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第144話□悪魔王アザゼルとの戦い

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

敵を300体以上は倒したがまだ戦いは続いていた。さすが魔界の戦いだわね。これだけやられても引かないんだから。


両翼のゴーレムたちはすでに半数が戦闘不能になっていた。今は招き入れる 敵の数をかなり減らしている。中央の軍は同じように戦っているがすでに肉弾戦で相手の殲滅率が落ちている。ここはひとつ私も攻撃に参加してこよう。


「ちょっと出て攻撃してきます」


「お気をつけくださいニャ!」


ワイバーンゴーレムは全部出払ってしまっているので円盤に乗って出ることにした。猫獣人に操縦してもらっている。相手の攻撃が届かないところまで高度を保って上部ハッチを開けてもらった。


「ストロングバニッシュレイン!」


無数の雨のような消滅魔法が敵に降り注ぐ。穴だらけになって倒れていく。


「ストロングバニッシュレイン!ストロングバニッシュレイン!ストロングバニッシュレイン!」


「メェ〜メェ~メェ~!」

「グギャーグギャー!」


何で逃げないの?何かに操られてでもいるのかな?普通仲間がこれだけやられたら逃げるでしょう。どうも分からない。生物ではないのかな?20分ほど空の上から攻撃したら敵はほぼ全滅した。


こちらの被害はドラゴンゴーレム戦闘不能8体、サイクロプスゴーレム戦闘不能7体、魔族の皆さんが153名だった。


一応役割は果たしたんだけど2人は悪魔王アザゼルを倒せたのかな?ちょっと様子を見に行く事にした。


城の中は非戦闘員は居るようだが戦える者は残っていないようだった。進んでいくと開けた所の大きな部屋で3人がまだ戦っていた。正確に言うと悪魔王アザゼルと悪魔王ベリアルは健在だが魔王バラクゴーンは膝をついていた。


相手の悪魔王アザゼルは7つの蛇の首を持ちその先に人の顔が14個もついており翼が12枚もある化け物だった。もう一方の悪魔王ベリアルは炎の戦車に乗って空を飛んでいる。


「うわ〜相手の悪魔王アザゼルは凄い姿をしてるわね」


私は魔王バラクゴーンに治癒魔法をかけた。


「エクストラヒール!」


「おお済まないな。お前戦いはどうなったんだ?まさか相手を全部倒してきたのか?」


「相手は全滅したわ。何で逃げないのか不思議だったけど向かってくるので全部倒したわ」


「あいつらは悪魔王の分身みたいなものだから逃げるなんて感情はないんだ」


「なるほどーだから最後まで向かってきたのね。おかしいと思ったわ」


魔王は傷が完治して戦おうとしたが血を流しすぎたのかフラフラしている。


「ウグッ!うーん···········」


「その体ではもう無理じゃないの?休んでなさいよ」


「しかしこのままではベリアル様が危ない!」


「しょうがないなあ。アクセサリー追加ね。私が代わりに戦ってくるわ」


でも私は空飛べないしな。ここから援護するか。見ると互角のような気もするがやっぱり相手の方が強そうね。取りあえず消滅魔法で援護しよう。


「ストロングバニッシュランス!」


あら避けた。1人とすでに戦っているのによく脇からの攻撃を避けられるわね。


「ストロングバニッシュレイン!ストロングバニッシュレイン!ストロングバニッシュレイン!」


どうだ。これだけ撃てばさすがに当たるだろう。すごーい!身の回りに炎を出して相殺した!何かとんでもない奴ね。


ベリアルさんの炎の戦車も炎弾が凄いけど相手とかぶっているから あまり効かないかな。何かヘビの鱗があるところを見ると毒の攻撃もあるんじゃないかな?


突然上から黒い玉がたくさん降って来た。床に落ちるとジュッと言ってあちこち穴が開いていた。これ毒ですね。私にも当たったけどプロテクション3層があったので助かった。こりゃあもう使い物にならないわね。 もう1回張り直しましょう。


「プロテクション3層!ホーリーウェポン」


大剣を出して斬りかかるが飛び上がって避けられてしまった。何かないかな?魔導バズーカ砲があった。これでぶっ飛ばしてあげるわ。


ズガン!ボガーン!


どうだ?あっ羽が1枚落ちて来た。当たったのね!ようしもう1回!ベリアルさんの炎攻撃をいなしながら私の魔導バズーカのエネルギーを毒の玉で消し飛ばした!


ズガン!ボン!


「なんて奴なの!」


ベリアルさんの炎の剣がアザゼルの首をひとつ跳ね飛ばした!しかし相手の毒ももらって右手にダメージを負ったようだ!これ不味いんじゃないかな?毒だけでも無効化しておこう。


「あの者の毒を無効化すべし!ジャッジメント!」


「むおっ!何が起きた?!」

「毒が使えぬ!」

「あの女だ!」

「殺せ!」

「殺せ!」


うわ〜魔法は効いたみたいね。顔がたくさんあるからいろんな事言ってるわね!今なら毒は使えないからチャンスね。


あれ?ベリアルさんは炎の剣を左手に持ち替えてまだ戦うつもりだ。アザゼルがこっちに向かって来た!あのビジュアルで一直線に突っ込んで来られるとさすがに怖いわね。


でも近づいてきてくれるんなら剣が使えるわね。10本の大剣を使ってアザゼルに斬りつけた。うわ!炎で剣が溶ける!2本だめにされたが首をひとつ飛ばしてやった!


すぐさま相手は飛び上がって炎の塊を振らせてきた。これは受けると剣がみんな溶けてしまう。走ってかわした。これは疲れるな!


「はぁはぁはぁストロングバニッシュランス!ホーリーランス10連!」


うわっ!炎の矢がたくさん降って来た!


「はぁはぁはぁプロテクション3層!前方展開!」


ガキンガキンガキンガキンガキンガキンガキン!パリン!


前方に張ったプロテクションが破られてしまった。ベリアルさんが落ちて来た。何本か当たったようだ。


「はぁはぁはぁホーリーランス20連!ホーリーアロー50連!」


ドスドスドスドスドス!


かなり当たったぞ!あれ巨人が降りてきた。


「はぁはぁはぁストロングバニッシュランス!」


「グギギギー!」


ドサッ!


悪魔王アザゼルがいない!逃げたのか!私は追撃は諦めてベリアルさんの治療に当たった。

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