第83話□悪魔王軍との戦い
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アレクムリア聖王国国境の山荘
無人の山荘があったのは幸いだった。ガルコーンが自分の部下を召喚し下級の悪魔だが80体を用意出来た。
こいつらは簡単な魔法は使えるが強力なものは無理だ。しかし飛べるのでそれなりに役には立つだろう。
あとは我輩が中級の下僕を召喚すれば良いだけだ。何にしようか。ドクロマンがいいな。こいつは腕が6本生えた骸骨だ。6本全部に剣を持っていて影から影に移動できる。暗殺者として使えるな。
「いでよ我が下僕ドクロマン!主の下に!」
「カタカタ!ドクロマン參上致しました。カタカタ誰を殺しましょうかカタカタ」
「相手はたくさんおるわ。しばし待て!」
ドクロマンが10体だけではちと少ないかな。あとはクレイジーピエロがいいかな。こいつは筋肉ピエロで殴っても力を発揮できるが何と言っても手から爆裂魔法を出せる。破壊力抜群の手下だ。
「いでよ我が下僕クレイジーピエロ!主の下に!」
「ヒヒヒヒ!クレイジーピエロ參上しました!すぐに殺れますヒヒヒヒ」
「まあ待て!もうじきたくさん殺らせてやる!」
クレイジーピエロも10体呼べたからそろそろ仕掛けてみるか。ガルコーンの腕はまだ治っていないが何とかなるだろう。
リンドブルム病院
「聖女様にギルド通信が入っています」
「分かりました」
冒険者ギルドに行くと悪魔王ゲオーガが発見されたとアレクムリア聖王国から連絡が入っていた。どうもゲオーガ達だけではなく人数が多くなっているようだ。
何があるか分からないので先日少なくなったゴーレムの補充をしておいた。
次の日
私は転移でアレクムリア聖王国に来ていた。何故か荒事なのに2人もついて来ていた。
「おはようございます。ゼエルさん。随分と早い発見になりましたね」
「頂いたゴーレムが優秀で敵を早く見つけることができました。紹介します。 こちらはモルダスター 魔導王国第1王女ジャスティン様です。魔道具研究の権威です」
モルダスター魔導王国と言うとこの国の西側にある国ね。帝国の南にある3つの国は皆同じぐらいの大きさなので覚えていたわ。
「セイといいます。よろしくお願い致します」
「皆で協力して悪魔を滅ぼしましょう!あの、あのですね············この戦いが終わったらあなたのゴーレム作りを見せていただけませんか」
ん?ゴーレム作りを見たい?あー そうか。魔道具の権威とおっしゃっていたから私のゴーレムが珍しいのかな。
「分かりました。後でお見せしますよ」
「ありがとうございます」
ゼエルさんは騎士を100人と魔法使いを10人連れて来ている。ジャスティンさんは魔導兵を50体連れて来ている。
魔導兵というのは戦車に人間の上半身をつけた兵器のようだ。中で人が操縦しているらしい。長さ3メートル高さ2メートルで戦車よりも機動性に優れている。中近距離用の兵器だ。
歩いて進軍すると30分ほどで山荘の下に到着した。あら羽の生えた黒い悪魔がたくさんいる。子分を呼んだのね。もっとヤバそうなのがいる。何だあの腕のたくさんある骸骨は?筋肉ピエロもいる。
悪魔王とノミ男は見えないな。取りあえず攻撃してみるか。
「ちょっと攻撃してみますね」
「いきなりで大丈夫ですか?」
「あの筋肉ピエロと骸骨がどんな動きをするか見ててください」
「分かったわ」
それじゃあ行きますか。
「ホーリーレイン!ホーリーレイン!ホーリーレイン!」
あら骸骨が消えた?筋肉ピエロは腕から爆裂魔法を放ってかわしたか。その他は傷ついて落ちたものもいるな。
「あの筋肉ピエロは私たちが倒しますね」
ジャスティンさんが申し出てくれた。確かにそれがいいと思う。魔導兵は筋肉ピエロに向かって進み始めた。さすがは一国の王女様だ。判断が早い。
「お願いします。指揮をするのにこちらお使いください」
フェンリルゴーレムを貸してあげた。何かジャスティンさんがすごく嬉しそうにしてるように見える。
「それじゃあ私たちは骸骨の方を倒すわ。ただまだ機能は分からないわね」
「確認しながら戦いましょう」
とは言っても戦いが始まったら落ち着いて相手を観察してる暇なんかない。それでも騎士の皆さんは声をかけ合いながら情報共有しようとしている。素晴らしいわ。
飛んでる黒い奴はそんなに強くないみたいだ。ホーリーランスの一撃で倒せる。
私はワイバーンゴーレムに指令を出して飛んでる黒いやつを倒させている。
骸骨はいきなり消えていなくなる。そう思ったらいきなり現れる。転移でもしてるのだろうか?ああなるほど、日なたではそんな動きはしていない。そうかこいつらは影を移動できるのか。
「騎士の皆さん!骸骨は影を移動できます。気をつけてください」
「おおー!それさえ分かればやりようはある!」
これで何とかなるだろう。私は悪魔王を探したが姿が見えない。お供のノミ男も見えない。近くにいるはずなのだが 一体どこに行った?
あれ?骸骨がいきなり現れて私に 切りかかってきた。しかしプロテクションに阻まれて刃は届いていない。
「ストロングバニッシュ!」
「グゲェー!カタカタ········」
一瞬でバラバラになった。だけど刀を体に当てられるのは癪だわね。でも無傷だからこのまま悪魔王を探す。
山荘の中を見たが居ない!何処にいる?みんなの援護をしながら探したが見当たらない。
ひょっとして逃げたのかな。いやそんなわけはないわ。何処かに居るはずね。挑発してみるか。
「どうした悪魔王!怖くて出て来れないか?魔界に帰ってママに助けてもらうのかな?バブー!」
居ないのかな?これだけ悪魔がたくさんいるんじゃ気配だけじゃ分からないわ。
「悪魔王なんてやめて今日からコソコソ悪魔ちゃんに改名しなさい!」
ガインガインガインガイン!
「何だとー!黙って聞いておれば 言いたい放題言いおって我輩をバカにするなー!」
あ、いた!剣で斬りかかってきた。ホーリーウェポンを出しておいてよかった。
「ゲオーガ様出ちゃだめですよー!いきなり魔法をぶつけるんじゃなかったんですかー?」
「あ、こんな奴は我輩の剣のサビにしてやるのがいいのだ!」
意外と熱い奴なのかな?挑発にも乗ってくれるみたいだしね。
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