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サタデーナイト山田の愛よ、永遠に  作者: 小説家ますぅ
サタデーナイト山田は山がだーいすき!編
6/32

引きこもり絶対ジャアアアスティイイイスッッ!!(池崎)

 四曽秀(しぞしゅう)の男クローバー! 彼の仕掛けた罠にサタデーナイト山田はゴリゴリに引っかかりそうになっている。具体的に言うと落とし穴に気づかずにめっちゃ歩いているのだ。


(あと数歩でやつは落ちる! 毒まみれの串刺しで死ね!)


 山田はついに落とし穴を踏み抜いた! 彼の身体が傾き落ちる。


「何ィーーー! 落とし穴だってぇええ!?(バカ)」

「フハハハ引っかかったなバカめ。俺はハナからお前と戦う気なんてないのさ。無様に死ね!」


 山田の身体はどんどん針に近づいていく。


「豪烈覇斬拳・十二の技! 『最近ビートルズにハマってhelpとか聴いてるよ覇斬』ッ!」


 意味分からん技名を叫びながら空中で構えを取る。そして覇斬を放つ!


 山田は拳法だけは超人的な才能ゆえに、自分で作った拳法を最強不動のものとなるまで練り上げた。今では豪烈覇斬拳を使って、物に触れずして物を破壊することができるのだ!


 落とし穴に敷き詰められた針の先端を、山田は斬撃の余波だけで全て消し飛ばした。そして華麗に落とし穴に着地をする。


「この俺の反射神経が働く限り、俺にこんな小細工は通用しねえぜ!」

「くっそぉ、まさか針を一瞬にして消し飛ばすとは……なかなかやるな。」


 クローバーは残念そうな顔をする。そしてその後にまた不敵な笑いを浮かべた。


「俺にはまだ作戦が残っているのさ。勝った気でいるなよ。」

「何だよその作戦って」

「それはな……!」


 クローバー部隊は全員きびすを返して走り去っていった。


「逃げるんだヨぉおおおン!!!」


 クローバーだけでなく部隊のものが全員一斉にそう叫んで、めっちゃドタドタ走って逃げていった。


「何やねんアイツら。まあええか、どの道俺はさっきのビートルズ覇斬でほぼ体力を使い果たしたからな。戦わんで得したやで」


 山田はほっと胸を撫で下ろして、スペードの方を見た。


「なんかさりげなく流したけど、なんで俺はやつと戦わなくちゃいけないんだそういえば。なんかお前スクリームとかいうのに追われてる感じなのか」


 と山田が問うとスペードは気まずそうに目を逸らして


「うん……、実は私、あの組織から逃げてきたの。」

「へー(棒)」

「それで追ってくるやつを倒して欲しかったのよ。それより喉が渇いた。どっか別のところに行きましょ」

「わまりかした。」


 二人はよく分からん村を出て歩き出した。

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