体重を増やしたい
プロテインを飲んでから寝ると身体がおっきくなると聞いたので飲んでから寝たらお腹が痛くなりました〜
チックショォ゛ーーーー!!!
全然関係ないけど小梅太夫のニョキニョキペンギンのネタ好き
山田は山を下りてからどんどん元気がなくなっていく。というかずっとテンションが低い。
「うーーん……」
「ほら頑張れ頑張れ頑張って! あともーちょっとだから!」
スペードが一生懸命山田を激励するが山田は一切聞こえてないようだ。
「そんなんじゃこれから会うやつにも勝てないよー……。」
「スペードはそもそも俺を誰と戦わせるつもりなんや……半端なやつだったらお前不死身なんだから勝てるやろがい」
「私じゃ勝てない相手なの」
二人はかなりペースダウンしながらも、スペードの目的地へと向かっていた。
一方その頃、クローバーの東方部隊では……!
「ようし! 完成したな!」
クローバー部隊が作ったのは巨大な落とし穴だ。しかも中には毒が塗られた針が敷き詰められている。
「くくく、象ですら数分で死に至らしめる猛毒だ。人間なら数秒ってとこだな!」
「クローバー様、スペード様と謎の男の二人組が来ます!」
その報告と同時に、草むらを抜けて山田とスペードの二人が到着した。
「あ! やつらが来ました。」
「来たかククク……!」
クローバーはクククと気持ち悪い笑みを浮かべ、二人の方を向く。
「よく来たなスペードよ! そしてよく分からんやつ!」
「来ました。俺の名はサタデーナイト山田だ! お前は誰だ!」
「俺の名はクローバー! 今この日本を武力支配している組織スクリームの『四曽秀』の一角だ。」
クローバーは緑色のマントをなんかかっこよくバサってやって脱ぐ。あらわになった上半身は黒いタイツに包まれていて筋肉質、山田とさして変わらない体格をしている。首元にはクローバーの形をしたタトゥーが入っていてなんか良さげやん。クローバーはスペードを指差した。
「山田よ、……そこにいるスペードに用がある。渡して貰おうか」
「嫌やよ(謎訛り)」
「ならば殺す! さあここまで来てみろ、血がたぎる爆烈な戦いをしようぜ!」
クローバーは手でこまねき山田を誘う。もちろんこれは落とし穴にひっかけるためにやっているので本当に戦う気はみじんもないのだ。
しかし山田は馬鹿みたいな顔で歩き出す。
(ククク……引っかかれ! 落ちたら最後ぶすぶすのぐちゃぐちゃやで!)