表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
162/277

第162話□マモン城崩壊

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

殺し屋スライム達に地下の牢屋に入れられてしまった。あれ?向かい側にいるのは確かサタナキア公爵の娘のエルメスだ。何で捕まっているの?


「あなたこんな所で何やっているの?」


「うるさいわね!夜風に当たっていたら連れて来られたのよ!あんたと間違われてね」


「それは災難でしたね。それにしてもよく溶かされなかったわね?」


「あんなもの私に効くわけ無いわね!」


へえーさすが魔力値8000だね。伊達に公爵令嬢じゃないわね。あれ誰か来たみたい。


「これがサタンの婚約者セイか?サタンの小僧にはお似合いだな」


「偉そうなあんたは誰?」


「私はルシファー。サタンと敵対する者だ」


ルシファーと名乗ったその男は20代後半と思えるようなイケメン青年の姿をしていた。髪は金色で頭に白い角が2本生えている。背中にはいっぱい白い羽が生えている。これで本当に悪魔なの?まるで天使のように思えるが。


「そのルシファーが私に何の用があるの?」


「お前私の為に災害龍を作らんか?」


「普通に嫌だけど!」


「そこの後ろの女が死んでもかな?」


「答えは同じだけど」


「む゙っ!」


「ふーん。ならば死んでもらおう!」


ルシファーは指先から白い光線を出してエルメスを狙わずに私に当てた。


パリン!


プロテクション3層全面が破られた!すぐさま反撃を開始する。


「ストロングバニッシュランス!ストロングバニッシュニードル!」


ビュビュビュビュビュビュー!


「うおっと!危ない」


この悪魔軽くかわして見せた。やっぱり敵の大将だけあってなかなか強いわね。魔導バズーカを出してすぐさま発射した。


ドーン!ドッカーン!


「うわ!なるほどコレは凄い娘だな!サタンが嫁にしたいのも分かる。どうだお前、今からでも私のところに来るか?」


「お断りよ!ストロングバニッシュ!」


私は牢を破って外に出た。エルメスの牢屋を壊してやった。これで外に出られるだろう。地下牢から地上に出てみると たくさんの魔獣に囲まれていた。すぐさま こちらも大型ゴーレムをマジックバックから出した。ビッグタートル、キングドラゴン、 ベヒーモスの3体だ。さっそく攻撃を開始する。魔導レーザーで相手の魔獣を貫いていく。


バシューン!バシューン!バシューン!バシューン!バシューン!バシューン!


「とんでもない娘だな。マモンよ!あの娘わざと捕まったようだぞ」


「むむむ!どうやらそのようですじゃ!ここは私にお任せください」


「ふむ。殺られるなよ」


「もちろんですじゃ」


相手の魔獣は100体位かな。ルシファーはもう見えない。代わりにお年寄りの悪魔がいる。あれはさっき見た悪魔王のマモンだ。私は天使の羽を使って舞い上がった。あれ?エルメスも飛んで来た。


「あんたよくも私を切り捨てたわね!」


「当然でしょう。あなた私を殺そうとしたんだから。それともサタンさんの邪魔になりたいの?」


「それはありえないわね」


「私はあのマモンって奴を倒すわ。あなたは私のゴーレムを指揮して相手の魔獣を倒して」


「私に指図するな」


「それじゃあそこで隠れてなさい」


「キィーやってやるわよ!そこの三つ首左を片付けて!亀は真ん中よ!残りは右よ!」


これで魔獣は何とかなるわね。さすがサタナキア公爵の娘だ。悪魔王マモンは真っ黒の見た目の爺さんだ。空を飛んでいる。何だこの黒いのは!何かすごい勢いで 黒い物がたくさん飛んでくる!


「何これは?カラスか?うっこれは毒ね!」


ギャギャギャギャギャー!ギャギャギャギャギャギャー!


「ええい鬱陶しい!テトキシフィケーション!ストロングバニッシュレイン!」


ギャギャギャー!ギャー!キャー!ボトボトボトボトボトボト!ボトボトボトボトボトボト!


あらカラスを落としたらだいぶスリムなおじいさんになったわ。まだ何かして来るみたい。


「こざかしい娘よ。こうしてやる!うりゃー!」


んー?今度はヘビがたくさん飛んで来た。どういう仕組みなのかしら?でも何が来ようと倒すのに変わりはないわ。


「ストロングバニッシュレイン!ストロングバニッシュニードル!」


ボトボトボトボトボトボト!ボトボトボトボトボト!


召喚でもしてるのかな?次々と 小型魔獣が飛んでくる。今度はコウモリだわ。きりがないわね。


「ストロングバニッシュレイン!ストロングバニッシュニードル!」


本体を狙おう!魔導バズーカでマモンを撃った。

ドーン!ドッカーン!

どうやら当たったようだ。くるくると地上に落ちて行った。


「なんて奴じゃ!魔力の量が違いすぎる!中級悪魔クレイジーピエロたちよ!あの女を殺せ!」


地上に降りると同時にマモンは悪魔をたくさん召喚した。あれは前に戦ったことがある筋肉ピエロだ!30体はいるな。こいつは確か爆裂魔法を撃って来る奴だ。


ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドカドカドカドカドカドッカーン!ドカドカドカドカドカドカドカドカドッカーン!


「このー筋肉どもー!ストロングバニッシュランス連弾!」


ドンドンドンドンドン!ドンドンドン!ドンドンドンドンドン!ドンドンドンドン!


「ふう!あれ?ピエロは倒したけどマモンがいない!逃げたの?」


周りを見るとエルメスの指揮で相手の魔獣はほとんどなぎ倒されていた。ベヒーモスがマモンの城に突進していき穴を開けた。キングドラゴンも城を壊しにかかっている。


私は城の中に入ってマモンを探す事にした。飛んで探しているが見つからない。相手の兵士はたくさんいるからこの城は見捨てられたわけじゃないはずだ。


ズズーン!ズズーン!ズズーン!


ゴーレム達が城を壊しているからここまで響いて来る。大きな部屋に出た。やっぱり敵だらけだ。ここでドラゴンゴーレムとサイクロプスゴーレムを2体ずつ出して暴れさせた。


ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ガラガラガラガラ!ガラガラガラガラ!


相手の兵士はほとんどが生き埋めになっていた。なかなか居ないわね。もうこの城の中には居ないのかしら?

いつも読んで頂きありがとうございます。面白いなと思ったらいいねやブックマークや評価をお願い致します。もらえると励みになりますので よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ