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第126話□白兵戦

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

あれが敵の旗艦ね。何か白くて普通の大砲じゃないわね。是非とももらって帰らねば!


私は猫獣人達とワイバーンゴーレムで急降下で突撃した。周りの船から魔導砲の攻撃が来る。


バチューン!バチューン!バチューン!バチューン!


そのうちのひとつがワイバーンゴーレムに当たり海の中に落ちていく。


「ニャニャーン!」


ザバーン!


1体落とされた!ごめんね!後でサルベージしてあげるわ。残りの4体は敵の旗艦に降り立つことに成功した。


降り立つとすぐに敵が魔導銃で撃って来た。


ビッビッビッ!バシュバシュバシュ!チューン!チューン!


「凄いお出迎えね。ホーリーレイン!」


「うぎゃー!」

「うあー!」

「ぐあー!」


「よし突入せよ!」


ヒュヒュヒュ!ドス!ドス!ドス!ヒュンヒュンヒュン!ドス!ドス!ドス!


猫獣人達のナイフが次々に船員に当たっていく。


「うわ!」

「うぐっ!」

「うぅ!」


50人以上いた船員達はほとんど倒された。私はサイクロプスゴーレムを出して強力魔導砲を回収させた。


「いい?床を壊してね!大砲は壊しちゃだめよ!」


「ウガガッ!」


猫獣人達は甲板を制圧して艦橋や機関室に向かった。船の窓から飛び降りる船員がかなりいる。


そこへキンゼルが乗っていた円盤が現れた。私に目がけて魔導砲を撃って来た。


バシューン!バシューン!バシューン!バシューン!バシューン!


何が何でも私を倒す気だね。プロテクション3層の他に前方にもプロテクション3層を張る!


パリン!


「プロテクション3層!」


私はワイバーンゴーレムを3体出してキンゼルの円盤を落とすように命令した。


「ふう。これでバリヤーを探しに行けるわ」


艦橋の何処かにあるのかな。上に上がると船員達が沢山倒れていた。一番上に上がったら見慣れない装置を発見した。


「ふーん?これかな?」


直径1メートル位の球体を台の上に乗せた物だった。何か装置が付いているが私にはよく分からない?


まあきっとこれね。持って帰ってジャスティンに調べてもらおう。ストロングバニッシュで床に穴を開けて装置をマジックバッグにしまった。


「よし任務完了!」


外に出るとワイバーンゴーレムが1体落とされていた。なかなかやりますね。まだ2体と空中戦をしているが私は強力魔導砲とサイクロプスゴーレムを回収してマジックバッグにしまった。


「みんな引き上げるよー!それぞれで戻って来てねー」


「ニャン!ニャン!」


ワイバーンゴーレムを再び出して円盤の方に向かった。あら円盤の方もかなり傷ついているわね。私を確認するや凄い勢いで魔導砲を撃って来た。


こちらはかわしてすれ違いざまにストロングバニッシュを撃ち込んでいった。


「ストロングバニッシュランス!」


ドガン!


煙を出して円盤は落ちて行った。海に落ちるのを確認してからもう少し上空に上がり全体を見た。


転覆した船以外敵の船はあまり残ってはいなかった。あとは逃げたのかな?


ビッグタートルに戻った私は敵の本拠地を制圧する為にキングドラゴンを海岸から上陸させた。


敵の魔導砲がキングドラゴンに集中する。だいぶあちこちへこんだが敵の魔導砲を確実に破壊している。ビッグタートルからも魔導砲攻撃をして確実に敵の魔導砲を潰して行く。


バチューン!バチューン!バチューン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!


猫獣人とフェンリルゴーレムを出して各所を制圧させている。持ち場を離れて逃げ出す兵隊が多く見えるようになった。


こうなるとこちらの勝ちは確定だな。猫獣人達を集めて掃討作戦に移行した。いつも通りフェンリルゴーレムを2人に1体付けてやった。


私は暴風龍に命じてキングドラゴンの首と落とされたワイバーンゴーレムや猫獣人たちを救出するように命令した。


周りを見渡すと敵の姿はなく焼け焦げた肉の匂いと燃え残った木や建物が横たわっているだけだった。


周りは死体だらけだが海には海の魔物がいるのでしばらくすれば始末してくれるだろう。


私は敵の城の方に向かった。すでに猫獣人たちに制圧されているので敵の姿は誰も見えない。


ん?何か飛んでいる?真上にドローンが飛んでいた!


「何これは?誰かが私を観察しているみたいね」


とりあえず見つけたのはぶっ壊しておこう。


「ストロングバニッシュ!」


ボン!バラバラバラバラ


城の奥に行くと食料や鉱石や金属が沢山保存されていた。私の大好きな宝石類もかなりあった。うーん。これはいただきます。


あら?これは西大陸の地図ね。いろんな国があるわね。南の方が大きい国が多い。 北に行くと小さい国が多くなるな。東大陸とは逆になっているのね。


長い戦いだったけどこれでグリムリーパーは終わりね。


西大陸北の島の山小屋


「はあはあはあはあ何とか逃げて来られた!はあはあそれにしても何て強いゴーレムなんだ!くそー!この私が負けるなんてあり得ない!はあはあ」


ちょうど聖女と戦っていた場所からここまで約50キロメートル以内だったので何とか円盤から転移することができた。


まあ自分の持ち物は随分持ち出してきたし金もかなり残っている。何とか生きては行けるだろう。


しかしあんなのがいるんじゃ東大陸へ行くのは無理だな。この西大陸で力をつけて行くしかない。たがあの婆さんがいるムジカ王国は顔が割れてるから行けない。


ここは一番北のデーラ王国領だ。小国がたくさん集まっている一番東の国だ。 ここで身を潜めるしかないな。何ていう事だよ。またいちからやり直しかよ。

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