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第186話□終戦

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

セイア城応接室


今日のお客さんはルシファー皇帝派がマモン王、レヴィアタン王、ベルゼブブ王、ルキフグス王、マスティマ王、で6人。


サタン皇帝派がセイア悪魔女王、アスモデウス王、ベリアル王、バラクゴーン王、メフィストフェレス王、アスタロト王、で7人。


それぞれの控室で時間まで過ごしている。ここはサタン皇帝派がいる部屋


「ちょっと見ない間に悪魔女王だって?全くお前は人なのにこちらの斜め上をいくな。おまけにサタン様と婚約したって?おめでとう」


「あらバラクゴーンさんは王様になったのね。おめでとうございます」


「ああ、これからだよ」


「ベリアルさんもお元気そうで何よりです」


「セイアは相変わらずだねー」


メフィストさんとアスタロトさんとアスモデウスさんは初対面でよくわからないな。


「セイアもうじっとしていなさい。特に相手のルキフグスには気をつけるんだ」


「負けたのにまだ突っかかって来る人がいるんですか?」


「いるんだよ」


「もちろん襲って来たら倒しますよ」


「んーまあそうなるよね。なるべく我慢してね」


「いや!何で勝った方が我慢するんですか?襲って来たらぶっ飛ばします」


「ううー分かったよ」


この後応接室で両陣営が揃い調印式が行われる。内容については事前に相手に提示してある。


簡単に言うと今支配している土地はそのままサタン領になると言うものだ。今回の戦いでサタン軍はだいぶ ルシファー軍を押し込めたので支配している土地はかなり多くなっている。


これ以上こちらに有利にするとルシファー陣営から不平不満が多くなり各地で暴動が起きるだろうということだ。


まあ戦争が終わるならいいんじゃないかな。私はウキウキしていてさっきサタンさんに言われた事を忘れていた。


両陣営はお互いに向かい合わせになるように並んでいた。私はサタンさんのとなりに座っている。


さっきから鋭い視線を感じている。左の方からね。あああのでかい男だな。うん!あれがサタンさんが言っていたルキフグス王だろう。他の顔は全部知っている。戦ったことがあるからだ。 この男は知らない。まあここで私に飛びかかってきても何の解決にもならないからきっと来ないでしょう。だからニコニコしていた。


「お待ちくださいルシファー様!やはり私はこの調印には反対です。特にその女にに悪魔女王などという大層な力があるとは思えません!私が化けの皮を剥いでやります!」


あら本当に飛びかかって来た。ここには武器の持ち込みは禁止されているので素手で飛びかかってきたのだ。身長3メートルはある男が女を襲いに来ている。


魔力の腕を伸ばして相手を止める。へえー本当にいるんだな。 大技なら一撃で倒せるだろうがこの辺り一帯が血の海になってしまう。このまま魔力の腕でぶん殴る事にした。


ガコン!ガコン!ガコン!バキ!バキ!バキ!ガン!ガン!ガン!ガン!


「うががががー!」


魔力の腕で壁にたたきつけてやった。しかししぶとく起き上がって来た。無駄に丈夫な奴。


「プロテクション全面展開」


相手をプロテクションで包み込み呼吸を出来なくしてやろう。


「うががが!········うー!··········」


ドサッ!


「セ、セイア殺してしまったのかい!」


「当然です!こんなアホはいない方がいいと思います。まったくいい迷惑です!」


「ルキフグス王!愚か者が!」


「調印式なんかやめてこいつらは全員ぶち殺してやりましょう」


「待て待てセイア!短気はいけないよ!」


「サタンさん!調印式最中に相手に掴みかかってくるようなバカはこうなって当然です!」


「いやー分かるよ。君の言う通りだ!しかし一応この調印式に来た者は全員無事に帰ってほしいのだ。悪いが復活させてやってくれ」


「むー!いやー!セイア悪くないもん!」


「うーん!」


「それならその男と同体積のお金を送るのでどうだろう」


「赤い板のやつ?」


「もちろん最高貨幣だよ!」


「うーん。分かった」


首は折れていないみたいだからヒールだけかければいいかな。


「エクストラヒール、リザレクション!」


「む、むーん。俺は意識を失って倒れたはず?」


「愚か者!これ以上私に恥をかかせるな。お前はこのセイア悪魔女王に殺されたがお慈悲で復活させてもらったのだ。これ以上暴れるのなら主従関係はなしになるぞ」


「う、申し訳ありません」


こうして大事件が有ったが何とか調印式は終了する事が出来た。


調印式後の戦勝祝賀会


「セイア様今回はおそばにおられず守ることができませんでした。申し訳ありません」


「仕方がないわよ。王以上が出席の調印式だったんだもの」


私はなんか釈然としない気持ちでパーティーに参加していた。でもサタンさんの顔を潰さないで済んだのは良かったと思う。


まあでもこれで明日から暇で時間がたっぷりできるわね。何しようかしら。


「サタン様この度はおめでとうございます」


「おおサタナキアか。お前も御苦労だったな」


「それで悪魔女王様には何処をお与えになるのですか?」


「うむ、このセイア城と回りの土地を与えようと思っている」


「なるほどーそれは良いですな」


次の日


サタンさんからセイア城の領主を正式に命じられて頑張る事になった。

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