第70話□魔王軍の転移攻撃
いつも誤字の指摘ありがとうございます。気をつけて見ていきます。よろしくお願いします。
よく考えたら自分の家を建てるのを忘れていた。それに道があまり良くないから整備したい。
しばらく病院に住んでもいいかなとも思うがまだ病院ができるまで3週間以上あるのでこちらもお願いしてみようかなと思う。
そうだ!王国にある家をこちらに持って来たら特に家を建てなくても大丈夫じゃないか!
私は早速王国に移動した。家をマジックバッグにしまい鉱山を見ようとしたが人の気配に気がついた。
「誰?!」
ドッカーン!
とっさにプロテクション3層を張った。今の衝撃はものすごかった。絶対に魔王軍だな!
「ちっ!決まったのに怪我一つしてねえ!」
「続けて攻撃だニャ!」
ドッカーン!ズガーン!
なんでこんな至近距離から攻撃されるんだ。衝撃が激しくてたまらない!全方向にプロテクション3層を張った。なるほど近くに気配がないと思ったらいきなり現れるのは転移してきてたのか!
プロテクションを自分の体の周りと全方向に二重にして張ってあるのでもう相手の攻撃は届かない。
なるほど。2人組で転移してきて 攻撃を仕掛けてきてるのか。すぐに相手は消えてしまうのでどこに戻っているのか全く分からない。
これじゃあここに現れたところを狙うしかないわね。消滅魔法ストロングバニッシュで迎撃することにした。
相手は現れて魔法を打つとすぐ消えるが1秒くらいは私のそばに来ている。そこに向けて消滅魔法を放った!
「ストロングバニッシュ!」
「ぐぎゃー!」
あ、当たった!こいつら私の死角から攻撃しようとするのですぐに振り向けるようにしてある。
ドッカーン!ドッカーン!
「ストロングバニッシュ!」
「うあー!」
「ストロングバニッシュ!」
「ぎゃー!」
「ぐああー!」
4組ほど倒したら攻撃がやんだ。どうやら諦めたらしい。
「撤退ニャ!あんなに技の発動が早いとは思わなかったニャ!」
「せっかく考えた方法だったのに大した成果もなしだな!」
「当たったのに!仕方がない引き上げね!」
まったく王国に来るとろくなことがないわね。魔王軍も私の手がかりは王国にしかないと思ってこの家に張り込んでるのよね。
帝国の方の病院が有名になって私がいるとわかったら魔王軍は大挙して攻めてくるんじゃないかしら。うーん。これは考えものね!
この襲撃の後鉱山で魔鉱石と宝石を採取して帰って来た。テウル市の宿を引き払ってリンドブルム平原に来た。王国から持ってきた家を平原の川の近くに建ててみた。
「セイーようやくこっちに住むことになったのね!」
「うん」
「しかしなかなか殺風景なところですわね」
「うん。本当に何もないわね」
近くでは病院とホテルの工事が始まっている。もうすでに土台の方はできている。
少し離れたところの世界樹の様子を見に行ってみた。なんと高さ20メートルほどになっていた。葉を採取して家に帰って来た。
「ねえねえセイーお菓子屋さんはないのー?」
「ないねー草ばっかりね」
「セイ様私の生クリームはどうしますの!」
「うーん。ないねー」
「そんなの寂しすぎますわ!」
「病院やホテルが軌道に乗ったら住みたいっていう人も出てくるかもしれないわね。それまでは買いに行くしかないかな」
2人の妖精はあーでもないこうでもないと文句を言ってどこかへ飛んで行ってしまった。
私はドラゴンゴーレムを出して道を整地することにした。
「あなた達はこの道をもう少し広く平らにしてちょうだい」
「ガウ!」
ドスンドスンドスンドスン!ドスンドスンドスンドスン!
西と東からワイバーンゴーレムが来た。ミームちゃんとミーミルちゃんね。何をやってんのかしら?
「西には100キロメートルくらい行くとアンカノという町があったわ。そこにはお菓子もたくさん売ってたわ。買ってきたわよ!」
「東100キロくらい行くとアメトリスという町がありました。生クリームをいっぱい買ってきましたー!」
「「イエーイ!きゃははははー!」」
問題が解決したみたいで良かったわ。なるほど100キロメートル行くと町があるのね。毎回ワイバーンゴーレムで飛んでいったら騒ぎになるといけないのでフェンリルゴーレムも1体ずつ渡しておいた。
あと2人には私が使っているのと同じマジックバッグを渡しておいた。2人の魔力でも大型ゴーレム2体ぐらいなら入るでしょう。
私はオスカー様に道路の整備のお願いをしにいった。その時に壁を作った方がいいという話になり高さ3メートルの壁を作る事になった。
病院やホテルに行くには道なりに行けば行けるようになっている。 ここも私の土地だが比較的自由に入れるようにしてある。
この壁は私の土地を囲っているので家のある方には門を開けないと入れないようにしていくつもりだ。
お金が追加で金貨1万枚かかるので渡してきた。これで使った金貨は14万枚になり残りが17000枚になった。
まあもともと盗賊を退治した時に手に入れたお金だからなくなってもどうということはない。元に戻っただけだ。
家がある方の壁の内側は薬草畑や果樹園にするつもりだ。少しずつだが薬草畑は広げている。
「ここは誰もいないから本当に一軒家ね」
「そうだけど工事をする人の仮設住宅がいっぱい立ってるからそれほど寂しくはないわね」
「セイ様はのんきですわね?それにしてもこの家を使うのは初めてですわね」
「そうね。これからは3人で暮らすから楽しいわね」
ドンドンドン!ドンドンドン!
「聖女様怪我人です!お願いします!見てください!」
「はい!すぐに行きます!」
仮設住宅の外の階段の下に転がっている人がいた。これは?酔っ払って階段から落ちたのかな?頭を打っているから意識がない。額の傷と右腕が切れている。危ない状態だわ。
「ハイヒール!」
「うおっ!あれ?俺はどうしたんだ?落ちたのか!」
「バカヤローお前酔っ払って階段から落ちたんだよ!聖女様が助けてくださったんだ」
「ううっすみません!」
「安全に飲んでくださいね。代金はなしでいいです」
「すみません」
やはり通信機能が欲しいわね。とすると冒険者ギルドがいいんだけどこんなところに作ってくれないかもね。
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