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第106話□最新戦艦偵察

いつも誤字の指摘ありがとうございます。よろしくお願いします。

私はまずモルダスター魔導王国のジャスティンさんに会いに行った。


「こんにちは。何か大変な事になってますね」


「あらよく来てくださいましたね。大統領閣下!」


「あーはい。王女殿下!」


ジャスティン王女から相手の事を聞いて驚いた。今の世界にそんな進んだ船が存在するなんて信じられなかったからだ。


しかし私のように異世界から来た者なら可能かもしれない。本来の自分の知識を活用して作ったか 、私のように古代のアーティファクトを利用したのかどちらかだろう。


「要するにその戦艦を何とかすればいいわけね」


「簡単に言うけど長射程の魔導砲がとても厄介よ」


「でもワイバーンゴーレムからの爆撃は効いたんでしょう?」


「うーん。何か対策をされると思うわ」


「ちょっと偵察してくるわ」


ジャスティンの話だと10隻沈めたと言うから後は帝国を攻めた艦艇を合わせると190隻になるのかな?


ワイバーンゴーレムでちょっと北に飛んだら船がいっぱい停泊していた。あれがグリムリーパー海洋連合ね。


沖の方に10隻だけ大きくて鉄製の船が停泊していた。他の船より随分大きくて100メートルはあるわね。


あの船が高性能で苦戦したのね。なるほどね。確かによく出来ていると思うわ。私の故郷の匂いがするわね。


せっかくここまで来たのでどのくらい丈夫なのか攻撃をかけてみる事にした。真上から軍艦に舞い降りサイクロプスゴーレムを落としていった。


「敵襲!敵襲だー!戦闘用意!」


あらもう気づかれちゃった!勤勉な人たちね。


「サイクロプスゴーレムよ!頑張って壊してー!」


もう一体サイクロプスゴーレムを出して大砲を取らせる!これはジャスティンのよりもいい物なんでしょ。取って行ったら喜んでくれるかもね。


船員が魔導銃で撃って来た。プロテクション3層で防ぐ。通らないから大丈夫ね。


「ホーリーレイン!ホーリーレイン!ホーリーレイン!」


「ウギャー!」

「グアー!」

「ギャー!」


この船は壊せるのかな?ちょっと試してみよう!


「ストロングバニッシュ!」


艦艇に穴が空いた。何とかなりそうね。


「ストロングバニッシュ!ストロングバニッシュ!ストロングバニッシュ!」


ズガガーン!ドッカーン!


あ、この船もうだめね!


「サイクロプスゴーレム!大砲は取れた?」


「ガウガウー!」


マジックバッグに大砲もゴーレムも収納してワイバーンゴーレムで真上に飛び上がった。


1隻沈めたけどせっかく来たから もう少し攻撃して帰ろう。急降下して1隻の船に降り立った。


「ストロングバニッシュ!ストロングバニッシュ!ストロングバニッシュ!」


「敵はたった1人だ!殺せ殺せ!」


「ホーリーレイン!ホーリーレイン!ホーリーレイン!」


「ウギャー!」

「グアー!」


「ストロングバニッシュ!ストロングバニッシュ!ストロングバニッシュランス!ストロングバニッシュランス!」


ズガガーン!ドッカーン!ドカーン!


この船ももう沈むわね。もう1隻と言いたいところだけど周りから私に向かっての集中攻撃が始まったのでさすがに無理ですね。


ドドドドドドドド!カンカンカンカンカンカン!ドカガガガガガガガガガガ!


真上に飛び上がりかなり上空まで行ったところでモルダスター魔導王国に戻った。


「これがあの戦艦の魔導砲よ!調べてみたら?」


「うそー!どうやって持って来たのよ!いやそんな事より中身の確認よね!」


ああなったら彼女はもう夢中で周りのことは何も耳に入ってこないでしょうね。私も今のままだと勝てないので水中用のゴーレムを作ろうかな。


物質変換器で土を金属に変えた。10メートル四方の金属の塊が3つ出来た!これを使って魔界で見た暴風龍を作ろう!


頭には立派な角を1本つける。前足を大きなヒレにする。胴体を作り後ろ足を作る。こちらも大きなヒレにする。最後に尻尾を作り完成した。特大魔鉱石を頭と胸と尾と前足と後ろ足につけて完成だ!


全長は100メートルある。こいつは空が飛べるが海の中も泳げるようにした!ちょっと疲れたので眠る事にした。


翌日


「な、なんですかこれは?」


「これぞ侵略者共を倒す暴風龍です!」


「凄い迫力ですね。魔導砲の射程の違いが分かりました」


「何が違うのかな?」


「砲の長さと硬さの違いですね」


「つまり長くて硬ければ射程が長くなるのね。ちょっと作ってみましょう」


「え!出来るの?」


「多分ね」


金属をもらいゴーレムを作る要領でやってみる。相手の大砲より長く硬くした。元の所には特大の魔鉱石を埋め込んでおいた。まあ試し撃ちは本番でやってもらおう。


「凄いわね。撃ってみたいですね!」


「それは敵がいる時にしてね」


グリムリーパー海洋連合艦隊


「何が起こったのだ!」


「新造戦艦が2隻沈みました!あれは報告にあった聖女です!」


何だとー!せっかく頂いた戦艦を!何て事をするんだ!正直舐めていた!しかしほんのちょっとの間に戦艦を2隻も沈めていくなんて尋常な力の持ち主じゃない。報告は本当だったと言う事か!


「これは報告が必要だな。無電をうて!大陸に強力な敵あり!その名は聖女!我これから決戦に向かう!」


「全艦出撃!聖女を討て!」


「「「「「オー!」」」」」


モルダスター魔導王国西海岸


「敵艦隊発見数およそ200!」


やはり全軍で攻めてきたか!


「暴風龍よお前は水中で合図があるまで待機せよ」


「キュイキュイー!」


ゴーレムなのに何か喜んでいるようにも見えるな。ジャスティン王女は長射程の魔導砲を丘の上に設置し終えたみたいだな。さっそく撃ち始めた。


バチューン!


一番奥にいる戦艦を貫いた!


ドッカーン!ボン!ゴー!ボカーン!


「凄い威力ね!早速1隻沈めたわ!」


これは砲の劣勢は覆したんじゃないかな。こちらも戦闘開始ね!

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大砲を鹵獲してもっといいやつを作るとは頭脳戦になってきた!
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