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第44話□決戦不死王ユリム軍団

誤字の指摘ありがとうございます。気をつけて見ていきます。

魔王領南部前線基地


「ユリム様全軍撤退とはどういうことなのですか?」


「我らは順調に勝っていたはずですが?」


「タン ニドラ! キメホーレ!マーラリ!が討ち取られ2万の兵を失っておるのだぞ!」


「うっ!」


「聖女を討ち取らねば我軍は全滅する!魔王様にも申し訳が立たない!我らで聖女に決戦を挑むぞ!」


「「「「ははっ」」」」


オスタルコル帝国クファニム町


このクファニムの町に来てから1週間が過ぎた。患者さんの数もだいぶ減ってきたのでそろそろ次の町へ行ってもいいかなと思う。


今はこの国の騎士様の治療をしている。どうも魔王軍との戦いで右腕を失ってしまったようだ。上役の人と一緒に私の治療を受けに来ている。左腕を見せてもらい腕を再生していく。


「エクストラヒール!」


「おおおっ!腕が再生していく!ロナルド様これはすごいです!」


「これは奇跡だ!こんな治療は見たことがない!」


いつも通り黄金の光も収まり腕が再生できた。


「これで治療は終わりです。少しずつ腕を慣らしていってください」


「ありがとうございました。これでまた剣が握れます!」


「聖女様!素晴らしい治療でした。お礼を申し上げます」


「いえ私はただの治癒士ですよ」


「腕を再生できる治癒士など今までに見たことがありませんよ。聖女と呼ばれるのは喜ばしいことではないんですか?」


「うーん。まあ良いことはないですから」


「ですがあなたが魔王軍を倒している方なのでしょう?」


「やらなければ殺されますからね。それに私は魔王軍の抹殺対象ですから。まあ私にとって魔王も王族も貴族も同じような物です。次の方どうぞー」


「え?············」


治癒室前廊下


「魔王も王族も貴族も同じってどういうことなんだ?」


「皇子!それは王族や貴族が魔王軍と同じくらい嫌だって事ですかね?彼女は王国出身らしいですよ?」


「となれば王国でよほどひどい目にあったということだな。これでは皇帝たる父上の誘いなんて乗るわけがないな」


「あの調子では絶対に帝都になんて来ませんよ。ここの治療も無償でしていると聞きました。素晴らしい方なのに!」


「うーん。何とか褒美を与えたいものだ。父と相談してみるか」


町長さん宅


患者の数も減ったのでこの町を出ることを伝えた。町長さんの情報ではここより北にフカレンという町がある。しかし、かなりやられてしまったのでとても住人は減っているということだった。とりあえず最後の治療なので行ってみることにした。


フェンリルゴーレムに乗って移動を開始した。1時間もすると目的にしていたフカレンの町に着いた。


「あらー本当に人が居ないんだ!」


「セイ様!ここに居てはいけません!」


「お菓子が無いから?」


「ち、ちがいます!魔王軍が来ますー!」


あらー珍しいわね。ミーミルちゃんが仕事するなんて!あの様子だとしばらくしたら攻めてきそうだわ。この町に迷惑がかかるといけないのでもっと北上することにした。


「ねえねえセイーこんなに北に来るともう魔王領よー!」


「いいのよ。南に行くと帝国の人に迷惑がかかるわ。あなたたちも どこかへ隠れていて」


「気をつけてねー!」

「勝利を祈っております!」


そこは一緒に戦うわ!とかいうところでしょ?さっさと逃げるんじゃないわよ。まあ2人とも戦闘力はないからしょうがないかー。でも私だって戦闘職じゃないんだよね。


私はフェンリルゴーレムとワイバーンゴーレムと地竜ゴーレムを5体ずつ出した。


さすがミーミルちゃんの予測は当たる。前の方に魔王軍が100体ぐらい見える。あれが今度の相手だろう。何だろうあのでっかいスケルトンは3メートル位はあるな。他のもなんか強そうだわ。


私は追加でフェンリルゴーレムとワイバーンゴーレムと地竜ゴーレムを5体ずつ出した。更にドラゴンゴーレムを5体出す。


あの巨大なスケルトンは私が相手をするとして他のはゴーレム達で何とかしてもらわねばならない。あの前にいる4体は将軍かな?ということはあの巨大なスケルトンが四天王か?


敵とゴーレム達が接触した!すごい音と共に土ぼこりがたち激しい戦闘が開始された。


ドラゴンゴーレムに前にいる将軍たちを相手にするように指令を出した。他の個体もいつもより強いように思う。フェンリルゴーレム やワイバーンゴーレムがすぐにとどめをさせないでいるので時間がかかるだろう。


「それにしてもどうやって私を見つけたんだろう?スパイでもいたのかな?」


「何で聖女は俺たちが来るのが分かったんだ。もう完全に戦闘態勢に入ってるじゃないか!」


「うーん。分からん!それにしても何でドラゴンゴーレムがいるんだよ!」


3分後に私は敵の大将と激突した。


「私は魔王軍四天王不死王ユリム!聖女よよくも今まで私を苦しめてくれたな。今日こそ引導を渡してやる!」


「それはどうも全員まとめて浄化してあげます!エリアセイクリッドサンクチュアリ!」


いつも通り自分の周り半径100メートルを強力な聖域で覆った。これで向こうの兵隊たちにとどめがさせるだろう。


「むっ!これが聖域か!だがこれくらいでは私は参らんぞ!」


「ホーリーウェポン!」


10本の大剣を出して四天王に斬りかかる!更に杖を出して攻撃魔法を唱える。


「ホーリーレイン、ホーリーレイン、ホーリーレイン、ホーリーランス、ホーリーランス、ホーリーランス、エリアターンアンデッド!エリアターンアンデッド!」


さすが四天王だ。これくらいでは参らないらしい。四天王ユリムの闇魔法が飛んでくるが聖域の中ということもあってあまり効いていない。


大剣で切りつけて傷を負わせているがすぐに再生してしまう。不死王とか言ってたし再生には自信があるのだろう。私は消滅魔法で攻める事にした。


「ストロングバニッシュ!」


杖から太い金色の光の束が飛んでいく。不死王ユリムの左半身を消滅させた。


「うおー!なんだとー!こ、これくらいで参るか!」


うわーまだ再生している。何というしぶとさだ。もう一回消滅魔法をかけよう。


「ストロングバニッシュ!」


「ぐあああ········まだだ。こんなことでくたばっていては魔王様に申し訳がたたん!」


それどういう理屈なの?もう頭しか残ってないのに?また再生し始めている!相手の口から黒い鋭い矢が飛んできて私の腹に突き刺さった。


「うっ!プロテクション3層を貫くとは!」


まずい!お腹がどんどん紫色になってくる。早く解毒しなければ!


「テ、テトキシフィケーション!」


「はーはー何とかなった!」


私の防御を破るなんて変態セーラー服ふんどし猿女以来だわ。四天王侮れないわね。相手はどんどん再生している。もう2、3回消滅魔法をかければ消えるかな。

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