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第77話□アレキムリア聖王国からのお客様

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

リンドブルム病院


「院長手紙が届いています」


「手紙?」


病院の受付から私宛の手紙をもらった。テウル市の冒険者ギルドからだ。いったい何だろう?竜が全部売れたので代金を引き取りに来て欲しいという内容だった。


あーそういえばそんな事をお願いしましたね。あんまり久しぶりなんですっかり忘れてたわ。


次の日は病院が休みだったのでテウル市の冒険者ギルドに来ている。今はギルドマスター室に案内されたところだ。


「聖女様お待たせしましたが依頼された竜のオークションが全て終わりました」


「ありがとうございました」


本当はすっかり忘れてたんだけどね。どうなったのかな?確か7体だったはずだけど。


「オークションの結果はここにまとめておいたので見てください。お金の方は聖女様の口座に振り込んであります」


「それはすみませんね」


見るとレッドドラゴン、アースドラゴン、ブルードラゴン、グリーンドラゴン、イエロードラゴンが1体につき約金貨2000枚で売れた。ブラックドラゴンは金貨3000枚になっていた。 四天王魔竜モラトラスは金貨5000枚で売れていた。合計すると約金貨18000枚だ。


ギルドカードを確認してみたら竜の他にも宝石の売り上げが金貨1700枚。あとロッドレイ王国の下着の売り上げが金貨300枚入っていた。全てを合わせると金貨36000枚になる。


「オークションの件は以上なのですが実はもう一つ話があります。聖女様のところに冒険者ギルドを置きたいのですがいいでしょうか?」


「え?家に冒険者ギルドを置いても仕事がないと思いますよ」


「そうかもしれませんが聖女様はこの国にとって重要人物です。ですので連絡がすぐ取れないというのは非常に困ります。連絡機能だけでもいいので置かせていただきたいのです」


「私の方はむしろありがたいです。よろしくお願いします」


こうして我が家の敷地の中に冒険者ギルドリンドブルグ支店が建てられることになった。


「ねえねえセイ!お菓子買って来ていいかな?」

「私もケーキが欲しいですわ」


「待ってるから好きなだけ買っておいで」


2人を回収して帰ってきたら家の前に銀の鎧を着た2人の男が立っていた。この人達は何だろう?2人とも騎士なのかな。中々にカッコいい人達だな。


「私はアレキムリア聖王国の聖騎士レオ·ガルダーラです」


「私はアモス·ラウリーニと言います。ぜひ聖女様と手合わせをお願い致します」


何だこの人達は?人の家に来ていきなり手合わせをしろなんてやっぱりロクな客じゃなかった。


「待て待てこれを渡してからだ!」


ん?手紙?中を見るとこの人達はアレキムリア聖王国の聖騎士だという。大変申し訳ないが同じ聖の力を使う者として稽古をつけて欲しいと言う様な事が書いてあった。下には箱がありきれいなアクセサリーが入っていた。どうもこれは相手をする謝礼らしい。


「あのー私は剣術はからっきしだめなんです。とても聖騎士たるお2人の役には立たないと思います」


「そんな事はありません。私達は魔王軍四天王を倒したあなたの力を体験したいのです。」


なんか体全体から熱気の様な物が伝わってくる。私はまた押しに負けて近くの荒れ地で相手をする事になった。全力で相手をして欲しいと言う事だからドレスアーマーに着替えて来た。


最初の相手はレオ·ガルダーラさんだ。金髪イケメンで身長180センチメートルぐらいかな?聖王国で1番の聖騎士らしい。かなりいい剣をお持ちのようだ。全力でと言う事だからプロテクション3層を張り魔法の杖を出しホーリーウェポンで大剣を10本出して対峙した。


「セイー頑張ってねー!」

「応援していますわー!」


妖精たちは平常運転だ。お菓子を食べながら観戦している。


「こ、これが聖女の戦い方か!行きます!」


魔法を放ってから切りつけよう!


「ホーリーニードル!ホーリーレイン!」


あとはひたすら大剣で斬りつけた!魔法の正面と真上からの攻撃は防いでいたがその後の大剣の攻撃はさばききれずに吹っ飛ばされていた。


「うあー!」


「卑怯な戦い方ですいませんね」


「はぁはぁあのこれが魔王軍と戦った時の戦法ですか?」


「はい!魔王軍のときは前にゴーレムを出して魔法を強力なものにします」


「それではまだ全力ではないんですね」


「はあ、まあそうなります」


なんか悔しそうにしているから剣だけの攻撃にする事を提案したが断られた。3回ほど立ち合ったら膝を着いたので交代してもらった。


次のアモスさんは茶髪の大男でがっしりタイプだ。身長は2メートル近くあるんじゃないかな?剣だけの勝負にしたので1分位は持ちこたえていたがその後は打ち込まれやはり膝をついていた。もう一度対戦したがやはり1分ぐらいは持ったがその後は吹っ飛んでいた。


「はぁはぁはぁ!剣だけでもこれほどの力の差があるのか」


これで2人も気が済んだだろう。あとはホテルのビップルームが空いてるので一泊してもらって帰ってもらおう。


何か2人で話し合ってるようだがそのうちに私の方に歩み寄ってきて話し出した。なんか顔つきがとっても真剣なんだけど?


「あの聖女様!われらこの地にとどまりしばしの間修行したいと思います。許可をお願いします」


「今日みたいに戦うということですか?私は病院に勤めてますし休みの日はポーションを作ったりしなければならないのであまり空いてないんですけど」


「大丈夫です!ご迷惑はおかけしません。テントを持ってきてありますし食料は山で調達してきます!手ほどきも1週間にいっぺんで大丈夫です!」


「はあ、病気にならないように気をつけてくださいね。それじゃあ1週間後にお会いしましょう」


全く物好きな人たちがいたものだ。アレキムリア聖王国ってこの前喧嘩しに行ったバルド竜王国の西側にある国だよね。確かバルド竜王国と同じぐらいの広さの国だったと思う。


何とかいう神様を絶対に信じてる国だよね。なんか危なっかしい感じがするなあ。あとは分からないわね。敵意のようなものは感じなかったので放っておいても大丈夫かな?


せっかく1週間にいっぺんだけど戦うのだからこちらも戦術のお勉強をした方がいいかな。う〜ん。考えてみよう。

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