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第191話□天界へ

いい天気が続いています。今年もよろしくお願いします。

天界魔界管理局


「危なかったなガブリエル。もう少し時間がかかったらこちらに来られていたぞ!」


「う、うむ。助かったミカエル。それにしてもなんて恐ろしい奴だ」


「魔族の数を調整するにしてもあの女の近くは辞めた方がいいな」


「うーむ。何と言ったかセイアだったな。悪魔女王とはあのように恐ろしい奴なのか」


「上役達は悪魔をなめすぎだ!」


「だが熾天使様も智天使様も座天使様ももっと悪魔の数を減らせと言う。このままという訳にはいかないぞ」


「うーむ。参ったな」


魔界セイアシティ


大怪獣襲来の日から1週間が過ぎだ。あれから大怪獣は出現していない。次に現れたら必ず天界に行ってやるのに。


1度行けば問題なく移動出来るだろう。何とかしたいものだ。そこで今日はミーミルちゃんの所にお願いを聞いてもらいに来ている。それはもちろん次に大怪獣が出現する場所だ。


「次に大怪獣が出現するのはルシファー皇帝の領地になります」


「ルシファーの領地となると前に城を壊した所かな?」


「そうです。明日の昼ごろ空間に裂け目が入ります。また100体以上の大怪獣が出て来るはずです」


それでは私の作ったゴーレムを全部持って行く事にしよう。魔界にあるのが20体、地上にあるのが10体、計30体になる。これだけあればかなりの相手をすることが出来るだろう。


次の日ルシファー皇帝領地に忍び込んでいる。後は大怪獣が現れるのを待つだけだ。念の為に猫獣人を100人ほど連れてきている。こいつらは生物にしたのでマジックバッグで運ぶ訳にはいかない。たが町中にいても彼女らは目立たないから大丈夫だ。


ピシピシピシッ!バキバキバキバキ!


いよいよ始まった。大怪獣がゾロゾロと異空間から出て来た。今だ!私は天使の羽を使い大怪獣とは逆の方向に飛んでいる。もうじき到着するはずだ!着いたわ!ここが天界ね。


魔界と違ってピンク色のほんわかしたところだわ。ここは大怪獣が出撃のために並んでいる所らしい。この辺り一帯は自然が豊富なところだがここだけは城のように建物がある。


羽の生えた赤ん坊がたくさんいる。これが天使なのか?遠くに高い建物が見える。あれが天使の偉いやつが住んでいる所だろう。どうせならあちらを壊しに行ってやろう。


「おねえさんだーれ?」

「おねえさんだーれ?」


しまった。もう見つかっちゃったわ。小さいのが騒ぎだしたわ!うるさいわね。赤ちゃんを殺すのはちょっと嫌だから寝ててもらおう。


「エリアホーリークレイドル!」


「うにゃ〜」

「すぴ〜」


こんなもんかな。まずは暴風龍を放して遠くの建物を破壊させた。これであの建物群は全滅だろう。


後はここの装置を破壊しておきましょう。ギガンテスやキングドラゴンでめちゃくちゃに壊してやった。


天使のお姉さん達が沢山でてきたがこいつらは後回しだ。あの山の上の偉そうな連中を倒すのが先ね。


転移して暴風龍で高層建築物を破壊させた。何か偉そうな連中が沢山出てきたな。何だこいつらは?顔が4つもある羽根は6枚から12枚もあるわね。取りあえず倒しておきましょう。


「ストロングバニッシュアルマゲドン!食らえ!」


ズガガガーーーン!ドッカーン!


「うぎゃー!」

「ぐおわー!」

「ぎゃー!」


「主天使様!力天使様!脳天使様!」


偉そうな奴を3人倒してやったわ。相手は私が見えないみたいね。隠匿のマントは便利ね。コピーしといてよかったわ。


もう一丁行きます!


「ストロングバニッシュアルマゲドン!」


ズガガガーーーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!


「うぎゃー!」

「ぎえー!」

「ぎゃー!」


「熾天使様!智天使様!座天使様ー!」


「おのれ敵は何処だ!出てこい!この卑怯者ー!」


誰が出ていくもんですか。こっちは1人で殴り込みをかけているんだから!出来るだけ相手を減らさないとね。


ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!


ここはかなり広いようだがまだ上の世界があるようだわね。さすがに1日で全部壊すには無理があるわね。


ここまでにして暴風龍を回収するか。上空で1体ずつ暴風龍を回収した。地上は大火事で大混乱だ。しかし警備者たちの包囲が狭まって来た。後は地上部隊の回収だけだ。


転移してキングドラゴンを4体回収した。かなり壊されていたがまだ動く。ベヒーモスはまだ動く。だけどギガンテスは半分壊されていた。全部回収したから転移しようとしたが顔が沢山ある奴に見つかってしまった。


「我は権天使なり姿を現せこの卑怯者が!」


「ストロングバニッシュアルマゲドン!」


「うぐぁ!おのれー!」


「ストロングバニッシュアルマゲドン!」


「ぐぎゃー!」


ふん!地上に落ちて行ったわ。あ、やばい囲まれた。


「ふふふついに囲まれてしまったわね」


「お前は悪魔女王だな」


「それが何か?」


「よくも天界をめちゃくちゃにしてくれたわね」


「何言ってるの魔界に攻めて来たのはあんた達が先でしょ?こっちは報復しただけよ」


「何を言っているんだ。こちらは神の命令で動いているのよ!」


「ふん!ふざけるな!ならば神も倒してやる!うはははははストロングバニッシュアルマゲドン!」


ドッカーン!ドガガガガガーン!ドガドガドガン!ドッカーン!


「ゲホゲホゲホゲホ!ふー!なんて奴だ」


「大丈夫?ミカエル」


「うーむ。何とか生きているわ。それより上級天使達はどうなっているの?」


「私達より上役は全滅よ!でも天使達は眠らされていただけだったわ」


「何で?」


「さあ、分からないわ」


このままでは済まないわね。神々が黙ってないと思うわ。

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