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第170話□セイ帰還

かなり寒くなって来ましたね。よろしくお願いします。

6日目夕方


「戻ったわよ!」


「セイ!よく帰って来たわね!はあ〜これで一安心ね〜」


「地上は大丈夫ですの?」


「何とかなったわ。エルメスは?」


「敵将の不意打ちで重傷を負って 今は休んでいますわ」


「そう」


この後2人から詳しい戦いの様子を聞いた。ずいぶん苦労したようだ。しかし、よく城を守ったと思う。2人にお礼を言ってもう1人の功労者に会いに行った。


「ただいま〜エルメス大丈夫〜?」


「あ、この逃げ逃げ公爵!はむはむはむ、おほいのよ〜」


「何ガッツリ食べてるの?」


「血が足りないのよ!あぐあぐ」


この人もっとお嬢様だったのに将軍になったら人が変わったようだわ。さすがサタナキア家だな。


私は報告にあった無くなった爆弾を物資変換器で作っている。更にバリヤーを増やした。ジャスティンからもらった魔導銃も増やしている。


ジャスティンの所で買った魔導戦車も増やしている。鉄はたくさんあるしエンジン部分と砲身部分を別々に作れば増やす事は可能だ。

待てよ、ゴーレムにしちゃえばこんな面倒な作業はいらない!魔導戦車は全部で10両になったがこの先は魔導戦車ゴーレムにしましょう。戦車は10メートルの大きさだがゴーレムならもっと大きくして20メートルにしましょう。砲身はもっと大きくしておこう。そうだ!いつもあまり撃ちすぎると熱くなってしばらく撃てなくなるので砲身を2つにしておこう。これなら交互に使えばずっと撃っていられるわ。


「今度は何作ってるのー?」


「魔導戦車ゴーレムよ」


「セイもよく考えるわね〜」


「だって数があった方がいいでしょ?やられるよりマシよ」


「それより敵がまた地下からワームで攻めてきたわ」


「それじゃあこの魔導戦車ゴーレムを出しましょう!」


10両できたからバリヤーの中で配置につかせた。ワームが出てきたら撃つように命じてある。


相手のワームは10メートル以上あり兵士がどうのこうのできる相手ではない。


兵士の皆さんには魔導銃を持たせている。みんな剣や槍の方が好きらしいが遠くにいる敵を倒すにはこの魔導銃の方がはるかに優れている。100丁あるから持たせて東側に配置した。


全てのゴーレムをセイア城の周りに配置してバリヤーをオフにした。一斉に敵が襲いかかってくるがこちらのゴーレムは強力だ。あっという間に敵を粉砕した。敵は散り散りになって撤退した。


「一番偉い奴を倒さないとダメね。2人は城を固めていて。私は東の偉いやつを倒してくるので」


「頼むわ。私達はちょっと疲れたから城にいるわね」


東側の敵軍は魔獣1000体兵士が2000人ほどいる。暴風龍でぶっ飛ばしてから敵の大将を討ち取ろう。


「行け暴風龍!敵を吹っ飛ばせ!」


「「「分かりました」」」


ビュービュービュー!ビュービュービュー!ビュービュービュービュー!


「うわー!」

「ぎゃー!」

「助けてくれー!」


魔導戦車ゴーレム10両を呼んで敵を順番に討ち取らせていく。私は天使の羽をつけて飛び上がった。敵はもうバラバラね。大将は何処にいるのかな?だいたい一番後ろにいるに決まってるけどどうかな?見つけたわ。大きなヘビに乗った牛悪魔がいる。ヘビは10メートルくらいかな。牛悪魔は3メートルってとこね。


「あなたが東側の大将ね!私はセイア·シンジョウ公爵!勝負なさい!」


「むむ!お前が敵の大将だな。私はアイム·ギーメ公爵だ!行くぞ!」


「ホーリーウェポン!」


大剣を10本出して相手に襲いかかるがすぐに魔法攻撃が来た。角から紫の矢が飛んで来た!絶対に毒だな。剣ではたき落としたら剣が溶けてきた。うそー!毒溶解液なの?こちらも魔法を打ち出した!


「ストロングバニッシュレイン!」


これは消滅魔法が矢のように降り注ぐ。避けようがないだろう。防御魔法が出た。なかなかやるな。私は転移して相手のわきに出て斬りつけた。2本当たった。


「ウグッ!おのれ!」


すぐに転移して相手の反対側に出た。剣を振り下ろし3本当てた。乗っていたヘビが死んだようだ。


「ギャオー!········」

「グウウウ!おのれー!」


転移して離れて魔法攻撃をする。


「ストロングバニッシュランス!」


あら避けられた!転移して近距離からストロングバニッシュランスを撃ったら相手の腹を貫通した。


「うがー!!·········ぐはっ!!·············こんな小娘にやられるとは····」


ドサッ!


どうやら倒せたようだ。剣の防御はそれほどでもなかったが魔法の方はずいぶんかわされてしまった。一応死体は回収しておいた。敵は大将が打ち取られたので一目散に逃げ出している。まあ放っておいても大丈夫だろう。


私はすぐに転移してセイア城に戻った。城から西を見るとゴーレム達が敵を圧倒していたが1箇所だけ負けているところがあった。ん?あれは敵の大将かしら。すぐに転移して近くに到着した。あれは敵の西の大将ね。ドラゴンゴーレムが倒されていた。


「私はセイア·シンジョウ公爵。貴方の軍はもう終わりよ。降伏なさい」


「俺はエリゴス·レダ公爵!たとえ我が軍が敗れても俺は負けん!」


うわー凄い豪傑ね。これはエルメスがやられるのも分かる気がするわ。


「それじゃあ私が相手をしましょう。あなたには部下が1人やられてますからね」


「おー!覚悟しろ!」


こいつはヘビ頭の騎士のような格好の大男だ。身長3メートルはある。槍を使うようだ。剣も腰に下げている。こちらも10本の剣を出して斬り込む。


ガイン!ガイン!ガイン!ガイン!ギンギンギンギン!ギンギンギンギン!


なかなかやる。こいつは武人だな。それなら少し付き合おうかな!


ギンギンギンギン!ガインガインガインガイン!ギンギンギンギン!ザシュ!ギンギンギンギン!ザシュ!ザシュ!


「む゙う!おのれ!」


ギンギンギンギン!ザシュ!ガン!ギンギンギンギン!ザシュ!ザシュ!ガン!ガインガインガインガイン!ザシュ!ザシュ!ガン!


5回斬ったけど3回斬られた。私はプロテクションがあるから無傷だ。相手はまだ元気だ!痛くないのかな?だが相手の槍は折れたようだ。すぐに剣を抜いて構えた。なかなかしぶとい奴だな。



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