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第29話□聖女の力

なかなか誤字が減りません。何度も見直します。よろしくお願いします。

家については依頼を終了しているので後は待てばいいだけだ。出来上がりが近くなったら家具等を揃えようと思う。それまではラビット亭に宿泊する予定だ。


また魔王軍が攻めてくるかもしれないので戦力の補充をしておこう。この前の戦いを見ていた限りではやはりドラゴンが強力だと思う。


そこでレッドドラゴンをもう2体作ることにした。作ると言っても こいつは高さが20メートル位になるのでやたらな所では作れない。冒険者ギルドの訓練場で作ってこようと思う。


あとは最近治癒魔法を使っていないのでどこかで使いたい。とりあえず冒険者ギルドに行って募集がないかどうか見てみよう。


冒険者ギルドで掲示板を見たが治癒の募集はなかった。訓練場に行ってゴーレムを作ろうと思う。人が何人かいるが端っこの方で作らせてもらおう。


ゴーレムの核を出して金属を出し魔力を込める。今回もイメージ通りレッドドラゴンができた。


「あ、あのーこのドラゴンは何なんですか?」


「え?ただのゴーレムです」


知らない冒険者に話しかけられるが適当に返事をしてすぐにマジックバッグにしまいもう1体作る。


周りの冒険者が口を開けて見ているが気にしないでどんどん作業を進めた。


「このゴーレムは訓練にも使えるんですか?」


「え?まあ使おうと思えば使えますね」


終わったのですぐにマジックバッグしまった。この冒険者は何がしたいのかな?


「ドラゴンゴーレムと戦ったら死んじゃいますよ。やるならこれなんかいいかもしれません」


そう言ってフェンリルゴーレムを1体出した。


「これはフェンリルですか!」


「はい。やってみますか?」


「ぜひお願いします!」


この冒険者はC級らしい。フェンリルゴーレムには押さえつけるまでと噛む前までで止めるようにと寸止め指令を出してある。


やはりC級ではすぐに組み伏せられていた。なんかみんな並んでるんですけど。私も暇なので1時間位付き合った。分かったのはB級でも負けると言う事だった。私はゴーレムをしまい訓練場から引き上げた。


しょうがない治癒士ギルドに行って募集がないかどうか見て来よう。確かこの近くに有ったはずだ。


治癒士ギルドは特に混んではいなかった。すぐに私の番が回って来た。


「今日1日治癒士の仕事をしたいのですが何かありませんか?」


「治癒は何が使えますか?」


「エクストラヒール、エリアヒールならできます」


受付嬢がフリーズしている。やっと再起動した。


「え!えー魔力値はどれくらいなんですか」


「ステータスオープン。魔力値4238です」


あっレベルも上がっている。41になっている。狼獣人と戦ったからか。


「うそー!そんな人間いるわけないでしょ!!でも数値はそう出てますね!···········」


これは多いと言う事なのかな。そういえば召喚のときにあいつらは700くらいとかで威張っていたな。まあそれよりは多いけど。そんなに驚く程なの?


「あの、これって多いんですか?」


「はい大司教様でも800くらいです」


「あなたもしや聖女様ですか!?」


「えー!絶対に違います!ただの治癒士です!」


中央にある病院に行くように言われた。これで治癒魔法が使える。10分位でセントラル病院に着いた。あれ?何か貫禄のあるおじさんが3人も出迎えてくれた。人違いじゃないのかな?


「治癒士ギルドから派遣されたセイです。今日1日よろしくお願いします」


「あなたがセイさんですか。お待ちしておりましたよ。さあこちらです」


なんかやけに丁寧だな。ひょっとして期待されているのかな?連れて行かれたのは重傷者患者のいる病棟だった。


「セイさん。この方の治療をお願いします」


この方右腕が肘からなくなっているおじさんだった。左腕を見せてもらいイメージできたのでエクストラヒールをかけた。


「エクストラヒール!」


まばゆい光と共に右腕が新しく生えてきた。しばらくすると光は収まり右腕は回復した。


「先生!ありがとうございます!もうだめだと諦めてたんですがこれでまた働けます〜」


「よ、良かったですね」


「セイさん次はこちらです」


今度の人は両足がないおばあさんだった!これは困った!どんな足なのかイメージできない!


「あのこれだとどんな足なのかイメージできないんですけど」


「娘さんなら来ていますよ」


娘さんの足を見せてもらいエクストラヒールで両足を再生させた。ちょっと若い足だけどまあいいわよね。泣いて感謝された。


「セイさんまだ大丈夫ですか?」


「はい全然平気です」


次の患者さんは石化した冒険者だった。石化の解除は確かキュアストーンだったな。


「キュアストーン!」


一瞬にして元に戻った。なるほどこんなふうに治るのね。冒険者は混乱していたが仲間の皆さんと共に喜んでいた。


こんな感じで10組程治すとちょっと疲れてきたので特級マジックポーションを飲んだ。


「セイさんそのポーションはどうしたんですか?」


「これは私が作って冒険者ギルドに卸している特級マジックポーションです」


「それは見たことがありませんねえ。治癒士ギルドには卸さないんですか」


「はい。冒険者ギルドの方が高く買ってくれますから」


「うん?!そうなんですか?」


「はい。王都でポーションを卸したら治癒士ギルドの方が安かったんでそれからは冒険者ギルドだけに卸しています」


「そ、そうなんですか?」


「はい、そうなんですよ」


なんか後で相談があるとかで院長室に呼ばれる事になった。この日は合計20組を治療して終わる事になった。


院長室に行くと治癒士ギルドの偉そうな人も来ていた。どうやらポーションを売って欲しいと言う相談らしい。


「冒険者ギルドと同じ額で買い取ってくれるならいくらでも卸しますよ」


「分かりました。それでお願いします」


なんか随分物分りがいいような気がしますねえ。なんで変わったのかな?


「何で急に高く買う事にしたんですか?」


「王都では誠に申し訳なかったです。成分は分かるはずなのに安く買い叩いたのはごくごく一部の不心得者の仕業です!けして全てがそうではありません!」


要するに私を軽く見ていたと言う事になる。全くよく言うよ。まあ普通に買ってくれるならいくらでも卸すと約束して月に2回は買ってもらえる事になった。


今日の治癒士としての働きは金貨1枚になった。多くないかな?これは私を認めてくれたと言う事のようだ。空いている時はお願いしたいとの事だった。私は久しぶりの治療行為をして気分良くラビット亭に帰って来た。


セントラル病院院長室


「あれは絶対に聖女様だな!」


「はい院長!絶対に間違いありません!あんな治療が20回もできる人なんかどこにもいませんよ!」


「うんそうだな。大司教様が何人いても太刀打ちできないな。手足の再生なんて初めて見たよ!」


「治療が完璧なんですよ!私は震えが止まらなかったですよ!」


「しかし聖女様のポーションを値切るなんて何てあほうが王都にはいるんだ!」


「まったくですね!」

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