表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
180/277

第180話□スパイを討ち取る

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

結局この日はローゼングとか言う奴を討ち取ってサタンさんの前線基地に帰って来た。サタンさんとレプトさんも戻って来たようだ。


「いやーセイアよくやってくれたね。おかけで大分先に進めたよ。こんな事は久しぶりだ!」


「それはよかったですね。明日も同じような感じでいいんですか?」


「ああ、君が西側を抑えてくれているから我らは先に進めるんだ」


「怪我人とかいましたら治しますよ」


「君も1日戦ってきたんだろ?そんなことをして大丈夫なのかい?」


「大分魔力値も増えましたので大丈夫ですよ」


夕ご飯の前に怪我人の治療を行った。サタン軍とレプト軍合計で348人の怪我人がいたが1時間ほどで全員を回復させる事が出来た。みんながこちらを見て頭を下げている。久しぶりの回復魔法は気分がいい。


「相変わらず凄い回復だなセイア」


「私は戦うより治す方が専門なんでこちらの方がやってて楽しいですよ。よければ戦死者も復活させましょうか?」


「君の体に無理が無いならお願いしたいよ」


亡くなった方たちは回収されていた。全部で50人くらいいる。


「エリアエクストラヒール!リザレクション!」


「ん、んーん。あれ何で生きている?」「確かにやられたはずだが」

「復活出来てよかったじゃねえか!さすが悪魔女王だな!」


うっ!悪魔って言われるとなんとなくへこむわ。まあサタンさんの奥さんになるなら悪魔は当然よね!


「聞いてはいたが凄いものだな。本当に生き返った!礼を言うよ。ありがとう」


「いえこれくらいなら大丈夫ですよ」


次の日


「それでこの砦にマスティマのスパイが来たのね?」


「そうですニャ。それで一戦交えましたニャ」


「なる程ね」


猫達によれば相手は100人程度だったようだ。猫達とフェンリルゴーレムやワイバーンゴーレムに追い払われたらしい。相手も情報が欲しいから必死ね。そういえば私が送り込んだ5人はどうなったのかしら。


「報告しますニャ。我ら5人とも全員無事に帰りましたニャ。 マスティマは昨日からずっと大型の傀儡を作っていましたニャ。 すでに昨日の倍の戦力はできていますニャ」


「それだけではありませんニャ。 どうやってやってるかは分からないのですが昨日のセイア様の戦いと夜の同胞の戦いは映像で見ていましたニャ」


「はーそんな事が出来るの!驚いたわね」


それじゃあ私が聖魔法を使う所や相手をプロテクションに閉じ込めるところを見てたわけね。油断ならない奴だわ。


「もう一つ報告がありますニャ。 昨日 こちらに送り出したのは男爵が3人いたようですニャ。 だからもう1人どこかに潜伏してるはずですニャ。お気をつけくださいニャ」


「ありがとう。助かったわ。次の者と交代して今日も相手の監視をしてちょうだい」


「分かりましたニャ」


ん?何でまだいるの?あー頭を撫でて欲しいのね。分かったわよ。私は5人の頭を丁寧に撫でてやった。5人は喜んで帰って行った。何がいいのかよく分からないわ。


それにしてももう1人刺客がいるなら早く見つけないと不味いわね。まあこの砦にいれば相手の方から来てくれるんだからプロテクションだけ張っておこうかしら。


「セイア様!砦の南側に敵約100名が侵入しつつあります。我らは迎撃しますニャ」


「うん。分かったわ」


とするとこれは陽動かもしれないわね。1人になった私を襲うなら今だけど。


カンカンカンカンカン!


何処からともなくナイフが飛んで来た。毒がたっぷり塗ってある。 だけど私には効かないわよ。敵がいるってことはこの戦いも見られてるってことね。


「暗殺者か?失敗したわね。もう立ち去ったらどう?お前ら不意打ち専門だろう?」


「何!まだまだこれからだ!」


「プロテクション3層全面展開!」


カンカンカンカンカン!キンキンキンキンキン!カンカンカンカンカン!


「ストロングバニッシュレイン!」


ボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュ


「うぐあぁ!うぐ!」


「そこか!ホーリーウェポン!」


10本の剣で斬りつける。隠匿の効果がなくなったようで悪魔の姿が見えた。


ガインガインガインガイン!ドシュ!ドシュ!ドシュ!ドシュ!


「ぎゃー!」


ドサッ!


「これで終わりか」


誰だか分からないが男爵と言うことなので一応回収しておいた。猫獣人達も相手を追い払ったようだ。この戦いも見られていたんだ。油断ならぬ相手だな。


猫獣人達には砦付近の警戒を強化させた。私の役目はここを通さなければいいので自分から攻めるような真似はしなくていい。


相手はここを通らなければ山岳地帯を通る事になりサタンさんの所に行くのは非常に困難だろう。仮に行けたとしてもサタンさんの戦いが終わってると思う。


あとは相手の傀儡兵を倒せるだけの戦力があればいいと思う。私もここでゴーレムを作ろうと思っている。ベヒーモスやキングドラゴンを作ろうと思う。


マスティマ王前線基地


「ヒューヒューなるほど恐ろしい奴だな。1日で我の部下が2人もやられるとはなヒューヒュー」


「すいやせん。あんなに手勢が強いとは思いやせんでした」


「ヒューヒューお前だけでも帰ってこれてよかった。攻めるならもう少し数がないととても太刀打ちできんなヒューヒュー」


「そうですが相手も傀儡を作れるようなんで暇を与えない方がいいと思いやす」


「ヒューヒューつまり時間稼ぎか。だがこちらは早く戦いに参加せんとベルゼブブの奴が不利になるからな。早めに攻めねばなるまいヒューヒュー」


「しかし敵の結界は強力ですぜ」


「ヒューヒュー空から行くしかあるまい。地上部隊を囮にして空から本隊を一気に突破させようヒューヒュー」


「分かりやした」


空を飛ぶ傀儡もいたようだがこちらの数の方が圧倒的に多い。半分以上は突破できるだろう。

いつも読んで頂きありがとうございます。面白いなと思ったらいいねやブックマークや評価をお願い致します。もらえると励みになりますので よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ