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第148話□決着

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

「足が痺れてきた!テトキシフィケーション!」


毒は何とかなったけど足がスライムに包まれて行く。こいつ私を食べるつもりね!


「ストロングバニッシュ!」


ジュッ!


毒スライムは消えた。だけど私のドレスアーマーがミニスカートになってしまった!足は浄化しておこう。


「ビュリフィケーション!」


これでよし!あれ?アザゼルがいない! 結界があるから逃げられないはずだ?あ、地面に倒れている。


「ぜぇぜぇぜぇ何でアイテムが使えないんだ?」


「ストロングバニッシュニードル!ストロングバニッシュランス!」


「ぐおー!このままでは不味い」


「チャンスですよ!ベリアルさんトドメを刺してください!魔王!今ですよ!」


「我も限界に近い。体が上手く動かん!」


「体が重い!うおー!」


「貴方達が倒さないといけないんでしょ?頑張ってよ!」


「ストロングバニッシュランス!ストロングバニッシュランス!」


「ぎゃー!」


今度はこの剣で斬りきざむ!大剣にプロテクション3層をまとわせてアザゼルに斬りつけた。首が2つ吹っ飛んだ。


2人はもたもたしてまだ間合いに入れない。私はアザゼルを魔力の腕で持ち上げてベリアルさんの方に放り投げてやった。


「はぁはぁはぁアザゼル覚悟!」


「うおー!!」


ベリアルさんの炎の剣がアザゼルの胸に刺さっている。私は後ろから魔法を叩き込む!


「ストロングバニッシュランス!ストロングバニッシュランス!ストロングバニッシュランス!」


「うがぁー!」


魔王が間合いに入り剣を突き刺した!


「·······················」


アザゼルは倒れ2人は尻もちをついている。アザゼルはどうやら倒せたようだ。何があるか分からないから結界はそのままにしてある。


戦場の様子を見るとほぼ相手のヤギたちは全滅させることができたようだ。


聖域の魔法を解除した。これで2人は少しは楽になるんじゃないかな。


「こいつ本当に死んだの?」


「んー?うむ。確かに死んでおる」


「やりましたな!ベリアル殿」


「うむ。これで一歩前進だな」


「これで私の役目は終わりね。さっそく帰るわ!」


「ち、ちょっと待て!そんなに慌てて帰るな。報酬の件もあるしな。 2、3日待ってくれ」


「えー?そんなにかかるの?うーん。分かりました」


我が軍の被害はドラゴンゴーレムとサイクロプスゴーレムが5体ずつ損傷しただけだった。ベリアルさんの軍の兵隊は84人が戦死している。みんなに死体を集めてもらい次の日に復活させた。


2時間ほどで終わったから後は買い物に行こうかな。この新たな土地はアザゼルの領土だった所だから完全に安心とは言えない所だ。一応気をつけて行こうと思う。


今日はギガトロン鉱石か虹宝石を探したいと思っている。まあ簡単には見つからないだろう。


宝石店と言うか雑貨屋さんのようだ。何で地下につながっているんだろう?一応どんな宝石があるか聞いてみよう。


「こんにちは。どんな宝石がありますか?」


「何でも置いてあるよー!」


「何でも?それじゃあ虹宝石はある?」


「お嬢さん!それはおとぎ話の宝石だよー!現実ならこれよこれ!」


見せてもらったのは地上にある宝石ばかりだった。


「うーん、こういうのはたくさん持ってるからこの辺りにしかない物はないの?」


「うーん、それならこれね!」


ああ、これは見た事がある。なるべく大きい粒を買って行こう。大きめの粒を2つ購入しておいた。


やっぱり虹宝石はすぐにはない代物のようだ。こうなると俄然見つけたくなるのが人情というものだ。


しかし、おとぎ話の類と言われてはどう見つけたらいいのかなんて分かるわけがない。


メガトロン鉱石もすぐには見つからない気がして来た。一応鉱石屋さんに行って聞いてみたがダメだった。相当な希少鉱石らしい。


「安い鉱石って何があるの?」


「あー?安物ならそこらに転がってるだろう」


「何だか分からないわね?うーん?これは鉱石と言うより土ね」


「そんな物でいいなら裏庭に捨ててあるから持って行きな!ゴミが減って助かるぜ」


「なるほど」


裏庭に行くと本当に山のようなクズ鉱石があった。店主はいらないって言ってたんだから使わせてもらおう。これでギガンテスを作ろうと思う。


もうお昼だからご飯を食べてからにするつもりだ。レストランに入り料理を注文するとすぐに紫色のステーキが出てきた。何の肉か分からないがどうやら魔物らしい。味はなかなかによかったと思う。


鉱石屋の裏庭に戻った私はゴーレム作りを始めた。魔力を使い形を作る。これ土が混じっているから操作も簡単ね。いつもなら2日はかかるゴーレム作りが3時間で終わった。


「お前はギガンテスよ。今からベリアルさんの所に帰るわよ」


「分かりましたポー」


ドズン!ドズン!ドズン!ドズン!ドズン!ドズン!


脚を太くして安定させたけど体が大きいから音もすごいわね。こいつは鉱石の関係でキングドラゴン位の大きさになった。ミニギガンテスってとこね。高さ70メートルでそれでも頭には立派な角が2本ありかなりごつい巨人に仕上がっている。


金属は弱い分魔力をたくさん貯められるように魔鉱石は普段の倍くらい入っている。キングドラゴンと戦っても五分の勝負ができるだろう。


ベリアルさんの新しい占領地の城に帰るとみんなこのミニギガンテスを見て大騒ぎをしていた。


「おとぎ話のギガンテスなのか!」

「あれはきっと姉さんが作ったゴーレムに違いねえ!」

「セイの姉御か!」

「じゃなきゃあんな化け物がいるはずがねえ!」

「まあ、そりゃあそうだな」


帰ると魔王に呼ばれたのでベリアルさんの所に行く事になった。

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