第97話□リンドブルムの変化
いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。
ダンジョン探索から2週間が過ぎた。私は病院へ行ったりポーションを作ったり金塊を作ったりして日々を過ごしていた。
最近人の出入りが多くなったと思う。ホテルの総支配人のオウエンさんによれば私が孤児達の支援をしていた事を妖精達から聞きそれは素晴らしいことだと教会と孤児院を立てることになったんだそうだ。反対する理由もないので許可した。
更に冒険者が多くなっている気がする。こんな所には仕事がないだろうと思ったが意外にも逃げている悪魔たちの探索が仕事になっているそうだ。
人が集まってくると宿屋を始めようという人も出てきた。冒険者や旅行者がいるのでこちらも許可した。
冒険者の中にはこの地の警備を担当してくれる人も出始めた。なんとビオラの町からタロスさんとアダムさんが来てくれたのだ。これには本当にびっくりした。
それから元ロッドレイ王国からリナレス衣料品本店がこちらに来ることになった。私もかわいい下着が身近で買えるのは賛成だったので来てくれて喜んでいる。
冒険者ギルドが忙しくなったからかエミーさんは忙しいみたいだ。何と我が家にギルド通信が入った。これからは私が直接送受信出来る。いちいち冒険者ギルドへ行かなくても依頼できるのはうれしい。今の所受信ばかりになっている。
ピロンピロン!ピロンピロン!ピロンピロン!
何々?エルフ領自治区から移住希望者が30人来ると言う事だった。目的は世界樹の管理をさせて欲しいらしい。管理してくれるならこちらとしては大歓迎だ。いつでも来て欲しいと返事をしておいた。
妖精達はお菓子タイムの他は家から出ていることが多くなった。元々フラフラするのが好きな連中だからきっといたずらして遊んでいるのかな?
リンドブルムホテル応接室
「これから第3回大聖女国大臣会議を始めます」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
「あなた本当に段取りは上手いですわね。妖精には何かしら特技があるものね」
「やかましい!今日の議題はセイを納得させる国の名前を決める事よ!」
「さっきの大聖女国でいいんじゃないですか?」
「チッチッチッ甘いわね〜ミーミルは。あの子は人前に出るのをひどく嫌うのよ!」
「あれだけ目立って活躍しておいて意味が分かりませんわ?」
「そうなんだけどー難しい年頃なのよ。だからだんだんと変えていくにしても最初はセイの国だってわからないような名前の方がいいと思うわ」
「面倒ですわ!聖女大帝国!セイア·シンジョウ皇帝でいいですわ」
「だめよ!もうちょい柔らかい名前の方がいいわね!」
「うーん。それじゃあリンドブルム聖王国」
「リンドブルムはいいけど聖王国はもうあるしねー」
「リンドブルム共和国でどうです?セイ様は民主主義とか好きそうではないですか?」
「うん。いいわね!それで行こう!」
「どうせセイ様を中心とした国なんだけど各代表者を選んで話し合いの場を設ければいいんじゃないですか?」
「そうね!セイ、ミーミル、私、病院代表、後はホテルのオウエン、エルフの代表、冒険者ギルドくらいかな」
「国が大きくなるにつれて代表者は増えていくでしょうね。大臣名はミームが考えておいてくださいよ」
「そうね」
「それじゃお菓子の時間でいいのかな?」
「ちょっと待って!悪魔王とか魔王とかいうのは今こっちにはいないんだろうけど、まだ悪魔王の子分が残ってるんでしょ?大丈夫なの?」
「伯爵級悪魔と子爵級悪魔が協力しても悪魔王を呼び出せるとは思えないわ」
「それじゃ伯爵が自分の子分を呼び出してみんなで協力したらどうなるのかしら?」
「オー!それはひょっとしたら呼び出せるかもしれないわね」
「じゃあだめじゃないの!大体の居場所はわかるんでしょう?だったらセイに倒してもらいましょう!」
「あなたって無駄に賢いわね」
「無駄じゃないわよ!」
リンドブルムのセイの家
私は妖精の2人から悪魔王の部下たちが悪魔王を呼び出すために暗躍していることを聞いた。なるほど何人か集まれば悪魔を呼び出すことができるんだ。知らなかったわ。
「でもあれから2週間以上経ってるわよ。ミームちゃんが考えた方法ならとっくにこちらに攻めて来れるでしょう?」
「確かにそうですわね。あの伯爵級悪魔と子爵級悪魔はミームよりおバカさんなんじゃないの?」
「どういう事なのかな?」
「ひょっとして人間をたくさん集めてその魔力を使って呼び出そうとしてるのかしら!だとしたらその人たちみんな死んじゃうわよ」
それはまずいですね。早く対処した方がいいわね。あれ?ミーミルちゃんが倒れてる!
「今日は真面目なことを考えすぎましたわ。いたずらもしてないし生クリームも食べてないから力尽きました。ウウウ」
「んもー世話がやけるわねー」
お菓子タイムを取ってからミーミルちゃんに悪魔たちの様子を見てもらった。やはりバルド竜王国の南の小国家連邦に居るという事だった。
「何ていう国なの?」
「タキア王国という所です」
取りあえず行ってみる事にした。
タキア王国南の集落
「アトラ様?いつになったら聖女を倒しに行くんですか?」
「ちょっと待ちなさいよ!無策で行ったら今度こそ必ず殺されるわ!私はあと1分遅かったら死んでたもの」
「それじゃあ悪魔王様を召喚する準備をしたらどうですか?」
「それは後よ!今はあいつを倒す方法を考えなくては!」
「倒すって言っても悪魔王様とアトラ様が連続でやられたんでしょう?まともにやったら難しいんじゃないですか?」
確かに今の力でまともにぶつかったらやられてしまうだろう。悪魔 王様を呼んでも結果は同じだと思う。何かないの?うーん?
「あの魔法さえ何とかできれば勝ち目も見えて来るのに〜!キー悔しいわー!」
「アトラ様の筋肉ではね返しちゃえばいいのでは?」
「出来たら苦労しないわよ〜!はね返すと言えば··········魔法反射の盾があれば何とかなるかもね」
「出来るんですか?」
「1回だけでいいなら何とかなるわ!」
さっそく盾づくりを始めた。奴の黄泉送りだけ返せれば何とかなるわ!見てらっしゃい!
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