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第104話□リンドブルム共和国

大分涼しくなってきましたね。よろしくお願いします。

人さらい事件から1か月が過ぎた。このリンドブルムには孤児院の子供が1万人になり職人街が出来人員は2万人を超えた。


更に冒険者がかなり多くなっている。仕事は病院やホテルや町の警備の仕事がほとんどだ。腕に覚えのある人は警備隊に入りたいらしい。何がいいのかよく分からない。


リンドブルムの人口が3万人を超えたので今日からリンドブルム共和国を設立する事となった。そこでミームちゃんから一つ相談があった。


「今最初だから大臣を決めているんだけれど私とミーミルちゃん名字ってのがないのよ!」


「ないと困るの?」


「一応大臣だしね。ちょっとは格好つけたいじゃない?そこでさセイと私達は家族のようなもんでしょ?」


「うん、分かった!私の名字名乗っていいわよ!シンジョウよ」


「ありがとう」


ミームちゃんからのリンドブルム共和国の役職と大臣名を見せてもらった。


総務大臣ミーム·シンジョウ

外務大臣ミーミル·シンジョウ

法務大臣フランツ·バイヤール

法務大臣トニー·ヴェルレーヌ

法務大臣ニキータ·ビュシエール

財務大臣オウエン·ジェローム

文部大臣カミーユ·アンペール

労働大臣クロード·ロランス

産業大臣レベッカ·アングラード

防衛大臣タロス·キングスリー

防衛大臣アダム·ブラウアー

大統領セイア·シンジョウ


「あのー私大統領になってるわよ?大統領って一番偉いんじゃないの?」


「一番下に書いてあるから大丈夫よ。ちょっと 挨拶したりするだけよー」


「やっぱり私遠慮······」


「だめよ!子供達も職人さん達もみんなあなたを慕ってここに集まってきてるのよ。だからあなたが大統領じゃないと困るのよ」


「えーミームちゃんがやれば〜」


「大体政治のことは私がやるわよ。他の国との関係はミーミルちゃんがやるわ。だからあなたは結構自由にしてられると思うわよ」


「うう〜分かったわよ〜」


「まあ大統領なんて統領のちょっと偉い版ってだけよ!私がいるんだから安心してオーホホホホ!」


はあ〜嫌だな〜もう。魔獣と戦っていた方がまだ気が楽だわ。まあでも大統領って言ったらずいぶん発言力があるのよね。一応やりたい事は考えておかないといけないわね。


一応国の発足式をやる気らしい。公園にお立ち台を作ってある。えーあそこで挨拶をするの〜!あ〜何かドキドキしてきたわ!


姿を映し出す魔道具がありそれで人の姿を大きくして空に映し出すことができるらしい。私の姿はアップにしないで欲しいわ。


ミームちゃんが話し始めた。本当によくやるわ。でも楽しそうにしてるわね。


「それではリンドブルム共和国の発足式を始めます!はじめに大統領からお話があります!よく聞いてくださいね!」


え〜!もう出番なの〜!ひえ〜!しょうがないわね!これに向かって話すと声が大きく響くようになるのね?いつの間にか周りにはたくさんの人たちが集まって来ていた。


「私は大統領になったセイア·シンジョウです!んー!みんなが笑顔でいられるような国にしていきたいと思います!みなさんのご協力をお願い致します!子供たちは自分のなりたいものになれるように日々頑張ってください。大人はそんな子供たちを導いてあげて欲しいです!よろしくお願い致します!」


「あれが有名な聖女様か!綺麗な人だな〜」

「本当に頑張ればなりたいものになれるのかな?」

「大統領ってなんだ?」

「あれが聖女様か!魔王軍を何人も倒している人なんだろう?もっと鬼のような女かと思った!」

「まだ子供じゃないか!すげえな!」

「悪魔も倒してるって聞くぜ!手合わせしてみてえ!」

「馬鹿野郎!無礼を働いたら殺されるぞ!」

「結婚してえ!」

「俺は軍に入りてえ!」


「それでは次に各大臣から話があります!よく聞いて募集があったら応募してみてください!最初は私ミーム·シンジョウからです!」


ミームちゃんが演説し始めた。本当にこういうのは得意ね。妖精って何かしら特技があるものね。


みんなそれぞれが自分の部署のことをアピールしている。そんな中法務大臣は3人いるのは人が人を裁くから3人で考えて結論を出すようにするのだそうだ。


防衛大臣は2人いるがタロスさんは剣士を育てアダムさんは魔法使いを育成するのだそうだ。2人とももう人員を募集していた。


ミームちゃんが大統領執務室作ってくれたのでそこで仕事をしている。


今はリンドブルム共和国の通貨を作っている。大金貨、金貨、大銀貨、銀貨、大銅貨、銅貨を1枚ずつ職人さんに作ってもらい後は私が物質変換器でコピーしている。ん!いい出来だわ。


大金貨、金貨、大銀貨、銀貨、大銅貨、銅貨の表には私の顔がある。裏には世界樹がデザインされている。


お金は高額になるに従って大きくなるので間違えることはない。ずーっとお金を作っているのはさすがに飽きるな。途中で仕事を変える。


あと一つやってる仕事は兵士への支給品の長剣のコピーだ。20本作ったら魔力がきつくなったのでやめておいた。毎日決められた分量を作っていくしかないわね。


各国から建国に対してのお祝いが届いている。各国と言っても来てるのは周りにある4つの国だけだ。オスタルコル帝国からはお酒が届いている。私は飲まないのでどんなものだか 良さが全然わからない。


モルダスター魔導王国からは最新の魔導バズーカが届いていた。すごい物だって分かるんだけど今は特に敵がいるわけじゃないので使うこともないわね。


アレクムリア聖王国からは宝石が届いている。とてもいい物が送られてくるので私個人としてはこれが一番嬉しい。


バルド竜王国からはゴーレム用の核が5個送られて来た。これは凄い!また発掘したんですね。お返しに何か作ってあげてもいいわね。


ああそうだ!マジックバッグにダンジョンの鍵の輪っかが入っているのを思い出した。


物質変換器だけでその対応に追われていたのでこちらの鍵まで頭が回らなかったわ。ぜひ明日にでも確認に行ってみましょう。

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