕ごはんが先だ。

今夜はカレーライスにハンバーグ。

つまり合体させてハンバーグカレーになる。

母親が作る献立に困った時の必殺技だ。

美味しいから問題ないのだが。

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