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第56話□刺客

誤字の指摘ありがとうございます。気をつけて見ていきます。よろしくお願いします。

「ステータスオープン」

レベル81、魔力値11035、聖女、聖戦士、殲滅姫


魔力値が増えてるわね。蘇生魔法で鍛えられたのか。


冒険者ギルドで預金額を確認したら金貨8500枚になっていた。ん?3000枚多くなっている。


「あのーすみませんこの金貨3000枚は何処から振り込まれたんですか?」


「ロッドレイ王国からですね」


こんなの貰ったらまた王国に行く事になるわね。


「すみません。このロッドレイ王国からのお金は王国に送り返してください」


「よろしいのですか?」


「はい!すぐにお願いします!」


「承知致しました」


なんかギルド通信で帰ってきて欲しいなんて言ってきているが無視しよう。


一流宝石職人の仲間入りをしたアリスさんがいよいよ店舗を持つことになった。ここから金貨500枚をおろして私も協力しようと思う。


工房へ行くとアリスは次の作品作りにかかっていた。集中しだすと彼女は何も聞こえなくなってしまう。


「ア、リ、ス、さーん!」


「うおー!びっくりした。セイさんどうかしましたか?」


「どうかしましたかじゃないわよ。宝石店店舗はどうするんですか?」


「あーそうねー。何とかしなきゃねー」


だめだわ。これは何とかしなくては。


「相談屋さーん!お願いしますー!」


「はいはーい。どうしたの?」


ミームちゃんに宝石店店舗作成の手配と従業員の募集教育をしてほしい事を告げた。金貨10枚で引き受けてくれた。


ちなみに私とアリスさんとの契約は原石込で収益の3割が私、7割がアリスさんの取り分になっている。これがいいかどうかは分からないけど2人で決めたからよしとしよう。


よし、それじゃあ私は宝石の原石を取りに行って来よう。場所はロッドレイ王国ビオラの町の北の我が家だ。せっかく建てたのにあまり使っていない。


転移の羽で家に移動した。ここに来るのは宝石や魔鉱石を取りに来るときだけになってしまったわ。


ん?何か殺気を感じる!プロテクション3層を張る。素早く私の周りに10人ほどの猫獣人が現れた。


「ビュエル様!聖女が現れました!」


「分かっているニャ。お前達はグリラートとイタナーガを連れてくるニャ!」


こいつは変態セーラー服ふんどし猿女の子分の猫獣人だな。私を殺しに来たのか。


「今日こそは地獄へ送ってあげるわ」


「ふん!そんなに簡単にはやられないニャ!」


「ホーリーレイン!」


さすが魔王軍暗部!みんな軽々と矢を避けている。それなら数を撃つ!


「ホーリーレイン!ホーリーレイン!ホーリーレイン!」


「ぎゃー」

「うがー」


2人だけか。上からホーリーレインを落とし横からホーリーニードルを放つ!


「ホーリーレイン!ホーリーニードル!」


「うあー」

「ぐああー」

「ぐはっ」


あと5人か。


「2人はまだか?」


「来ました!」


「よしお前達は下がれ!」


「「「「はっ!」」」」」


なんかデカいのが2人現れた。さしずめ殺し屋ってとこかしら。1人は上半身が人で下半身が蛇。長さは10メートルくらいかな。高さは3メートルだな。もう一人はオーガかな。高さ4メートルくらいかしら。


「お前が聖女だな」


「···············」


「答えろよ!」


「これから死ぬ奴に名乗っても仕方がないでしょ?」


「凄い自信だな。むっ!」


フェンリルを2体出して前衛にした。いつも相手をしている将軍クラスの相手だと分かる。オーガとナーガだったかな。再生はしないと思うので斬る事にした。


「ホーリーウェポン!」


大剣を10本出して斬りつけてみた。ナーガは魔法を放って来た。これは毒かな。でも私にはとどかない。フェンリル達はいい具合に相手を防いでくれている。オーガは硬くて切れなかった。ナーガは尻尾を斬ってやった!


「おのれ聖女め!俺の尻尾を斬りやがってー!」


「強いぞ挟んでいくぞ!」


「おう!」


うまくフェンリルたちが間に入ってくれているので相手に挟まれることはなかった。この間に消滅魔法を放つ。


「ストロングバニッシュ!」


「ん?なんだ?俺の尻尾が無くなった!うがー!」


「何が起こった!?これが消滅魔法?くらえー!」


オーガは長い槍を投げてきた。うお!プロテクション3層にヒビが入った!何ていうバカ力なの!


「ストロングバニッシュ!」


こちらの魔法と同時に大剣が飛んで来た!だが今度はこちらの大剣が私への直撃を防いだ!


オーガは左腕を失った。しかし右手で大岩を抱えて突っ込んできた。私は消滅魔法を放つが大岩で止められてしまった。


「ストロングバニッシュ!」


もう一度消滅魔法を放った!


「ストロングバニッシュ!」


相手の腹から下が消えた。オーガはうつ伏せに倒れた。さっきプロテクションにヒビが入ったがそこから毒が体に付着した。


「解毒魔法テトキシフィケーション!これで大丈夫かな」


ナーガはフェンリル達にトドメを刺されて息絶えたようだ。オーガが何か言っている。


「ほんとに強えなゲホッゲホッ!これで一族の再興もパーだな。ぐええええー」


「魔王達にいいように使われたね。じゃあね。ストロングバニッシュ!」


オーガは消滅した。猫獣人は何処に行ったんだ?あいつは逃げ足だけは速いな!気配がないな?いないのかな?もう少し探してみよう。


ロッドレイ王国国境の草原


な、何とか逃げ切れたニャ。なんだあの消滅魔法って言うのは?当たったら体が消えちゃうニャ!怖すぎるニャン!


「転移の羽を使ったのに10キロメートル位しか飛べなかったニャ。あれはサルエル様!」


「ビュエルどうだった?ウキキ」


「聖女は化け物ニャン!消滅魔法にあたったら体が消えるニャン。グリラートの攻撃でもプロテクションは破れなかったニャン。イタナーガの毒はとどかないニャン。届いてもすぐに解毒されてたニャン········あんな奴どうやって倒せばいいニャ·····」


「それほどか!」


「前に戦った時とは比べ物にならないニャ。ゴーレムも強力で今日はフェンリルが2体だけど恐ろしく頑丈ニャ。隙がほとんどないニャ」


「うーん。まあ落ち着けウキキキ。相手も生き物だ。必ず弱点はあるウキキ。それを探そう!ウキキキ」


「···············」

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― 新着の感想 ―
[良い点] > 「これから死ぬ奴に名乗っても仕方がないでしょ?」 強者ムーブがすばらしい!
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