表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
182/277

第182話□悪魔女王の力

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

サタン陣営前線基地


「飽きちゃいました!」


「えー?んーそうだね。毎日戦いばかりじゃ気が滅入ってくるよね。それじゃあ サタンシティに行って買い物でもしてきたらどうかな?君なら一瞬で移動できるだろ?」


「ありがとうございます」


「今度の戦いは明後日だからそれに間に合うように戻ってくればいいよ」


「分かりました。それでは」


あっ消えた。転移したみたいだね。ものすごい能力なんだけど精神がまだまだ不安定だね。人間で言っても一人前とは言い切れないからたまには息抜きもいいかな。


「セイア様はものすごい力をお持ちですが精神が不安定ですね」


「15歳なんてまだ赤ん坊みたいなもんさ。だんだんと心が体に馴染んでくるよ」


「もう不老不死だって伝えてもいいんじゃないですかね」


「私と一緒にいる時点でもう年齢は関係ないんだけどね。もう少し心が成長したら教えてあげることにしよう。悪魔女王なんて不穏だくらいにしか思ってないだろうけどね」


「魔界広しといえどこんな称号をもらえる女性は見たことがありませんね」


「そうだね。悪魔王に匹敵するねえ。効果は人によって違うのだけど何が発生するかはこれからのお楽しみだね」


「そうですな」


サタンシティ商店街


着いたわ。お金は赤い板をたくさんもらって来たから色々と買えそうね。最近は黒い服も着るようになったわ。何故か黒も落ち着くのよね。おかしいわね。白も好きなんだけど黒もよく思えてきた。


「いらっしゃいませ。ひい〜なんて魔力しているんでしょうか!お店を壊さないでください〜」


「そんな事しないわよ」


んーたくさんあるわね。普通のドレスも買っておこうかしら。これとあれとそれね。次はアクセサリーを買いに行こう。魔界のアクセサリーも好きだから幾つか買っておこう。


ちょっと地上にも行ってこよう。サタンさんのお金ばかり使っては悪いからね。リンドブルム共和国にあるアリス宝石店に顔を出している。地上なら私のお金がたくさんあるからいくらでも買えるわね。ちょうどアリスが店舗に出ていたので話をしてきた。


「久しぶりね。いい作品がたくさんあるわね」


「そうね。みんな貴方の原石のおかげよ。それより貴方何か雰囲気が変わったわね」


どういう事だろう?まあ魔界にずっといるから雰囲気も少し変わるわよね。そう言って勧められた宝石は色のついたものが多かった。まあいいんじゃないかな。


つい金貨3000枚も買ってしまった。宝石の原石を預けて自分の家に帰ってきた。すぐに病院に行きポーションを納品して復活の仕事だけしてきた。今は冒険者ギルドに来ている。何か大変なことでも起きていたら困るから確認だけどね。ちょうどタロスさんがいたから聞いてみよう。


「おおーずいぶん久しぶりじゃのうセイよ。何か前と雰囲気が違うのう」


うん?またか。何が違うのかな?


「どんなふうに雰囲気が違うのですか?」


「うーん。何がどうとか具体的には言えないが迫力というか力を感じるのう」


「魔力値が増えたからですかね?」


「うーん。分からん」


質問の答えは得られなかったが特にギルドには問題ないようだ。会う人会う人に変わった変わったと言われると気になる。ちょっと自分をチェックしてみる事にした。


「魔法は普通に使えるわね。んー異常はないけどね。ゴーレムづくりはどうかな?」


核があればどんなゴーレムでも作れる。特に変化は無いわね。今作ったのは小さな妖精だ。ん?んん?何かこの娘温かいわね。


「セイア様私は小妖精です。お名前をいただけると嬉しいです」


「貴方何故か温かいわね」


「はい!生きておりますから」


ええー!生きている!?ゴーレムじゃないのね?小妖精をそっと手で包み心臓の鼓動を聞いてみた。トクトクトクトクトクトクトクトク。本当に生きている。ちなみにマジックバッグには入らなかった。


「名前はちょっと待ってね」


「ちなみにセイア様ならその核とかコンピューターチップとかもういらないと思います。金属でボディを作ると将来強くなりますよ」


「えええーそうなの?」


「はい。あのー名前をつけてもらえると私変われるんです」


さっきから名前名前って言ってるからきっと何か起こるのは間違いないわね。ミーム、ミーミル、が近くにいるからミーちゃんなんてどうかな?


「ミーちゃんはどうかな」


「··········」


反応がないから気に入らなかったのかな。うーん。それなら黒っぽくて強そうだからムーナちゃんでいいかな?


「黒っぽくて強そうだからムーナちゃんでどうかな?」


「おお!ありがとうございます」


本人が承知したら魔力を1000ばかり持って行かれた。急に大きくなった。はーなる程ね。これが名付けによる成長か。黒っぽい色をしている。


せっかく強そうなんだから剣を授ける事にした。ミスリルの剣を一振あげた。マジックバッグとその他の武器についても成功してよかった。どうやら彼女は魔法も得意らしい。いい部下が出来てしまった。しかし命を作り出す能力なんて責任重大だわ。他には何かあるのかしら?まだ有るかもしれないけど後回しでいいわね。


いつも読んで頂きありがとうございます。面白いなと思ったらいいねやブックマークや評価をお願い致します。もらえると励みになりますので よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ