第75話□竜王国の謝罪
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一応ジャッジメントで決着が着いたので私は城を出てゴーレムたちを回収して自分の家に帰ることにした。
ミームちゃんとミーミルちゃんはどこかしら?きっとこの街で買い食いしてるのね。
2人の力だと200キロメートルを1回で飛べるのかな?私は少し高い塔があったのでその上で待つことにした。
何か嫌な予感がするのでステータスを見てみることにした。
「ステータスオープン!」
レベル83、魔力値14528、聖女、殲滅姫、破壊者、地獄の呪術審判
何これ〜地獄の呪術審判!またすごい二つ名が増えてる。まあ確かにずっとあの苦しみが続くからもう呪いと言っていいわね。う〜ん。まあいいか。私のステータスを見られる人なんて滅多にいないからね。
「セイー見て見てポテトチップスとチョコチップスがあったわよ。なかなか美味しいわよ!」
「セイ様大きなホールケーキを見つけました。これは食べ応え満点ですよ!」
「2人とも美味しいものが見つかってよかったわね。帰る前に聞きたいんだけど2人は転移の羽でどれくらい飛べるの?」
「私は100キロメートルかな」
「私も同じですわ」
「それなら一緒に帰った方がいいわね?行くわよ」
「「はーい」」
リンドブルム病院に着いた。半日で終わったのでこれから病院に出勤することにした。 だがその前にこのたくさん落ちているワイバーンを片付けてしまおうと思う。
「エリアウェイクアップ!」
みんな起きてすごすごと南の方へ飛んで帰って行った。これで通常勤務ができるわね。病院に行くとお昼だったので食堂に行ってみたら3人の司教さん達も来ていた。
「聖女様ご無事で何よりです!」
「はいご迷惑をおかけしました。何とか話をつけてきました」
今日の午前中にあった事を3人に話した。
「たった数時間で王都を1人で落としたという事ですよね?それって物凄い事なのではないですか?」
「そうかな?魔王軍よりは弱かったわね。誰も殺さずに済んだから」
「··········それではバルド竜王国は後で謝罪に来ますね?」
「さあどうですかね?多分来るとは思いますがね」
「聖女様は凄いですね。私にはとても真似できません」
「せっかく始めた病院やホテルを壊されてなるものですか。午後からの診察は頑張りますね」
バルド竜王国王宮
私は宰相のアルベルトだ。昨日聖女が乗り込んで来て王宮全体に魔法をかけて行った。おかげでのたうち回っている者が23人もいる。
罪状があるかどうか聞くと確かにあるのだ。金を取った者は謝罪して金を倍にして返したら痛みが止まった。だがその後聖女の悪口を言ったら10分以上激痛でのたうち回っていた。
誘拐された者には謝罪して仕事内容や期間によって稼げる額の2倍を出したら痛みが治まった。
一番多いのはハンス王子で次が王様だ。この2人はまだ謝罪と賠償を続けている。
まったく聖女は何ていう魔法をかけて行ったんだ!だがそれが全部当たっているから恐ろしい。
私としてはこれを機会に王や王子がまともになってくれたらこの国の評判はもう少し良くなると考えている。財政の面でも2人の浪費がなくなれば国が良くなる。そのように考えたら今回の聖女の件はありがたいの一言につきる。
しかしハンス王子の場合はさらって来て愛人にしている者については2倍程度の賠償では納得しない。最低でも5倍は要求される。王妃は政略結婚だからまだいい。だが愛人は全てここで帰ってもらう予定だ。
明日になったらほとんどの謝罪と賠償は終わるので聖女の所に行かなくてはならない。はて何を差し出したら良いものか?
聖女に手を出すなと申し上げたのだが聞き入れてはもらえなかった。だが結果としてはこれからこの国はうまく発展していけるのではないかと思う。
そうだ。王や第2王子がまともになるのなら第1王子のヨアヒム様に帝国から戻ってきてもらおう。我が国唯一の常識派だ。2人がまともになってくれると分かれば3人で手を取り合って行けるかもしれない。
「はぁーはぁーアルベルトーはぁーはぁー苦しい!水をくれ〜」
「はぁーはぁーくそー聖女め!うぎゃー!!うぐああああー!!」
ドスン!バタバタバタバタ!
ハンス王子はまだ聖女を悪く思う 元気があるんだな。思っただけで 今までの数倍の苦痛が襲ってくるらしいのだがある意味感心する。
2日後リンドブルム病院
「院長!バルド竜王国からお客様がみえております。応接室までお願いします」
「分かりました」
応接室に行くとバルド王国国王とハンス第2王子と宰相さんが立って待っていた。
王様と王子は随分やつれて人相が変わってしまっている。白髪まみれで肌もカサカサしわしわだ。これだけ疲れてるところを見るとよほど悪さが多かったのか?私への悪意が強いのか?または両方かだな。
宰相さんから話があった。どうやら2人とも謝罪と償いはしてきたようだ。ということは私が最後になるのかな。
「聖女様この度は我々の愚行でご迷惑をおかけし誠に申し訳ありませんでした。深く謝罪いたします」
「私も身勝手な振る舞いをして大変申し訳ありませんでした。深く反省しております。すみませんでした」
王様と第2王子から謝罪の言葉があったので謝罪を受け入れることにした。
「分かりました。謝罪を受け入れます。もうお帰りになっていいですよ」
宰相さんが話しだした。
「いえまだ償いが終わっておりません。我々としましては竜王国金貨か土地でお支払いしたいのですがいかがでしょうか?」
「こちらには実害が出てませんので謝罪だけで十分です。どうぞお引き取りください」
「いえいえそうは参りません。他の人にも同じように償いをしましたのでどうぞ聖女様もお受け取りください」
この手の人たちとはあんまりお付き合いしたくないので早く帰ってほしい。だけどなかなかこの宰相さんは粘りますね。何か狙いがあるのでしょうね?
「お金はそんなに困っておりませんし土地も帝国から50キロ四方もいただきましたので」
「んーそれでは鉱山の採掘権などはどうでしょうか?」
「鉱山いただいても私は掘ることはできませんので。随分色々勧めてくださいますが何か私にしてほしい事があるんですか?」
「あはははは····すみません。聖女様におかれましては全てお見通しですね。私共の国は竜王国です。実は聖女様がお使いになってるあのワイバーンゴーレムが欲しいのです」
あーなるほど!確かに生きてるワイバーンより速かったからね。
「なるほど。作ってあげてもいいのですが核がないとできないんですよ。こういう物です。これはロッドレイ王国の遺跡で見つけた物です」
「なるほど。それではですね········」
その後宰相さんと話し合いをして宝石の鉱山をもらうことになった。遺跡調査をするのでその核があったら竜王国にワイバーンを作って欲しいという依頼だった。
もらわないと納得してもらえないので謝罪として鉱山をもらった。後は依頼として核があったら半分くれるので半分はワイバーンゴーレムを作ることで承諾した。
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