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第189話□デート

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

今日はお互いに休みが取れたので2人で過ごす事になっている。つまりサタンさんとデートだ。家まで迎えに来てくれる事になっている。


今日の服装は黒のワンピース姿だ。アクセサリーは結構つけている。いい天気なので黒の帽子も被っている。


あ、空飛ぶ獣が近づいてきた。多分あれがサタンさんだろう。


「お待たせ。今日も可愛いね」


「ありがとうございます。今日はどちらにお出かけですか?」


「前々から言われていた虹宝石ではないが手がかりになるであろう宝石を見つけたんだよ。今日はそれを一緒に見に行こうと思ったのさ」


「それは楽しみですね」


「100キロメートル位だからこのリヴァイアサンで行こうと思うんだ。いいかな?」


「はい、お願いします」


結界が張ってあるので寒く無いわね。さすがサタンさんだわ。1時間と少しで目的地に着いてしまった。なる程ねそれらしい鉱石が出ているわね。


赤と黄色と蒼い色が混ざっている鉱石が沢山転がっている。七色になるにはもう少しなのかな。


「3色だけどすごく綺麗ですねー」


「うん、そうだね。君は綺麗な石とか好きだから連れて来てよかったよ」


「サタンさんは好きじゃ無いの?」


「んー我は君ほどじゃないかな。この地をひとつにする方が楽しいがね」


やっぱり男と女じゃ感じ方が違うみたいね。私にはこの地がひとつだろうが2つだろうが関係ないのだけどね。


さっきから転がっている3色鉱石をコネコネしていたら七色にする事が出来たわ。人工だけど七色宝石が出来たわ。


「え?君いつの間に作ったの?」


「今コネコネしてたら出来ました。すごく綺麗ですね」


「んーこれは驚いた!伝説の虹宝石が見られるなんて·········そうだこの鉱山は君にプレゼントしよう。君なら3色鉱石から七色宝石を作る事が出来るんだから」


「ありがとうございます。後はギガトロン鉱石ですね。必ず発見して鉱石から剣をプレゼントしますね」


「あははははは君が言うと本当にできそうな気がして来るから不思議だね。でも楽しみにしているよ」


多分ギガトロン鉱石も普通の状態だと中々見つからないんだろうな。私も似た物から探してみる事にしよう。


私達はウキウキしながら2人で転移してサタンシティに帰って来た。お昼を食べて午後からは私の領地でお風呂に入る予定だ。


お風呂と言っても水着で入れる男女混浴湯も作ってある。元々サタンさんは綺麗だけど入ったら更にカッコよくなるだろうな。


「いやーセイアこれは気持ちいいものだねー」


「そうでしょう?疲れが取れるだけではなくお肌がすごくきれいになるんですよ」


「なる程ね。女性達がみんなここに来たがる訳だね。更に古傷なんかも消えてしまうとか凄すぎだろう?」


「まあみんなが幸せになれるのはいい事ですからね」


お風呂の後は町の魔道具屋さんを見に行く事になっている。ここには新しい魔道具が沢山出ているからサタンさんも楽しめると思うな。


こうして2人で魔道具屋さんを回っていたらすぐに夜になってしまった。2人で夕食を食べてから軽く飲んでお開きになった。サタンさんは楽しそうに帰って行った。


サタンシティサタン邸


「サタン様お帰りなさい」


「レプト、サタナキアか。私は今日ほどびっくりしたことはないぞ!まずこれを見てくれ」


キラキラキラキラキラキラキラ


「これはひょっとして伝説の七色宝石ですか?」


「そうだ。人工だがセイアが3色鉱石から作ってしまったのだ」


「作ってしまったのだっておっしゃいますが簡単にできるものじゃないですよ」


「おとぎ話のお宝を拝見出来るとは!」


「それが彼女にかかればちょっとコネコネしているうちに出来てしまうのだ」


「信じられぬ!」


「あーこれはしばらく封印した方が良いですな」


「私もそう思ってセイアには身内の者以外には見せないようにと伝えてある。しかしあの様子だとあまり持たないかもしれないな」


「うーん。大発見ですからな」


「領地経営も素晴らしい物がある。実際に体験したからよく分かる。健康作用のある温泉、豊富な果樹園、魔道具各種、それを支える職人達」


「見習うべき点が多いですな」


「確かに素晴らしい」


「こちらの時間で進めていると彼女の時間には合わないと思う」


「色々な行事事は彼女に合わせて行くべきだと思う」


「そうですな。それはこれからの彼女の様子と相談ですな」


「そうだな」


セイアシティセイア城


「見て見てー」


キラキラキラキラキラキラキラキラキラ


「それはひょっとして虹宝石って奴ね!」


「これは綺麗ですわねー」


「こんな物が存在するのですね!」


「3色鉱石から私が作ったのよ」


「なる程ねーやはり人工でないと存在しない物だったのね」


しばらくは内緒と言う事になっているのでそれについて3人に話した。

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