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第141話□ジャスティンと物々交換

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

リンドブルム共和国セイの家


「それで今は猫獣人が他の獣人を守っているというわけね?」


「まあそういう事になるわね」


「それでセイ様はこれからどうするつもりですの?その帝国も征服してしまうのですか?」


「私はどこも征服なんてしてませんー!ちょっと人々を解放しただけですー!」


「何を言ってるんですの?相手グリムリーパーの政府は壊滅してるではないですか?そういうのを征服って言うんですよ!」


「うわ〜ん!ミーミルちゃんが意地悪する〜」


「あーよしよし。でもセイは旅行は当分禁止ね。この調子で領土を増やされると管理するのにとても困るのよー」


「うわ〜ん。ミームちゃんまでまともな事言ってる〜」


「それであなた旅行に行って少しは散財してきたの?」


「結構いろんなものを買ったんだけど帰ってきたら倍に増えてました」


「いったいどうなってるのよ」


「お金はたくさんあって困ることはないですわ」


「ちょっと戦力を把握するために ゴーレムを見せてくれる」


「いいわよ」


外の果樹園の外れで新しいゴーレムを見せてあげた。


「これが新しく作ったベヒーモスゴーレムです!」


「これはお二方よろしくお願いします!」


「で、でかい!」


「だ、大怪獣ですわね」


ついでにキングドラゴンも出してみた。暴風龍を4体とも出す。大型はこんなものかな。


「これは!見世物でお金が取れますわね」


「そうだ!このでかいの全部ここに置いて行ってもらえるんならどこへ旅行に行ってもいいわよ」


「そうですわね。もうセイ様を脅かす存在はいませんものね」


「こんなでかいのがいるから気が大きくなって国を潰そうなんてことになってしまうのよ。なければ普通に過ごせるはずよ」


「な、なるほど〜」


「もし困ったことがあったらここに取りに来ればいいのですわ。セイ様は魔界からでも転移できますから」


「わ、分かったわ。大型はここに置いておきます」


私は病院で復活の仕事をしたらポーションを卸して仕事は終わりになった。


忙しくしていてもエリクサーと特級ポーションだけは前日に寝る前に作っていた。だから今回は両方とも1000本以上ずつ卸すことができた。これで当分は仕事はなしね。


それじゃあ久しぶりにモルダスター魔導王国のジャスティンに会いに行こうかな。魔導レーザー砲の研究は進んだかしら。


転移してモルダスター魔導王国に飛んだ。ジャスティンは研究中だが会ってくれた。


「こんにちはジャスティン。研究は進んだ?」


「ああセイ久しぶりね。魔導レーザー砲はいろんなサイズの作成に成功したわ。魔導バリヤーはまだ研究中ね」


「魔導レーザー砲を分けてください!」


「いいけど。それなら貴方の巨大 ゴーレムを見せてよ」


「そんなのでいいなら今すぐにでも大丈夫よ」


転移して西の海のセントラル諸島に到着した。最初に見せるのはビッグタートルだ。


「これは凄いわね。動く要塞ね。魔導砲が撃てるようになっているのね?ん?この猫獣人達は人間と同じように喋ってるわよ」


「そう、ムジカ王国のコンピューターが入っているのよ。人工知能ってやつよ」


「うう、凄い!何で量産化できてるの?」


「それは企業秘密です。後で飛行艇と円盤と一緒に分けてあげるわ」


「な、何でそんなに新しいものがすぐ手に入るの?」


「ムジカ王国には魔導ジェット機があるらしいんだけど、最新だから手に入らなかったわ」


ジャスティンは何かとっても悔しがっていたけれど構わず次の所へ案内した。リンドブルム共和国の家の近くだ。大型ゴーレムが置いてある。


「これがキングドラゴンゴーレムで手前がベヒーモスゴーレムよ。後ろでとぐろを巻いてるのが暴風龍ゴーレムよ」


「で、でっかいわね!これは凄い!」


ジャスティンはかなり興奮していたが転移して彼女の家へ戻ってきた。最後に円盤と飛行艇とコンピューターを彼女にプレゼントした。お返しに彼女はいろいろなサイズの魔導レーザー砲を私にくれた。


「これで色々なサイズの物ができるわね」


「これは面白いわね。うんうんなるほどね?」


あ、もう研究者モードに入ってしまった。私のことはもう眼中にないわね。挨拶をして転移して帰って来た。


大型ゴーレムを置いていけば自由に旅行に行っていいということだったのでこのでっかい6体はリンドブルムに置いていくことにした。


旅行の行き先は今までに行ったことのない土地がいいわね。何か私の知らない物があるかもしれない。


だとすると西大陸がいいわね。確かムジカ王国でもらった地図には国の名前が書いてあったわね。一番南で暖かい国はムジカ王国の南西のアレフローラ連邦と言う国らしい。


「うん。ここがいいわね」


「どうしたの?地図?それじゃあ 大型ゴーレムを置いて旅行に行くつもりなのね?」


「そうよ!今度こそ普通に過ごしてくるわ」


「ふーん。いいんじゃないの」


「セイ様!何かとても嫌な感じがします。いつもならもっとはっきり分かるのですが?今は嫌な感じとしか分かりません。とにかく気をつけてください」


え?ミーミルちゃんが分からないってどういう事?でも私にとって困ることが起こるってことだよね?


簡単に言えば私と同等か私以上の強さの者が迫っているってことね。気をつけるには武装を整えるぐらいしかないわね。あれ??


「ちょっとセイは何処に行ったの?考え事してたわよね。自分で転移するわけないわ!」


「するとこれは召喚ですかね?セイ様より力の強い者に呼ばれたってことですか?」


「そんなのこの辺にいるわけないでしょ!」


「この辺じゃなかったら··········」


「「魔界!」」


「だから私にもはっきり分からなかったんですのね」


「どうしよう!そんな危ない奴に呼ばれるなんて思わなかったから大型ゴーレムを置いてけなんて言っちゃったわー!あー!不味い不味い不味い不味い不味いー!」


「落ち着きなさい!セイ様は魔界からでも帰って来れるわ!」


「なるほど!それなら待っていればいいかな」


「そ、そうですわね」

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