第91話□それぞれの戦闘準備
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アレクムリア聖王国南の山中
「伯爵級悪魔アトラよ!魔物は何体集まった?」
「はあ〜い悪魔王様〜今のところ3000体よ〜ん。ちなみに兵はマッチョカンガルーが50体、マッチョゴリラが50体呼べたわ〜」
マッチョカンガルーとマッチョゴリラはアトラの直々の部下たちだ。どちらも3メートルの筋肉カンガルーと筋肉ゴリラだ。魔法は使えない。もっぱら殴る蹴るのみの連中だ。
アトラいわく筋肉は正義だそうだ。言ってることの意味が全然わからん!まあ役には立つだろう。
「子爵級悪魔ガルコーンよ!下級悪魔は何体集まったのだ?」
「はい悪魔王様。今300体集まりました。いつでも行けます」
我輩の部下のドクロマンとクレイジーピエロは50体ずつ召喚してある。これだけいればいかに聖女が強くても必ず打ち取れるだろう!
今度こそは必ず我輩が勝ってみせる!
リンドブルム平原セイの家
元ロッドレイ王国での魔王軍との戦いから1週間が過ぎた。毎日平和に過ごせている。あれから魔王軍が攻めてきたという連絡はまだ来ていない。
だからと言って侵略をやめるような連中ではないと思う。警戒することは必要だわ。悪魔王の方も気になる。こちらも戦力を強化しておいた方がいいかもしれない。
とはいっても私にできそうな聖魔法はまだあるだろうか?前にロッドレイ王国の大司教から借りていた本を眺めていた。
「うーん。邪悪な存在を黄泉の国へ送り返す魔法?」
へーこんなのがあったんだ!気がつかなかった!魔物で練習してみようかな?早速山の方に行ってみた。
狼の魔物が出たので新しい魔法を試す事にした。イメージとしては地の底を考えればいいのかな?そこに相手を送り込む!
「アンダーワールド!」
狼の魔物はいなくなった。本当に黄泉の国まで行ったのだろうか?行ったことがないから確かめようがないわ。まあ土の中でも黄泉の国でもどっかへ消えてくれるならそれでいいわ。5回練習全て魔物はその場から消えたので成功したとして家に帰って来た。
戦力を増やしたいが良いゴーレムが頭に浮かばない。魔法が使えるならヒュドラがいいのだが魔法が使えないのならドラゴンゴーレムが一番強いと思う。
まだ核は70くらいあるから追加で作る事は可能だ。どうしようかな?そうだ!冒険者ギルドの魔物図鑑を見せてもらおう。
「エミーさんこんにちは。魔物図鑑を見せていただけませんか」
「はい。2階の図書閲覧室にありますからご覧になってください」
早速閲覧室で魔物図鑑を見てみた。大型で強そうな魔物がいるといいのだが。うん!このサイクロプスがいいかな。後はマンティコア!フェニックス!なんてのもいる。
だけどマンティコアはフェンリルとかぶるかな。フェニックスも魔法がないならいらないかな。
そういう事ですぐに家に帰ってサイクロプスゴーレムを作る事にした。
「エミーさんありがとう」
「いえ、いつでもご利用ください」
家に帰って早速ゴーレムを作り始めた。鉄がたくさんあったので核を入れて形を作って行く。大きいから寝かせて作っている。大型魔鉱石を入れて形を整える。魔力を通して完成だ。
「サイクロプスゴーレムよ立ち上がれ!」
「ガオガオー!」
いいね!高さ10メートルでドラゴンゴーレムと同じ大きさだ。ん?何か手持ち無沙汰?そうか!武器が有った方がいいな。
棍棒にしよう。5メートルのトゲトゲ付きの鉄の棍棒を2本作った。持たせて振り回させる。いいね!これならドラゴンゴーレムとも互角に戦えるな。
私は2時間かけてサイクロプスゴーレムを10体作ることができた。戦力補強はこれでいいかな。
魔王軍前線基地
「サルエルよご苦労だった」
「はっ!魔王様この後はいかがなさいますか?ウキキ」
「まさかあの戦力でアガーヤがやられるとは微塵も思っていなかった!だがこうなったからには俺が必ず聖女を倒してみせるぞ!」
それは私もですニャ!ヒュドラがいて大型魔獣が10体もいて遅れを取るなんて信じられないニャ。
「それではいよいよ魔王様自ら戦いに参加なされるのですねウッキッキー」
「うむ!早速全軍を率いてビオラの町を取りに行くぞ!」
「あの、口を挟む事をお許しくださいニャ!魔王様に申し上げますニャ。魔王様が戦いに参加するにあたってどのような手立てを取るか愚かな私に教えていただきたいのですニャ」
「今いる魔獣と兵を連れてサルエルと共に行くだけだ。サルエルにはビオラの町を落としてもらう!俺は聖女のみを相手にするつもりだ!なんだかんだ合わせれば大型が10体位はいるし兵も5000位はいるだろう」
ええ〜つまり軍全体はビオラの町を落とす。そこにサルエル様を差し向ける。魔王様は聖女のみを狙うのか!並々ならぬ覚悟と言う事ニャ!
「分かりましたニャ」
「そうだ!ビュエルよ。そなたは少し後方で我らの戦いを見届けよ。そしてもし我らが破れたならあとは娘のレビライムに着いて盛り立ててやってくれ!」
「そんな!私はサルエル様の副官ですニャ!一緒の戦場にいさせてくださいニャ!」
「これは状況判断の正確なお前にしか頼めないことなのだ。もしもの時だ。その方が我らも安心して戦える」
「ええ〜!う〜む!ううっ!分かりましたニャ」
サルエル様を見るともう覚悟の決まったような目をしてるニャ!これじゃあうんと言うしかないニャ!
それならば今からできるだけ強力な魔獣を用意して、お2人の援護になるようにしなければならないニャ!
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