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第117話□集積基地を落とせ!

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

宝石を買ってからリンドブルム共和国で働き夕方になるとビッグタートルに転移して様子を見るようにしている。


今日が4日目だからもうそろそろ北東部の集積基地に着くはずだ。まだか?ん?なんか船がたくさんいるような気配だ。


「ビッグタートルは潜航せよ!」


見つけた。ここが第2艦隊の集積基地だわ。明日の朝攻撃開始しよう。


今日は偵察をする事にした。ワイバーンゴーレムで島の西に着陸した。ゴーレムをマジックバッグににしまいそこからは歩いて集積基地に近づいた。


今日は猫獣人達の真似をして上から下まで真っ黒な服装だ。頭は黒マスクを被っている。


基地の壁までは誰にも見つからずに来られた。さて3メートルもある壁だが魔力の腕を伸ばして縮めたら上まで来られた。今度は壁をつかんで魔力の腕を伸ばして地面に下りる事が出来た。


本部はまだ明かりがついている。何を話しているのか聞いてみよう。


「第2艦隊司令長官バシリウス·ノヴマイアー様が早く物資を届けろってうるさいんだよ!」


「何でも聖女が攻めて来るかもしれないって焦ってるみたいだ」


「そういや第3艦隊の集積基地は物資をみんな取られたって話だぜ」


「まあ明日の朝になれば輸送艦隊が到着する。そうしたらすぐ向こうに送ってやるよ!ははははは」


ふーん。なるほどね。これはいい事を聞いた。もう少し探ってみよう。


集積基地の中は前と同じ作りになっていた。たくさんのコンテナが置いてあった。しかしその端の方には明かりのついた部屋が2部屋あった。


中を見るとたくさんの女達が閉じ込められていた。これはひょっとしてさらわれてきた人達かな?ざっと2部屋で50人はいる。


鍵がかかっている。ストロングバニッシュで消滅させた。これで中に入れる。


「こんばんは。助けに来ました」


「あんた誰?」


「リンドブルム共和国のセイといいます。私のことを信じてくれるなら今から一緒に転移して逃げましょう」


「私は行くわ!」

「私も」

「売られてたまるもんですか!」


みんな賛同してくれたのでビッグタートルに転移した。もう1部屋あるので同じ事を繰り返した。


みんな税として各島から連れて来られた人達だった。またえげつない事をしている!頭にくるな!


みんな北東の島々から来たらしい。今夜はここで泊まってもらう事にした。簡単な食事と希望者にはシャワーを貸してあげた。さすがにこの人数のベッドはないので毛布を物質変換器で増やして使ってもらった。


朝早くセントラル諸島の集積基地に転移してみんなを送った。北東の海は戦場になるので戦いが終わるまで南で待っていてもらう事になったのだ。


セントラル諸島の人たちはみんな歓迎してくれた。戦いが終わったらまた迎えに来てやるつもりだ。


ビッグタートルに戻った私は北東部の集積基地を攻める。相手は女達がいなくなったからもう助けが来たと分かっているはずだ。


昨日の部屋にビッグタートルから魔導砲を撃ち込んだ。城の城壁の上からバリスタの矢がが飛んでくる。しかしビッグタートルには届かない。私はドラゴンゴーレムとサイクロプスゴーレムを5体ずつ出して城を攻めさせた。


銛がたくさん飛んで来るがゴーレムには効かない。城壁を破り兵士達を蹴散らして行く。猫獣人達に敵の後始末をさせている。


城の中はフェンリルゴーレムに攻めさせている。しばらくしたら落ちるだろう。


「ニャニャン!」


「ん?どうしたの?」


猫獣人は北を指さしている。ああ、輸送船団か。20隻位だな。さてどうするかな。


「暴風龍よ。敵の輸送船団を拿捕しろ!」


「ギャオー!」


5頭の暴風龍は輸送船団に近づき船に絡みつく。


バキバキバキバキ!ボカン!


「拿捕って分かる?捕まえるの!壊すなー!」


「ギャオン〜!」


半分ぐらい壊してしまったが10隻ほどは拿捕することに成功した。乗組員は海に飛び込んだか船の中に残っているようだ。みんな港に引っ張って来ている。これなら後で使えるだろう。


城の方は決着がついたようだ。グリムリーパーが海の覇者でも戦艦もなしに陸の上で私のゴーレム達にかなうわけがない。


「物資は接収する!猫獣人達はついて来て!」


こうなることは予想していたので予めマジックバックを30ばかり買っておいた。私が荷物をマジックバッグに入れないと入る量が少なくなってしまう。入るだけ入れたら猫獣人にバックを渡している。


大体コンテナ100個でいっぱいになる。食料がマジックバッグ10個分あった。残りは金属がマジックバッグ8個分あった。あら宝石や金銀もある!これはコンテナ10個分だった。私個人としてはこれが一番嬉しい。


決着がついたので後処理は猫獣人に任せている。この辺りの島々を制圧してもらう。島民の皆さんが、協力してくれるから意外と早く終わるだろう。


私はマジックバッグの山を持ってリンドブルム共和国に戻って来た。


「また稼いで来たのー?」


「嫌な言い方しないでよ」


まあやってる事は略奪だからね。向こうにいた私とはもう別人だな。久しぶりにステータスを確認してみよう。


「ステータスオープン」


レベル96、魔力値23432、聖女、聖戦士、殲滅姫、破壊者、地獄の呪術審判、略奪娘


ああ〜やっぱり略奪がついてるー!まあ仕方ないわよね。これだけ人の物を取りまくっているんだから。今更気にしてもしょうがない。


ミームちゃんには第2艦隊の集積基地を落とした事を報告した。ミームちゃんからはカンティス国の私が支援した集団が連戦連勝している事を聞いた。


「それなら奴隷解放も進んでいるはずね」


「それが何かおかしいのよ。奴隷解放の話を聞くと順調だとしか答えないのよ。具体的な話がないので詳しいことがよくわからないわ」


「ふーん。ちょっと様子を見に行ってみるわ」


まさか約束を違えていないわよね?

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