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第146話□作戦会議と戦いの準備

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

報酬をもらった次の日3人でアザゼルとの戦いについて話し合う事になった。ベリアルさんも立ち直ったようなのでよかった。


「もう兵隊がいないなら私のゴーレムで攻めてはどうかな?」


「あいつは他にも兵を持っている。斬りとばした首も再生する」


「ええ〜!それじゃあ倒しきらないとダメじゃない!」


「その通りだ。何か手を考えないとダメだな」


「魔王はどんな戦い方をするの?」


「ん?俺の戦い方か。剣と魔法の両方使える。魔法は闇魔法が得意だ」


「この前は何で不覚を取ったの?」


「闇魔法が効かなかったのだ」


「なるほど」


3人で戦えば相手を追い詰めることはできるだろうが勝つところまでは行かないだろうな。やはり何かしら工夫がないと勝てないと思う。


「アザゼルって何か 弱点はないんですか?」


「先日我は初めて戦ったがそれらしいものは分からなかった」


「俺もそうだ。自分の弱点は分かったかな」


「最後は逃げたってことだから聖属性魔法は嫌いなんじゃないかな?」


「そうかもしれん」


「私は奥の手を考えてきたわよ。転移の羽を使って近くに現れて攻撃するの」


「ふーむ。なるほどな。有効かもしれん」


「貴方達は何を考えて来たの?」


「う、我はだな。気を高めて········アザゼルの奴を·········」


こいつー!何にも考えて無かったな!女の娘とイチャイチャしてただけだなんてー!


「俺は闇魔法でデコイを作り不意を突く」


「それ何体作れるの?」


「5体かな。だがそれぞれがこちらの指令通りに動くことができる」


「それは有効かもね」


「ベリアルさん!真面目にやる気あるんですか?」


「待て待て!我も考えてあるぞ!この爆裂玉を使うのだ!これは我の炎を高圧縮して封じ込めてある。当たれば奴とて無事ではすまんはずだ!」


ふーん。一応考えてあるのね。でも炎は相手も得意なはずだ。


「それ何個あるんですか?」


「1日1個は作れるな」


攻撃手段はいくつか揃ったけど相手を逃がさない為にはどうするかよね。結界を張ってプロテクションで閉じ込めるか。


「アザゼルって悪魔王なんでしょ?だったら伯爵とか子爵とか部下がいるんじゃないの?」


「それはこちらにもいるので相手の部下はこちらの部下が押さえている」


「なるほど。それでいつどこへ仕掛けるんですか?」


「それは今部下たちが相手の軍を把握し作戦を構築している。今日中に知らせがあるはずだ」


それじゃあ戦いは明日以降になるかな。連絡があるまで近くで待機と言う事になった。私は戦いの準備の為魔道具屋に向かった。結界を作る道具か何かないかな?


魔王に教えてもらった魔道具屋に着いた。骸骨が客引きをしている。何処の店も地上では考えられない経営をするわね。


骸骨に案内され店内に入った私は結界を発生出来る魔道具があるか聞いてみた。


「量産品ならありますよ。だけどそんなに強くないし魔物の侵入ならだいたい防げますよ」


「自分の魔力を込められる物はありますか?」


「ありますけどお高くなりますよ」


宝石板1枚の値段だったが1個購入しておいた。発動範囲は半径100メートルになるようだ。これで私の魔力を込めておけば相手を逃がす事はないだろう。物質変換器で増やしておこう。そうだ空を飛べるアイテムはないかな?店主に聞くと使い捨てだが『天使の羽』というアイテムがあるそうだ。これも宝石板1枚かかったが買っておいた。こちらも 量産しておこう。


目的は達成したので帰ろうとしたが近くに傭兵斡旋所があったので覗いてみる事にした。中には柄の悪い男達がたくさんたむろしていた。まるでコンビニの前にたむろしているヤンキーみたいだ。


「いよ〜姉ちゃん!何を探してるんだ?俺が案内してやるぜ〜」

「姉ちゃんちょっと遊んでいかねえか〜?」

「ほら俺のいいもんくれてやるぜ〜ヒャヒャヒャ」


お下品だわ。まあ無視でいいだろう。受付に行くときれいなサキュバスさんが対応してくれた。


「本日は傭兵斡旋所にようこそいらっしゃいました。傭兵斡旋ですか?」


「いいえ。ここに魔界の魔物の資料が有ったら見せて欲しいんだけど」


「ああそれなら2階に資料室があるから行ってみてください」


「ありがとう」


「ようよう姉ちゃんよう!無視してちゃダメだろうが!何でも教えてやるって言っているだろう?」


うるさいから魔力の腕でつかんで空中にぶら下げてやった。


「何だ?うわー!おりられないー!」


「それなら魔界で一番強い魔物は何?」


「そ、それなら巨人ギカンテスか暴風龍だ!1体なら巨人ギカンテスの方が強いが数がいたら暴風龍の方が上だ!うわ〜もう降ろしてくれ〜!」


「ふーん。それじゃあ魔界で一番硬い金属は何?」


「うあー!ギガトロン鉱石だ!アダマンタイトより硬くて粘りがある金属だ。だがどこにかあるかは分からんし加工されたのはずいぶん昔の話だ〜」


「へー本当に物知りね。それじゃ 最後の質問よ。魔界で一番の宝石は何?」


「うう〜気持ち悪くなって来た〜。虹宝石だ。七色に輝く って聞いている。 だが見たことはねえ!おえ〜」


ふーん。やっぱり人に聞いた方がいろんな情報が手に入るわね。降ろして情報量として鉛筆型のお金をあげておいた。


その後2階に行ってギガンテスの挿絵を見たが確認されたのは何百年も昔の話で何処にいるかも分からないそうだ。しかしその大きさは100メートルはあったという話だ。


「ギガトロン鉱石と虹宝石は欲しいわね」


あとは決戦の日まで技を使っていつでも発動できるように準備しておこう。


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