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第18話□魔王軍襲来、王城陥落

誤字がないように気をつけて見ていきます。よろしくお願いします。

魔王軍遊撃隊


「サルエル様ー待ってくださいニャー 速すぎますニャー!」


「お前らは後からゆっくり来い ウキキ」


「ちょっと〜こっちは5000人もいるんですニャ〜ああ〜もう見えないニャ〜」


私の名前は魔王軍遊撃隊隊長妖魔ビュエル。魔王軍四天王の1人魔猿サルエル様に仕えているニャ。見た目は可愛い猫耳獣人ニャ。だけどサルエル様の次に強いニャ。


仕えてるって言ってもほとんど私がやってるんですけどニャー。あの人は勝手に行っちゃうから、いつも私が他のことを全部やらなきゃならないニャー!


まあ今回はロッドレイ王国の王都に向かえばいいのだから簡単ニャ。余計な戦闘は避けてひたすら進めばいいんニャ。


しかしこの国の連中は本当におめでたいニャ。こちらが帝国とやり合うのに結んだ平和条約にすっかり油断してるニャ。


おかげでここまで すんなりと入ってくることができたニャ。後は王城を攻めて勇者を倒せばいいだけニャン!


ロッドレイ王国王城


「報告します!北部高原に魔王軍が現れました。その数約5000」


「な、何ー!平和条約はどうなったのだ。おのれー!騎士団を出せー!」


「分かりました」


「王様!大変です!巨大な猿が王城近くに現れました!城壁を壊し始めています」


「何だとー。うむう〜仕方がない勇者達を出せ!」


「しかしまだレベル30程度ですぞ!」


「かまわん!少しでも戦える者をぶつけるしかない!城内の親衛隊をつけてやれ!」


「分かりました」


北部高原よりもまずはこの城を守らねば国が終わってしまう!


ズズズン!ズズズン!


「うおおおー!城壁が破られたのか?」


「大猿に城壁を突破されました!バリスタで迎撃してますが避けられて当たりません!」


ズガガガーン!ズガガガーン!ズガガガーン!


「くそう!このまま壊されてたまるか!勇者達はまだか?」


「もう現場に着く頃です!」


王城内広場


やっと相手が出てきたな。あれが勇者なのか?ウキキ。相手は3人なのか?あとから兵隊がついて来てるな。あんまり強そうなのはいないなあ。ちょっと燃えないわ〜ウキキ。


しかし魔王様からの勅命だからな。一応倒しておくか。それじゃあ行くぞ!ウッキー!


「おりゃー!ふんふんふんふんふんふんふん!」


ドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカンドカン!


私のパンチやキックで地面に大穴があく。兵隊どもが吹っ飛んでいく。


「この化け物めえ!うりゃー!」


「死ねえー!」


ガキン!ゴキン!2人の男は吹っ飛んで行った。


「ファイアストーム!」


「おっと!」


女の魔法は軽く避ける。そして足で蹴り飛ばす!


「うわー」


3人とも吹っ飛ばしたからトドメをさしておくか。


「んん?居ないぞ?どこに行った?」


何で居ない?逃げたのか!こうなったら王城は壊しておこう。


ズガガガガン!ガガガン!ガガガン!ズガガガガン!ガラガラガラガラガラガラガラ!


これで城はめちゃくちゃだし大分効いただろう。城下町は残しておこう。あとはビュエル達を手伝いに行くか。


王城はめちゃくちゃにしておいたからしばらくは復活はできまい。ん?何だ?この服は?なかなかに 手触りがいいな!女勇者の持ち物かな?戦利品にもらっておこう。ウキキキキ。


王城地下


「やられた!おのれ魔王軍め゙」


「王様勇者達は重傷ですが全員回収しました!しかし親衛隊は壊滅!文官達が多数亡くなっております。宰相様も亡くなりました」


「おのれ!今は退避して再起を図るぞ!転移装置は生きておるか?」


「はい大丈夫です。ここからもしもの時の転移先ロッドレイ公爵家に飛べます」


「うむ。弟のところか。しかし、あの化け物のような強さの大猿を倒さなければ王都は奪還できぬ!どうするかだ!」


「父上冒険者を使ってみるのはどうですか。中にはとてつもなく力のある者もいると聞きます」


「ふむ。それは考えになかったな。冒険者か」


ビオラの町の北部冒険者ギルド


「みんなよく聞いてくれ!強制クエストが発生した。王城が巨大な大猿に壊されて落とされたそうだ。その大猿の討伐だ!S級A級B級は強制になる」


よかったー!B級までが強制ということは私は行かなくてもいいのね。


「相手は魔王軍の幹部だ。一筋縄では倒せない!みんな十分気をつけて行ってくれ!うちのギルドからはA級が2組B級が5組計7組に行ってもらうことになる」


「ギルドマスターC級にも力のある者がいる。セイをメンバーに加えてほしい!」


「もちろん本人が希望するなら構わないがね」


ちょっとタロスさん何てこと言うんですか!私はこの国の連中が嫌でこのビオラの町に逃げてきたっていうのに!


「私はそんな化け物と戦いたくはないです」


「何言ってんだ!お前が一番強いじゃねえか」


アダムさんまで何を言ってるんですかね?私を巻き込むんじゃない!


「もちろん今回のクエストにはそれ相応の謝礼が用意されている。 大猿を倒したら国からは金貨300枚が約束されている」


「1体でお城を壊しちゃうような奴なんて殺せるわけないじゃないですか?」


「追い払うだけでも金貨200枚は出るぞ!」


お金の問題じゃないんだけどね。話を聞いただけでもそいつが無茶苦茶強いのが分かる。


「まあとにかく私はC級なので行かなきゃいけないってことはないですよね」


「それじゃあ特別にBに上げてやろうか?強いし問題なかろう」


「いいぞギルマス!」


「絶対いやーー!もうしょうがないですね」


アダムさんには特に世話になってないがタロスさんにはお世話になってるからな。うーん。結局タロスさんの顔を立てて一緒に行くことになった。私は押しに弱いようだ。


王都まで馬車で行くのかと思ったが緊急時の『転移の羽』というアイテムがあるらしい。ビオラの町北部ギルドでそれを出してくれるそうだ。


A級B級の人たちはパーティーで参加するので合計で29人になった。私を入れると丁度30人だ。


私たちは1箇所に集まり転移の羽を使った。着いたところは王都の南冒険者ギルドの訓練場だった。


城は壊されたようだけど町は無事だったようね。よかったよかった。スラムのみんなも無事のはず。


今の様子を王都のギルドマスターに聞くと王都の騎士団2000人と4つの公爵家お抱えの軍隊総勢2000人と冒険者500人が北部高原で魔王軍と戦っているそうだ。しかし 王城を壊した大猿が出てくると引き上げるを繰り返しているようだ。


私とA級の2人はその大猿を倒すことを目的としている。B級の皆さんは他の冒険者に合流してもらうことになった。

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