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第25話□港町アリッサムでクラーケン討伐

誤字の指摘ありがとうございます。見直し頑張ります。

「ただいま戻りました」


「おう!ご苦労さん。それで盗賊の方はどうなった?」


「盗賊の方は全滅させ人質を解放してきました。お土産もあります!」


「その事なんだが·····本当はみんなで分ける物だが俺たちはあの時人質を見捨てようとしていた。それに動けたのはセイだけだ。だからそれはあんたの物にしてくれ」


「う〜ん、いいんですか?」


「この事はみんな承知の上だ。みんなあんたの慈悲深さに感心してるんだ!」


「え〜!?」


行ける手段があったから提案しただけなんだけどな。これ以上なんか言うと聖女様っていう言葉が出てきそうなので黙ってもらうことにした。


その後は事件があるわけでもなく 普通に過ぎて護衛任務を終えることができた。私以外の残りの2グループは帰りも同行するようだが私は残るので行きだけにしてもらった。


そしてここが港町アリッサム!かなり大きい街並みだ。ビオラの町と同じぐらいの大きさはあるな。


海を見ると砂浜はあるが泳いでる人なんて一人もいない。やはり魔物がいてそれどころではないのだろう。まあこれは想定内だわ。


魚は美味しいのが食べられるはずよ!大衆食堂のようなところへ行ってみたが閑散としている。聞いてみると沖合にクラーケンが出て漁ができないんだそうだ。


今できるのは貝を使った料理位だと言われた。そんな〜美味しい魚を期待してたのに〜。無いよりはマシなので貝を焼いてもらったり蒸し料理を作ってもらったりした。


宿をとってから西地区の冒険者ギルドに行ってみた。盗賊のお宝を引き取ってもらった。全部で金貨5枚と銀貨35枚になった。たくさん持ってきた銀貨は金貨12枚と銀貨45枚分だった。


ここには3つの冒険者ギルドがあるのでその分だけポーションを作ろうと思う。


クラーケンは憎たらしいが海にいるのでどうにもならない。ポーションを作ったら帰ろうかな。


今日は町をぶらついてみようと思う。なんか港の方が騒がしいな。行ってみると屈強な男達がみんなで声を揃えてクラーケンを倒そうと声をあげていた。


気持ちは分かるけど船を出しても攻撃力に欠けるんじゃないかな?でもこのままだとみんな生活に困るだろうし大変だね。


翌日私は薬草や魔力草を取りに西の森に来ていた。やはり浅い所にはあまりない。もう少し奥に行き大地に祝福を与えて薬草と魔力草を採取した。あとは宿でできる仕事になる。


西地区の冒険者ギルドに寄ってみたらギルドマスターに呼ばれた。なんで私を呼ぶんだろう?


「冒険者セイにギルドからの依頼がある。クラーケン退治に参加してほしい!」


「なんで私なんですか?私はC級ですが」


「そりゃあ魔王軍四天王を退けた実績があるからだ」


何処のギルドにも私の情報は伝わっているらしい。まあ参加する位ならいいかな。他にも高位冒険者はいるだろうから。


「別に構わないですよ。他に高位冒険者がいるでしょうから手伝い位なら」


「いや君が中心でやって欲しい!」


「ん~?なんでですか?」


「実質君が実力ナンバーワンだからだ!」


その後なんだかんだと言われて結局引き受ける事になった。どうも私は押しに弱い。


次の日大きめの船を用意してもらいクラーケンの出現区域に向かった。一緒に来ているのはギルドマスターとB級冒険者10人だ。


船には捕鯨用の銛が3つ付いているが後は何も無い。船にプロテクションをかけて保護しホーリーウェポンで切りつけるか。ゴーレムを作っておいたほうがいいかな。


全長20メートルの海龍を2頭作った。魔力を与えて船の両側を泳がせている。


「セイ!クラーケン退治なんて大丈夫なの?」


「ミームあなた付いてきたの!とっても危ないのよ」


「何を言ってるの私は勇気ある妖精なのよ。こんなのは平気なのよーん」


「死なないように気をつけてね」


ミームと話した後冒険者の皆さんには銛を撃ち込んでもらったり魔法を撃って攻撃してもらうように話した。


「クラーケンがいました!」


「ようし!全員戦闘配置につけ!それじゃセイ頼むぞ!」


私はワイバーンゴーレムを出して 鞍をつけた。飛び上がってクラーケンに向かった。 左右を泳いでいる海龍にはクラーケンに突撃するように指令を出す。直接言葉をかけなくても意識がつながっているように思える。こちらが心の中で考え呼びかけるだけで言うことを聞いてくれる。


私は空から魔法で先制攻撃をかけた。


「ホーリーランス!ホーリーランス!ホーリーランス!」


光の槍がクラーケンに突き刺さる。10本ぐらい刺さったところで私はホーリーウェポンで相手を切り刻むことにした。


「ホーリーウェポン!」


大剣を10本出して魔力の腕を伸ばしてクラーケンに切りつける。クラーケンの足がこちらを捕まえに来るが逆に大剣で斬られている。


海龍ゴーレムもクラーケンの足に噛みつき切り離している。ここまでやってみて、もはやクラーケンには勝機はないように思える。


船から銛が打ち込まれクラーケンを繋ぎ止めることに成功した。クラーケンは30メートルほどあるが船の方は100メートルはある大型船だ。そう簡単には沈まないだろう。


しかし今一つ決定打にかけるな。足を吹っ飛ばしたぐらいじゃまだまだ元気に動いている。クラーケンの弱点ってどこなのよ。何か上の方じゃない気がする。どっちかって言うと目とかがある下の方なんじゃないかな?


物は試しだ。 目のある辺りを狙ってみよう。 大剣でクラーケンの目の辺りを刺していった。すると目と目の間の辺りを刺した時にすごい反応があった。と同時にクラーケンは動かなくなった。どうやら目の間が急所のようだわ。


「うおーやったー!あのクラーケンを倒したぞー!」


「さすが鉄壁の聖女だ!」


まあそんなに苦労しないで倒すことができたわ。空を飛べるこのワイバーンゴーレムとクラーケンでは相性が良かったというべきね。


倒したクラーケンをそのまま引っ張って港まで持って行くことになった。ちぎれた足はマジックバックに回収しておいた。


私は甲板に着陸してワイバーンゴーレムをマジックバックにしまった。今回ゴーレムを3体動かしたがまだ魔力には余裕がある。


「後ろから何か大きいものが来ます!」


何が来るの?私は海龍達に体当たりするように指令を出した。するとほどなくして大きな水しぶきとともに本日2体目のクラーケンが出現した。


「ねえクラーケンて1体じゃなかったの?」


「こっちも初耳だ!とりあえず全速力で逃げるぞ!」


ズズーン!


船の後方にクラーケンの足が絡みついてきた。すぐにプロテクションを3層にして船に張り巡らした。


さすがにこのでかい船にプロテクションを張ったらちょっと疲れてきた。特級マジックポーションを飲んで魔力を補給した。


「ホーリーランス!ホーリーランス!ホーリーランス!」


クラーケンの目が見えないので真正面からホーリーランスを撃ち込んだ。10本ほど打ち込むと海の中に潜ってしまった。さっき仲間がやられたのを見ていたのかな。不用意に海上には出てこない。


海龍に噛みつくように指令を出した。海中でかなり暴れているようだ。しばらくすると海上へ飛び出してきた。私はなるべく下の方を狙ってホーリーランスを撃ち込んだ。これは長期戦になりそうだわ。



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