表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
116/277

第116話□反乱と戦闘準備

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

大統領なのに反乱に参加している。まずいまずい超まずい!


本当に500人位いるな。みんな剣や槍を持って興奮気味だ。それにしてもこんな大勢で歩いてって大丈夫なのか。待ち伏せたされたらひとたまりもないな。


領主の館の近くまで来ると領主の私兵が弓で攻撃したきた。あーあ、先に攻撃されてしまった。


「「「「「ワー!」」」」」


みんな一斉に走り出した。弓に射られて倒れる者が何人も出ている。


「ちょっともう少し考えて進んだ方が·······」


「「「「「ワー!」」」」」


今度は相手が剣を持って突っ込んできた。うわっ!斬られてる!


「みんなもう少し協力して·····」


「「「「「ワー!」」」」」


だめだこりゃあ。話なんか聞こえやしない。私は倒れている人たちに治癒魔法をかけて回復させていった。幸いにもみんなまだ生きていたので助かった。


そんなことをやっていると屋敷の方から勝どきをあげる声が聞こえてきた。すごいなあの人たち!あれで勝てたんだ。


「おめでとうございます!よかったですね」


「これも聖女様のおかげです」


「いえ、私は特に何もしていません。皆さんの力ですよ。この後はどうするのですか?」


「ここの自治は私たちで行います!」


話を聞いてみるとこの国には王はいないということだった。領主が話し合って国の方針を決めているようだ。民主政治も混じっているのね。しかしこれじゃあ近所の領主が黙ってないだろう?


ある程度力を得るまでは争いは絶えないようだ。これなら力を貸しても何とかなるんじゃないのかな。


「皆さんが奴隷解放をしてくれるなら我が国は協力を惜しみませんよ!」


「おおーありがとうございます聖女様!よろしくお願いします!」


そこで私はドラゴンゴーレム2体とサイクロプスゴーレム2体と地竜ゴーレム5体を貸し出す事にした。


「せ、聖女様!これは何なんですか?」


「私が作ったゴーレムです。これらを上手く使って奴隷解放をお願いします」


「わ、分かりました。頑張ります!」


この地区の奴隷は解放されたのでアラン君に一緒に来るかどうか尋ねたが意外にもここに残って戦うという言葉が返ってきた。何か仲間の解放に目覚めたようだ。


この国に領主は100人は居るそうだ。奴隷解放をするには最低でも領主を20人は従えるようにならなくてはならないだろう。


大体方針も決まったので私は一度リンドブルム共和国に帰ることにした。


「ただいま」


「え?セイもう帰って来たの?どうにかなったの?」


「うん。反乱に手を貸して成功させて来たわ。ゴーレムを貸してきたから後は彼らの力次第ね」


「なるほど。やっぱり力ずくになるのね」


私はビッグタートルに転移してセントラル諸島で戦力強化をする事にした。暴風龍を作ろうと思う。


例によって金属は海中から拾ってきてもらい組み立てを開始した。もう3体作っているので慣れたものだ。


金属はたくさんあるので前のより少し大きくしようと思う。3時間かけて120メートルの暴風龍が完成した。そうだこれに乗れるようにしよう。頭を改造して中に乗り込めるようにした。


試運転で空中に舞い上がり自由に飛ばせてみた。こいつクルクル回るからこっちは目が回って気持ち悪くて持たない!


「ウゲー!だめだわ!とても乗れないー!」


乗れるようにはなってるけど今のままではもう絶対に乗りたくない。何とかならないかな?うーん。


取りあえずもう1体暴風龍を作る事にした。今度は前と同じサイズにして作ったら2時間で出来上がった。


さっきの暴風龍に乗るにはどう回っても前が見れるようにすればいい。だけどどうするかだよね?


そうだプロテクション3層を全面展開すれば何とかなるんじゃないかな?その前に龍の頭の中を球状空間にした。中でプロテクション3層全面展開をしたら防風龍がくるくる回っても何とか飛び続けることができた。


これで中に入って飛ぶことはできるわ。だけど回ると前が見えないわね。龍の顔と顎のしたに外側が見えるように穴を開けた。外側に透明な硬質のガラスをはめ込んだ。これなら破れないし外も見える。


あとは武器だけど口の中と尻尾に魔導砲をつけた。魔鉱石も前より多くつけてある。これなら私が魔力を込めたら物凄い威力になるわね。


これでグリムリーパーとの戦いの準備は出来た。これから北東の海域に進み敵の第2艦隊と戦う!


第2艦隊のいる所まではビッグタートルで10日はかかる。まあゆっくり行きましょう。


「はあー何か最近戦争が本職みたいになっているわね。ああ、宝石買いたいなー」


「ニャニャン!」


「え?どうしたの?」


猫獣人達が紙の束を私に渡してきた。何だろう?これは北東地域の資料ね。大きな島を中心に物資の行き来があるわね。これはセントラル諸島のような物資集積基地かもしれないわね。


「よしここをまず叩きます!」


「ニャン!」


みんなこちらを見て敬礼している。これは誰が考えるんだろうな?物資集積基地まで5日はかかる。暇になるわね。


「ちょっと買い物に行って来ますね」


「ニャン!」


転移してオスタルコル帝国のアリス宝石店に来た。久しぶりに来たな。すぐに2階に行くと新作がたくさん出ていた。


「これとこれと、あ、それもお願いね」


「はい、ありがとうございます。全部で金貨1520枚になります」


12点も買ってしまった。ついでにアリスさんにも会って行こう。


「こんにちはアリスさん。調子はどうですか?」


「うん。まあまあね」


「新しい宝石を置いて行きます。よろしくお願いします」


「ん?この赤いのは何かな?」


「それは魔界のお金ですね。地上ではあまり見かけないんで持ってきました。使えたら使ってください」


「ふーん。凄いね。こんな石は初めて見るわ。ありがとう」


思いきり買い物をしてストレス発散してしまった。リンドブルム共和国に戻るかな。

いつも読んで頂きありがとうございます。面白いなと思ったらいいねやブックマークや評価をお願い致します。もらえると励みになりますので よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ