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第67話□土地をもらった!

いつも誤字の指摘ありがとうございます。気をつけて見ていきます。よろしくお願いします。

盗賊の討伐から3日が経った。今日はお願いしておいた盗賊のお宝の査定額が分かる事になっている。山程あったお金と財宝だからかなりの額になっているはずだ。


「こんにちはセイです。お願いしてあった査定額を聞きに来ました」


「いらっしゃいませ聖女様。はい、できております。まず銀貨が1526534枚、金貨が64050枚、装飾品が金貨58052枚になりました。金貨にしますと137367枚です」


「ものすごい額ですね。査定の方ありがとうございました」


「それから盗賊の懸賞金があります。頭目のゲルハルト以下75人分で金貨3258枚になります」


「これもすごい額ですね。それだけ悪さをしていたということですか」


「大盗賊団ミノタウルスはこの帝国で最悪の盗賊です!困っている人も数えきれないくらい いたんです。それを聖女様が一気に片付けてくれたので国の中もずいぶん平和になると思います」


「はあ、そんな悪い人たちだったんですね〜」


眠らせちゃったから強いも弱いもわからなかったわ。最後に出てきた強化人間がまあまあだったけどそれでも大したことなかったわね。


「盗賊の主だったものはすでに処刑されました!」


「なるほどー」


「それで感謝の意を込めてオスタルコル皇帝が報奨を授けたいそうですよ。時間と場所はここに書いてあります」


「ええー!皇帝がですか!んー分かりました」


皇帝が報奨を授けると言っても王国の時みたいに嫌な感じはしないわ。こちらの貴族もこの間会った感じではそんなに嫌ではなかったわ。今回は行ってみようと思う。


それにしても今までの手持ちの金貨16000枚を加えると合計156625枚って前の世界で言えば1500億円以上ってことになるわね。もう大富豪じゃない。


一生何もしなくても生きていけるぐらいのお金はできたわ。しかしこんなにお金あるんならなんか皆さんのためになるようなことを一つぐらいできないかしらね。うーん。2人に相談してみるかな。


ホテルに帰り2人に意見を聞いてみた。


「ん〜?みんなの役に立ちたい〜?んもーセイは今でも十分人の役に立ってるじゃないのー」


「それはそうなんだけど。 こんなに金貨がいっぱいあるんだったら何かしらに役立てたいじゃない?」


「セイ様全部生クリームにしてはどうでしょうか?」


「ミーミルちゃん真面目に答えてね」


「それではセイ様は今のお金を元にしてもっと儲けたいとおっしゃるのですね」


「うっ!そうか!生クリームなんて言われたからつい反対してしまったけど、ただ使うだけじゃダメって私自身思ってるのね」


「その上で人の役に立ちたいということですわね」


「そうね。何かないかしら?」


「そんなの簡単じゃない。セイしかできないことをやればいいのよー」


「そうですわね」


私しかできないこと。そう言ったら治癒の仕事しかないじゃない。そうか自分の病院を建てて治癒の仕事をすればいいわ。


「分かったわ!病院を建てて治癒の仕事を頑張るわ!」


「え?治癒の仕事!そ、そうね!それが一番似合ってるわね!」


ん?私と言ったら治癒の仕事しかないでしょうに?なんでこんな不思議な顔するの?


「ひょっとして私と考えが違った?」


「病院がだめでしたら殺し屋なんかいいと思いますわ。あ、破壊者でもいいですわね!デストロイセイ!格好いいですわ!」


「ぐっ!あなたたちは私を殺し屋とか破壊者だと思ってるのね」


「そんなことないわよ!聖女様よ聖女様!」


まさか!


「ステータスオープン」


レベル83、魔力値13048、聖女、聖戦士、殲滅姫、破壊者


ガーン!ミーミルちゃんの言う通りになってるー。破壊者だなんて私が何でも壊しちゃう凶暴な人みたいじゃないの!


まあたった1日で1000人からなる盗賊団を全て捕縛したんだからある意味壊してるわね。


2日後


今日は帝都で報奨式があるのでもらったピンクのドレスを着て皇帝の城までやって来た。マジックバッグは腰についている。


「治癒士セイと申します。お招きにより參上しました」


「これは聖女様こちらへどうぞ」


すぐに中へ通され応接室に入ることになった。この後は謁見の間で報奨を受け取ることになるのだそうだ。


時間になり案内の人に部屋の前まで連れてきてもらった。この案内人は第1皇子のロナルドさん!ドアが開きファンファーレが鳴り私の名前の紹介があった。


「聖女セイ様御入来です」


パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ


大きな拍手で迎えられた。両脇には貴族の皆さんだと思われる人たちがたくさん並んで拍手していた。これだけ拍手されるとなんかむず痒いわね。


ロナルド第1皇子が前に進むように言ってくれたのでその通りに皇帝の前まで進み出た。深々と礼をすると脇で立っている司会進行の人が説明をし始めた。


「この度聖女セイ様が我が国に巣食うミノタウルス大盗賊団の者を全て捕らえエルフ領自治区の者をお救いくださりました。よってここに感謝の意を込めて記念品を送ります」


皇帝が下まで下りて来てくれ勲章を渡してくれた。私は前に出て礼をしてそれを受け取りまた元の位置に戻った。大きな拍手が鳴り響く。その中を第1皇子に連れられて私は退出した。


この第1王子ロナルドさんは嫌味な感じもしないし感じのいい人だわ。この後は皇帝に会ってから祝勝会なるものが予定されているそうだ。すぐに皇帝との面会は始まった。


「セイ殿今回は本当にご苦労様でした。それで褒美は何がいいのかな?」


「褒美は先ほどいただきましたが?」


「あれはただの印だ。これからが本当の褒美だよ」


「それでは1つお願いがあります。私はこの帝国で病院を始めたいと思っています。ですので自然豊かで空気のいい場所を紹介して欲しいのです」


しばらくして宰相さんが話してくれた。


「ふむ。それなら良い場所がありますぞ!この帝都の東200キロメートルのところにリンドブルム平原というところがあります。あまり開発はされていませんが中々自然豊かで良いところです。ルビアという大きな湖が目印になると思います」


「それではその辺りの土地を購入したいのですが手続きはどうしたらよろしいんでしょうか?」


「それでしたらジークフリード様ルビア湖の北50キロメートルは聖女様の土地という事にしてはどうですか?」


「ふむ、それは良い考えだな。聖女様、今回の報奨はそれでよろしいですか?」


「あのールビア湖ってどれくらいの大きさなんでしょうか?」


「大体東西に50キロメートル南北に30キロメートルというところですかな」


それじゃあ私のもらえる土地って50キロメートル四方の広さになるんじゃないの。ちょっともらいすぎじゃない。


「そんな広い土地もらいすぎじゃないですか」


「誰も住んでおりませんし聖女様がこれから開発してくださるんなら国としては喜ばしいことです。 この土地をもらったからと言って帝国の家臣になるとかそういうことはありませんので気にせずもらってください」


「はあ、ありがとうございます」


なんかちょっと悪い気がする。でも誰も住んでいないんだったら私が開発するんだったらいいかなと思ってしまった。

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