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第193話□神域訪問

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

天界襲撃3日後


セイアシティに大怪獣が100体現れた。いきなり100体現れたから対処が遅れた。


「天使の襲撃か!せめて来た奴は倒す!」


「待て悪魔女王!今日は話し合いに来た!」


「大怪獣を100体も連れて来て何が話し合いよ!」


「私の名前は大天使ミカエル。お前が上役をみんな殺してしまったので責任者をやっている者だ!」


こいつらは何をしに来たんだ?ミカエルって奴は白い羽根が3対生えている金髪美女だ。あとは人とあまり変わらない気がする。いや魔力量が凄い奴だな。


話し合いに来たと言う事だったので会議室に案内した。こちらも1人と言う訳には行かないので妖精3人組を呼んだ。


「それでそちらの2人は誰なの?」


「私は大天使ガブリエル。ミカエルの同僚よ」


「私は大天使ラファエル2人と同じ立場の者よ」


「私はセイア·シンジョウ悪魔女王。魔界で悪魔皇帝と並ぶ地位にある者よ」


「私はミーム·シンジョウ。セイアの部下よ」


「私はミーミル·シンジョウ。私もセイアの部下よ」


「私はムーナ·シンジョウ。セイア様に作られた者よ」


相手の3人は今の言葉に首をかしげている。まあ私が産んだと思われてもおかしくはないかな。まあそれは今は関係ないわね。


「それで話し合いの内容は何か?」


「これまで神の指令で魔界に攻撃を加えていたが今は誰もいないのでやめる事にした。だからそちらもこの前のお前の攻撃を最後に無しにして欲しい」


「············何その勝手な言い分は!元々そちらが攻めて来たから反撃しただけよ」


「ならばもう気は済んだのね。私達は天使達を育てるので忙しいので戦争している暇は無いのよ」


「まあまあセイア様はちょっと黙っていてくださいね」


何よミームちゃんどうするつもりよ。私は神の意向が分からないしまだ納得出来ないんだけど。


「神様がいないという事ですか?それならその様子を見せてください。見ればセイア様も納得しますよ」


「ふむ、なる程。神域を見せればよいのなら来るがよい」


結局サタンさんを入れた5人で見に行く事になった。サタンさんは先祖からの思い入れがあるのかいつもより真面目な顔つきになっていた。


私は4人を連れて天使がいた所に転移した。天使たちは先に着いていたようだ。さっそく神域に行くことになった。


「しかし派手に壊したね。神域に近い所はめちゃくちゃになっているね」


「偉そうな天使は顔が沢山あって私達とはかけ離れた姿でした」


「ねーねーお客様〜?」

「お客様だ〜!」

「うわーい!」


「この子供達は天使なのかな?なんでセイアに懐いているんだ?」


「分からないですね」


何で私に懐くの?腰や背中に沢山の天使がくっついて来る。


「こらーみんなお客様にひっついちゃダメよー!」


「うわーガブリエル様だー逃げろー!」「ガブリエル様だー!」

「ガブガブ〜!」


「ブンブンブンブンいっぱいいますわね〜」


「こちらが神域入口です」


大きな扉が開くとそこには蒼い世界が広がっていた。でかい建物の残骸が沢山あるわね。これは誰も居なくなってから時間が相当経ってますね。どうやらミカエルの言っていた事は本当のようだ。


王座かな誰か座っている。あれが神の成れの果てなのか?大きさは3メートルって所かな。羽根が生えていたんだね。もうボロボロだから葬ってやった方がいいのではないかな?ミカエル達は近寄りもしないけど。


「ねえ?この神様葬ってあげなくていいのかな?」


「私達はいつもならここに入る事は許されないのよ。だからそんな事まで頭が回らなかったわ」


「お墓とかはあるのかな?」


「私達は初めてここに入ったから分からないわね」


周りを見渡してもそんな物は見当たらない。ひたすら広がっている人工のレンガが敷き詰められている。その外側は野山が広がっているようだ。


「ちょっと見てきていいかな?」


「どうぞ納得がいくまで見てきてください」


大きな扉の両側には大きな石像が並んでいる。これは暴風龍でこちらはギガンテスなのかな。なる程ね。これが魔界に降りて来ていたのね。しかし何故そんなことをしていたのか?


「この死体に何か手がかりが有るかもしれないわね」


ちょっと死体に手をかざして見たらカタカタと動き出した。なんじゃこれは?もう少し魔力を込めてみよう。


「····あ·····悪魔は敵だ·······殺せ·······殺せ···········」


うーん。悪意と殺意が伝わって来るわね。何でこんなに恨んでいるのかな?分からないわね。


あら、バラバラになってしまったわ。これ以上は無理なようだ。神と悪魔は仲が悪いのは分かったわ。


他には何か手がかりになるものはないかしら。しかし神域は広いわね。一度に調べるのは無理なようだ。私は神域を出て天使街区に帰って来た。


「これで気は済みましたか?」


「全部調べるにはまだ時間がかかりそうね。もう何回かここにお邪魔するわ。あのこの子達は何で私にひっついているのかしら」


「貴方の事が気に入ったようね。こんな事は今までに無かった事よ」


「私の何が気に入ったのかしら?見た目じゃないわね。性格でもない。ああ、分かったわ。魔力に惹かれてきたのね」


「魔力?悪魔女王の魔力?まさかそんな事はないでしょう?」


試しに私の魔力を空気中に漂わせてみた。すると小さな天使達が沢山群がって来た。やはり私の魔力は美味しいらしい。


「あら!本当に悪魔女王の魔力に群がっているわ。天使達が悪魔になったらどうしましょう!」


「いやそれはないと思うわ。私は人間だしね」


「貴方悪魔でしょう?」


「私は人間界から来たから人間だと思うわ。でも称号が悪魔女王だから微妙だわね。あはははは」


「そんないい加減な。あら子供達が大きくなってきたわもっと時間がかかるはずなのに!ちょっと様子をみるわ。今日の所は引き上げてちょうだい」


「それじゃあこの子達をみんな引き剥がしてよ」


「う·······ここまで心地いい表情されるとひっぺがしにくいわね。うーん」


やっとみんなを離して魔界に転移して帰って来た。

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