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カミヒト戦記  作者: ヒノタケル
5/7

鬼神編 四戦目 故に

特になし

空を見るといつも、すぐそこに自分よりか遥かに壮大な何かを感じる。

美しいと言えばいいのか。

自然でいいといえばいいのかわからなかったが

ただそこには青い空があって特別な感情を感情を感じるだけなのかもしれない。

空を見ていると、吹いてくる風でさえ心地よい。

「太……道。太刀…!…刀道。」誰が呼んでいる。

「おい太刀道!ぼーっとしてんじゃねーよ!」ツミチハが声を掛けていた。


「お…すまぬ。」

「おい大丈夫か?へましないでくれよ?」

「あぁ。気を付けるよ。」

ツミチハの気配は出会った時から他人と違っていた。

人にはそれぞれ決まった気配がある。

その決まった内の気だけでは無く、独自の気を持った人間もいる。

ツミチハがそうだった。

だが、ツミチハの場合特殊すぎる。

ツミチハの気は人の倍以上大きく感じる。

まるで何人かの気配が混じって存在しているような。

そしてもう一つ。

ツミチハは強すぎる。

気配からもわかるがとてつもなく強い。

なんなんだこのツミチハと言う男。

知りたい。この男について。

「なぁ…おい太刀道?本当に大丈夫か?さっきからボーッとしてるけど。それたっちーの素なの?」

「太刀道だ。いや、ただの考え事だ。」

「そう?ならいいんだけど。」そう言うとツミチハは太刀道を背に前を向いた。

この男について…知りたい。

そう思った矢先、太刀道は鞘から刀を抜こうとした…




B No.99

Name:Lucy

Inside:confidential

Current:alive


少女が目覚めると暗闇の中にいた。

辺りを見渡すと、男の子がいて何か少女に言っている。

見覚えのある男の子。

「151355311313.」

(え?何を言ってるの?わからない。言葉が理解できない。なんで?)

「oneeeeeeeeeeeee.」

(ここはどこ?あなたは?)

「ノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズノイズ。」

(え?何を言ってるのかわからない!)

少女は今の現状に理解出来ず、次第に恐怖を覚え始めた。

(もう何もわからないよ!ねぇ何か分かる言葉話してよ!)

と少女は深く目を瞑って耳を手で抑えた。

(もうわかったから!助けてよ!?)

すると男の子の声で

「お姉ちゃん。oooooooooo.」

とわけのわからない言語を言う。

その声は耳を塞いでいるにも関わらず手を潜り抜けて直接脳に聞こえるような声だった。

ハッと目を開けるお景色は変わっていた。

人々が永遠の無い殺し合いを交わす。

そう。他ならぬ修羅。

人々の血で景色が赤く染められた世界そのもの…


少女の足元には死体と刀が落ちていた。

少女はそれを拾うとなぜか他人への憎しみが湧いて出てきた。

歩いてい人間を見つけ斬り付ける。あっけなく人間は死んだ。するとまた人間を見つける。

斬り掛かる。そしてまた死ぬ。

斬る斬る斬る斬る斬る。

死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ。

永遠の繰り返し

少女は殺生を続けた。

少女は最後。刀を持った人間を標的にするも膓を切られ、刀の冷たくてひんやりした鉄が首に当たった瞬間目が覚めた。


「はぁ…!」少女は目が覚める。

「おや。目覚めたようですね。酷く魘されていたようですが、大丈夫ですか?」女性が少女の寝ている横でそう言った。

少女が体を起こすと女性の方を見た。

見た目は美人でただの人間だった。

ただ、女の色気の中にとてつもない気配を感じるた。

「…」

少女はただ女の方を見るだけだった。

「あなたが運ばれた時少しひやっとしました。太刀ノ道が道を殺めたんだと思いましたよ?けれどあなたが半神だと聞いて安心しました。太刀ノ道と戦って見てどうでしたか?」

「…誰だ?」

「最初の一声が「誰だ?」ですか。はい、刀を持ったとてもお強いお方です。白郎様には叶いませんが。」

「太刀道と言う者は人か?」

「はい、そうですよ?」

「なら、白郎が人外なのか。」

「人外ですか…そうですね…あなたも神様は嫌いですか?」

「見つけたら即座に殺す…」と少女は小声で言った。

「…」気まずい空気が漂う。

場を変えようと女は少女の名前を聞いた。

少女の声が出されようとした時…

屋根裏から何かが這いずる音が聞こえた。

「何だ?これは?」と少女が言うと女は何かに気づいたかのように言う。

「…これは…!?」

その音が少女の上の当たりに来る屋根を何かがつつくようになった。

コンコンコンコン と…

「これは一体なんなんだ!?」

と声を発すると同時に音の正体は屋根を突き破り少女に向かって飛んで来る。

もう手遅れだと思った瞬間。横から女が扇子で何かを斬った。

何かは建物内のモノをなぎ倒しながら飛んだ。

「…な、何だあれは?」と聞くが女は構わず少女の手を取り外に出ようとした。

「あなたはあの寄生神の格好の的だった見たいです!!早く遠くに逃げないと取りつかれてしまいます!」

「あいつも神なのか?」

「じゃなかったら何だって言うんですか!?」

「人外なら私が殺す…」と言うと少女は女の手を振りほどき、建物の方へ走り出す。

「待ってください!寄生神には誰もかないません!あなたの心が死んでしまうのですよ!?」

少女は振り向かず寄生神の方へ行く。


建物の中に武器があるはず。寄生神が外に出てくるまで待とうと思ったがなかなか外に出てこない。

少女は何かおかしいと思った。

あの寄生神にはちゃんと知能があるはずで、ここを襲いに来たはず。なのに一向に出てこない。

少し待ってみると建物の方から声が聞こえて来た。

「さぁ…この中にある武器を取れ…そして貴様は神である私を殺しに来るといい…。神が憎いのだろう?殺したいほどに…なら中に入るといい…そして武器を取れ…。」

「ほう。なるほど…最初から狙いは我であったか。」少女は迷わず建物に入る。


建物に入るとどこからともなくどんよりした空気を漂わせる。

建物の中でも暗いところはさらに薄気味悪くする。

少女はさっきまで寝ていた布団のところに戻る。

部屋を一歩ずつ歩くのもとても緊張する。

どこから襲われるか、全くわからないがとりあえず神器を取らないと攻撃手段が無い。

ゆっくりと布団へ戻る。

布団の部屋には短刀が置いてある。

あれをとれば攻撃できる。

そろそろ…

短刀を一本手に取ったが二本だけのはずが三本短刀が置いてある。

「…な!」

声を発したと同時に襖から寄生神が突進してきた。

少女はなんとか避けた。

態勢を立て直すと少女は状況確認する。

相手の人外は、ミミズのような体で多分目は退化していて、音で感知して攻撃してくる。

私が三本の短刀に反応して声を出したと同時に攻撃してきたからだ。

少女は音を立てるのをやめて動きを止めた。

人外…というか化け物は動きを止めてまた這いずり出した。

少女は短刀を構えて化け物に投げようとする。

すると投げる直前で人外は少女のほうに飛びもろに攻撃を受けてしまった。

その攻撃の衝撃は強く化け物ともに布団のある部屋から壁を破り外へ飛び出した。


立って辺りを見渡すと化け物は居なかった。

「どこだ!?」

するとまたあの声が聞こえてくる…

「神が憎いのだろう?皆を殺した人外が…殺したくて仕方ないのだろう?」

「なんだこの声…。」

「貴様…ルーシーは…神に全てを奪われた…。故に神を憎み!神を殺したいのだろう?」

「黙れ」

「あー…あの人外は影響…故に非道でお前の弟…ルーカスも殺された…。」

「やめろ…」

「お前の家族も友達も…村の皆は全部神の虐殺によって死んだ…。そして貴様は一人生き残ってしまった…。あぁ…神が憎い…人外が憎い!故にそうなのだろう!殺したいのだろう!」

「…神を…神を殺したい!!」

「神を許せないか?」

「許せない!」

「そうか…。」

すると少女の頭上からあの化け物が少女の胸の中に入り込んだ。

不思議と痛みは無く、苦ではなかったが神を異常に殺したくなって行った。

「これで…全てを…。」


終戦…

いやー今回で少女編終わり!

次は太刀道が刀を抜こうとした所から!

神の正体についてあげようと思ってます!定期、、

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