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第169話□激戦!

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

初日は同時攻撃だけで後は何もなかった。ただし安全を確認するために猫獣人達は寝ずに働いていた。元々ゴーレムだから寝ないのだが3日以上動き続けると1回10分位スリープモードに入る時があるそうだ。


次の日に相手の殺し屋がセイア城にやって来た。しかしバリヤーを突破することはできなかった。だが殺し屋の襲撃は1日中続いた。私たち3人の男爵は交代で睡眠を取ることにした。おかげでなんとか2日目を持ちこたえることができた。


3日目敵はワームを使ってバリヤーの効いていない地下から攻めてきた。西の前の2つのバリヤーを停止して猫獣人達を避難させたがそこまで敵の侵入を許してしまった。ああストレスが溜まるわー。


すぐにキングドラゴンとベヒーモスが対応してワーム達を蹴散らした。だが前線のバリヤーを全部解除してワームを退治するはめになった。面倒極まりないー。


4日目昨日前線のバリヤーは全部すぐに張り直したのだがスパイが紛れ込んでいてバリヤーを4つとも壊されてしまった。ここぞとばかり敵が攻めてきた。はあ〜もう逃げようかな?


「敵の数はどれくらいなのー?」


「西から敵兵3000人と魔獣2000体、東から兵3000人と魔獣2000体が迫っていますニャ!」


「西は暴風龍と中型ゴーレム100体で迎え討ってエルメス男爵!」


「はー分かったわよ」


「東はビッグタートルとキングドラゴンとベヒーモスで何とかしてミーミル男爵」


「了解ですわ」


セイア城西平原


今暴風龍が暴れ回っている。これで敵の魔獣は無力化出来た。ゴーレムからのブレス攻撃でだいぶ敵兵を減らすことができたわ。でも敵の大将の姿が見えないわね。ブレスが打てなくなったのでこの後は肉弾戦ね!私はゴーレムの肩に乗って戦況を見ている。


「魔獣は大体片付いたわね。 あとは敵の兵士を倒せば終わりよ」


突然地中から大型魔獣が出現した。ワームに乗って敵の大将が迫って来た。


「お前がこの軍の大将だな。覚悟しな!」


「うわっ!」


ワームに体当たりされ私はドラゴンゴーレムから振り落とされてしまった。そこに敵の大将のエリゴス·レダ公爵が剣を振り下ろす!


「ぎゃー!」


「ウハハハハハハハ敵の司令官を討ち取ったぞ!うわっ!ワーム引くぞ!」


ドラゴンの尻尾攻撃がきたので敵は逃げたようだ。しかしなんて事だ!腹を背中から突き通されてしまった。不味いこれは······意識が遠のく··········


「エルメス男爵が殺られたニャ」「エリクサーを使うニャ!」

「効いたみたいニャ。早く運ぶニャ」


セイア城


あれ?何かゴーレム達の動きが止まっているわね。何かあったのかしら?


「大変です!司令官代理!エルメス男爵が敵将にやられましたニャ!」


「なんですって!それで命は?」


「影の者がエリクサーを与えて収容しましたニャ」


「はーそれなら命は大丈夫ね」


これで将軍がいなくなってしまったわ。私がやるしかないわね!はー無性にお菓子が食べたいわ!


転移の羽で戦場に向かった。ゴーレムたちは攻撃しているが同じことの繰り返しをしていた。敵の数は兵士が2000人位だな。でももう逃げにかかっているから大丈夫かな。遠距離魔導レーザー攻撃を加えつつこちらも引くことにした。


セイア城東平原


魔獣2000体に兵士3000人か。ちょっと多いですわね。こちらは大型ゴーレムが3体とバリヤーがひとつのみ!無理ですわね!取りあえず魔獣だけは倒しましょう。


「魔導レーザー発射!」


バシューン!バシューン!バシューン!バシューン!バシューン!ギャギャギャー!グアー!ギャー!ギャギャギャー!ギャー!


「ワイバーンゴーレムは魔獣に爆裂魔法弾を投下せよ!」


ヒューン!ヒューン!ヒューン!ヒューン!ヒューン!ヒューン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!


相手はなかなかこちらに近づけないでいる。少しでも数を減らさないとね。


「撃って撃って撃ちまくれ!」


10分後敵の数は半減していた。こちらも魔導レーザーが撃てなくなったので肉弾戦に移行した。


「ワイバーンゴーレムは爆撃を続行して!後は力で頑張ってね」


「ミーミル様!爆弾がなくなりましたニャ」


「力のみで頑張ってください!」


バキバキ!ドカドカ!ゴンゴン!ガンガン!バシバシ!ガキガキ!


私は円盤に乗っているので相手の地上からの攻撃は届かない。しかし、空を飛ぶ魔物が襲って来てかわすのが大変ですわ!


「ここまでですわね。3体とも撤退しますわ!」


バリヤーを張ってその中の敵を一掃させたら 一番手前まで下がった。バリヤーを解除して城まで引いてまたバリヤーを張った。昨日空けられた地下のくぼみを通って城の中に入った。大型ゴーレムは皆無事なようだ。しかし城の周り中兵士や魔獣で取り囲まれてしまった。ミームはどうしたんだろう?城にはいないみたいね?


「ミーミル様!エルメス様が敵将にやられて休んでいますニャ。代わりにミーム様が西の前線に行ってますニャ」


その後ミームが城に帰還したのでバリヤーを一度解除して張り直した。敵の攻撃は夜通し続いたがバリヤーは破れなかった。その代わり地中を掘って中に入ってきた敵の排除に一晩中追われていた。もうへとへとですわ。


5日目私達は城の周りを敵に囲まれてしまった。相手の兵力は魔獣1000体兵士4000人というところだ。バリヤーを解除すると途端に城が壊されると思いこのままの状態で待つことにした。当然地下からの攻撃を防ぐことで1日が終わってしまった。


6日目


「ミーム男爵!我々兵士は1000名 います。バリヤーを解除して戦いましょう!」


「後1日待って!それでも司令官が帰ってこない時は打って出ます」


城の周りには中型のワームが20体ほど控えていた。さすがにちょっと不味いわね。タイミングを考えないでバリヤーを解除したら一気に城が壊されてしまうわ。今日1日頑張ってセイが帰ってくるのを待ちましょう。

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