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第199話□アトラス対セイア

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

プロメテウス軍とセイア軍連合陣地


敵の出方が分からないがこれ以上プロメテウス軍を消耗させる訳にはいかない。だからしばらくバリヤーの中に入っていてもらう事にした。


セイア軍はバリヤーの後ろから敵を減らしていく作戦だ。相手がこちらと同数程度になったらプロメテウス軍を投入する予定になっている。


しかし相手もこちらを減らしたいのだから何か手を打って来るだろう。多分私をみんなから引き離すんじゃないかな。だけどそんな事はうちのミームちゃんとミーミルちゃんの2人が分からない訳が無い。私が離れても何とかしてくれるだろう。


「セイア様敵が迫ってますわ。かなり大きな神が来ます。後は天使みたいですわ。数は50!」


「あれは私が片付けます。ミームちゃん達は何とかここをしのいでください」


「分かったわー!」


ここで戦うと被害が多くなるので天使の羽を着けて飛んだ。本隊から1キロメートル位離れた所で敵と対峙した。


「私はアトラスだ。悪魔女王勝負だ!」


でかい!10メートル位はあるんじゃないかな。こんな奴がいるのか。羽根が6枚あり筋肉モリモリの神だ。


「私は悪魔女王セイアだ!行くぞ!」


アトラスはでかい斧を2本持って振り回して来た。凄い迫力だな。当たったらバラバラになるだろうな。


でっかい魔力のゲンコツを4つ作って殴りかかった。


ビュン!ビュン!ゴン!ゴン!ビュン!ビュン!ゴン!ゴン!


なんて硬いんだ。殴っても効きやしない。もっと先をとがらせないとダメだな。ドリルのように先をとがらせて殴ってみた。


ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!


「うおっ!」


これなら効くんだな。周りから天使たちが援護してきた。ええい鬱陶しい。


「ストロングバニッシュニードル!ストロングバニッシュレイン!」


「うわー!」

「ぎゃー!」

「ぐあー!」


当たった天使たちは落ちて行った。回復したのかアトラスがかかって来た。


ガキン!ガキン!ガキン!ガキン!


普通に受け止められるようになった。しかししぶとい奴だな。傷ついてはいるようだが回復してるのかもしれないな。天使達は相変わらず鬱陶しいし、まだ30人以上いるな。あまり時間をかけると本隊がピンチになるから早く片付けないと。


決定打を与えようとするとのらりくらりと逃げられてしまうのでやはり時間稼ぎをしているのが分かる。そうか!それなら本隊の方に引き上げれば追って来るだろう。そこをねらえば倒しやすいかな。本隊方に引き上げようとしたらアトラスが凄い勢いでかかって来た。


「ストロングバニッシュニードル!ストロングバニッシュレイン!ストロングバニッシュランス!」


「うぎゃー!」

「うぐっ!」

「ぐあー!」


あれだけ食らってもアトラスはまだかかって来た。それならここで倒してやる。天使達はかなり落としてやったから援護は来ないだろう。


「ストロングバニッシュランス!ストロングバニッシュランス!ストロングバニッシュランス!」


ドス!ドス!ドス!


「うむむむ!はあはあはあまだ20分しか経っていない。これではクロノス様に申し訳ないな。はあはあはあ」


あと天使は10人位かな。アトラスもかなり消耗したみたいだな。ここで勝負をつける!


魔力の腕の先でアトラスを突きにかかる。まだ斧を振る元気はあるようだ。あれ何かアトラスの体の色が黒く変化した!魔力の刃が通らない!


「私はここが頑張りどころだ!」


なんてしぶとい奴なんだ。私は攻撃を続けたが硬化したアトラスにはあまり効果がない。天使達はみな地上に落ちて行った。あとはアトラスだけなんだが何か手はないものか。


プロテクション3層で包んでみるか。こいつに窒息攻撃なんか効くのか分からないがやってみよう。これまでのように魔力の刃でやり合いながら接近する。


「プロテクション3層」


これで2人を包んだ。自分はアトラスから離れてプロテクションを小さくしていく。これで戦闘不能になればいいのだが。


「うぬう!これは息ができん!··········」


効果はあるみたいね。相手の動きが止まったのでこのまま本隊に帰る事にした。ええー!まだかかって来る。何でそんなに頑張るのかな?あんなクロノスのために?分からないわー。


また動きが止まったので今度は魔力の腕でつかんで投げてやった。地上に落ちて行ったからもう来ないだろう。40分もかかってしまった。


本隊に帰ると敵の猛攻撃を受けていた。しかし、プロメテウス軍はバリヤーの中にいて無事なようだ。サタンさん達4人はやはりバリヤーの中にいる。なる程、敵を少しずつバリヤーの中に取り込んで倒しているらしい。


それにしてはバリヤーの外に大怪獣がたくさん転がっている。これは接近する前にやられた連中かな。敵の残りは2500体位かな。


私は上空から的に向かって攻撃を開始した。


「ストロングバニッシュアルマゲドン!」


よし!投下!


ピカッ!ドガガガガガガガーン!ドッカーン!ドッカーン!


「ストロングバニッシュアルマゲドン!」


3回攻撃したら相手の数が減ったからか味方がバリヤーを解除して戦い始めた。あらーもう乱戦になってしまった。でも数は同じ位だから何とかなるかな。クロノスは何処かな?多分あいつなら一番後ろの方にいるだろうな。飛び上がって探してみた。


ああいたいた。今度は逃さないわよ。私はクロノスの後ろに降り立った。


「ここは危ない!早く下がるのだ!」


「クロノス今度は逃さないわよ!」


「ゲェ!悪魔女王!お前たちかかれ!わしのために時間を稼ぐんだ!」


私は大剣を10本出してお付の連中を切り倒していく。


ガインガイン!ザシュ!ザシュ!ガインガインガイン!ザシュ!ザシュ!


「さあ、もう護衛は居ないわよ!最後くらい自分で戦ったらどうですか?」


「うむむむー」


「それとも降参しますか?」


「誰が貴様などに降伏などするか!」


あれ消えた。転移したのか!まったくよくここまで逃げられるわね。ティターン神界に行ったのかな?

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