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グロウ・ソウル  作者: PIERO
始業式襲撃編
9/57

偵察の犠牲

 あの死地から一時的に離脱した和貴と理雄は、EXクラスの掃除用具入れから登場するというおかしくも面白い登場で皆の視線を集めていた。


「何とか離脱できたな。いや~、死ぬかと思った」


「いや、実際死にかけたじゃないか。なんで、あんな方法でクルベルトの戦斧を受け止めたんだ。一歩間違えていれば即死してもおかしくなかったぞ」


「まぁ、生きてるからいいじゃないか」


 ハンドアックスによって切られ、抉られた痛々しい傷跡から流血している理雄はいつもと同じように平然としゃべっていた。和貴はそんな理雄を見て苦笑いをしていると、部屋で待機していた人物、神崎有樹が和貴に話しかけにきた。


「おい、何で様子を見に行ったのにこんなにボロボロなんだ?しかも、理雄がこんな大怪我をしてるじゃないか。まさかと思うが…」


「察しがいいな。まぁ、そういう事だ。予想外の敵が攻め始めてきた。この教室がばれているなら、占領してくる可能性がある」


 念のために迎撃体制をしてくれと和貴が言おうとしたとき、突如校内放送が流れ始めた。一体誰がと和貴は考えるが、こんな状況で放送してくる人物などどんな立場の人間かはすぐに想像できた。


『アー、アー、テステス。マイクテスト中………。よし、初めまして諸君。私が今回騒動を起こした首謀者、つまるところ、君達の敵だ。』


 和貴の予想通り、今回の騒動に関係している人物が放送を流してきた。だが、流石にリーダー本人が放

送するとは和貴も想定していなかった。


(まさか首謀者本人が放送してくるとは。流石に警戒してボイスチェンジャーで声質は変えられているが…) 


『我々は蒼鳥という。名前を知らない者達に簡単に説明すると、いわゆるテロリストだ。君達の要求はただ一つ。何もするな。ただおとなしくしろ、だ。逆らった場合はこうなる。おい、マイクにこいつを近づけろ』


 ごそごそと、何かを動かしている音が響いた。この教室にいたメンバーはその瞬間、悪寒が走るほど嫌な予感がした。


『だ、誰か助けてくれ!!学生でもいい!!誰か学校内で動ける生徒はたすk』


 空気が破裂する音が何回か鳴り響き、バタリと何かが倒れる音が聞こえた。いや、何かではない。この場にいる皆が確信する。この倒れた音は、誰かの死体が倒れた音だということを。


『この通り、君達には退場を願う。だがね、我々とて子供を殺すのは少々心痛む。反抗さえしなければ、君達には一切傷をつけないと約束しよう。念のために我々の仲間も向かっているのでね、重ねて言うが逆らわないようにしてほしい。では、私の説明は以上である』


 敵からの警告の放送は終わったが、和貴達は敵の言うことを聞くつもりは無かった。放送が終わったことを確認すると、和貴はこれからの展開を考えるべく、皆に指示を出した。


「みんな。これから作戦会議をする。机をこっちに寄せてくれ。俺と理雄に何があったのかもそこで説明する」


 和貴の指示に従い、有樹達八人は机を動かした。人数分の席を円卓上に並べた後、和貴は初めに、基地で伝えられた情報を共有することにした。


「何があったか話す前に、確認したいことがある。この騒動が起きる前に俺は梶山さん、うちの上司から政府と同時にうちの学校にも襲撃があるという話を聞いた。最も、どうやって侵入してくるのかは襲撃があるまではわからずじまいだったが」


「俺も和貴と似たような情報だ。霧和と錬も同じ基地の筈だからそのことは知ってる筈だ」


 有樹の発言で和貴はその二人にどうだったか視線で確認した。


 こんな状況なのにのんびりとお菓子の袋をを手に持ち、三つ編み巻きをした髪形。そしてやや気が抜けている雰囲気を出している眼鏡をかけている少女こと霧和千優むわちひろはこくんと頷き、ドワーフのような強面の外見と理雄に負けずの筋肉によって制服のシャツが破れている少年、錬炎星れんえんせいの二人は無言で頷いた。


 霧和千優はこのEXクラスの中で最強の銃使いである。彼女の早打ち技術と高速装填、そして正確無比な射撃術は間違いなく一流だろう。代わりに、接近戦はあまり得意ではないがそれを補うかのように彼女は能力を二種類持っている二重能力者である。


 一つ目の能力は『弾丸製造』。あらゆる弾丸を作り出す能力である。そしてもう一つ、『星の目(コスモ・アイズ)』と呼ばれている未来視とは異なる能力である。


 霧和本人もこの能力を理解しておらず、彼女の感覚で説明すると、自身が行動したい動作の道標(みちしるべ)的なものが見えるらしい。余談だが、彼女はこのEXクラスの中で数少ない二年生でもある。


 そしてもう一人、錬炎星は霧和とは対照的にこのEXクラスの中でも和貴の次に凡人に近い人物である。戦闘力も理雄みたいな化け物のような剛腕を持っているわけでもないし、強力な能力を持っているわけではない。


 彼の能力は『武器製作』と呼ばれるごく普通の能力だ。この能力は文字通り武器を造る能力であり、軍に所属していない一般人も持っている能力でもある。言うまでもないが、この学校にもSクラスにも数人いるし、Cクラスにもこの能力を持っている者もいるだろう。


 では、何故そんな彼がこのクラスにいるのか。それは彼が能力を開花した時から、毎日休まずにずっと武器を造り続けてきたことによって、能力を使用する際に発生する極端な燃費の良さが他の同系統の能力者とは比べ物にならないほどいい上に、一級品の強度と頑丈さを持っている武器を造りだすことにある。


 結果、彼の常人では絶対にできない並ならぬ努力によって他の同系統能力者とは一線を越えた力を手にしていた。


 和貴は彼らの返答を確認した後、理雄を除く他のみんなに聞き始めた。


「それじゃあ、他のみんなはどうだ?俺達が聞いた情報以外を持っている者はできれば話してほしい」


 だが、誰も手を挙げる者はいなかった。どうやら全員が先ほどの情報しか持っていなかったようだ。


 和貴はそのことを確認した後、情報共有をやめ、現段階でわかっている情報を皆に共有することにした。


「じゃあ、次の話をするぞ。まず、俺達の今の状況はかなり不利と言っていい。幸いにも、ここは今のところは敵にばれていないから制圧されることが無かったが、それも時間の問題だ。仮に助けを呼ぶにも、軍のほとんどが政府に出兵しているし、残りの兵も今日の戦術披露で警備している。実質、援軍は期待できない。俺達だけで学校を奪還するしかない」


 ここまでは一部の馬鹿を除いて皆が理解していた。聞く態度はそれぞれだが、皆の目が真剣に俺を見ている。和貴はそれを確認し、話を続けた。


「敵の全体の戦力こそ不明だが、敵の一番強い奴は把握できた。だが、真っ向勝負で勝てるのは恐らく万全な装備をした理雄だけだ。だが、敵が乱入してきた場合はその限りじゃない。だから先に蒼鳥の部隊を壊滅させる必要がある。作戦指揮は俺と元帥が担当する。炎星は武器を人数分造ってくれ。雪花と本郷は他の階の偵察を頼む。それ以外の人は俺が指示するまで待機してくれ」


 和貴の指示に従って、二人の少年少女が教室から出た。一人は漆のようなつやのある長い髪をお団子に纏め、闇のように暗くそして美しい眼を持っている。やや筋肉質な体格から鍛えていることは容易に想像でき、腰から彼女の武器である二刀の脇差が目立つ。


 彼女の名は雪花仁美せっかひとみ。EXクラスでも近接戦闘においては上位に食い込んでいる強者だ。


 彼女の能力『風』は文字通り、風を操るだけの能力だが、その応用力は他の能力と比べると非常に高く、彼女の戦闘センスも組み合って斥候から戦闘員と幅広く活躍できる万能な戦士でもある。


 そしてもう一人は理雄や炎星と比べるとかなり華奢だが、引き締まった体格と耳まで伸ばした髪が彼の容姿の良さを輝かせている。


 彼の名は本郷文月ほんごうふみつき。雪花のような戦闘センスはなく、このEXクラスでは珍しく、斥候に特化した学生だ。


 だが、彼の真の強みは戦闘が始まる前の仕込みの上手さだ。EXクラスは時折、軍の手伝いをすることもあるが、本郷は恐らくこのEXクラスの中でも一番依頼されているだろう。


 彼が着ている改造の学生服から多彩な暗器、罠を取り出し、適切な位置に設置して多くの戦いを始める前から決着をつけてきた。そのセンスと才能は恐らく最も天災の英雄に近いだろう。


 加えて、彼は霧和と同じく二年生であるため、理雄と同じく軍に期待されている超新星でもある。唯一の不安は彼の能力は新種のタイプなのか未だに名は不明であるぐらいだろう。


 指示した後、和貴は作戦を考えるべく、再び椅子に座った。偵察に向かった二人なら、すぐに帰還してくるだろう。


 和貴は隣で将棋やチェス、囲碁の駒を用いて謎の陣形を作っている少年に意見を求めるべく、話しかけた。 


「元帥、さっきの情報だけで敵はこの学校にどれくらいいると考えられるか?」


「…適切な情報を敵が持っていてかつ腕が立つなら十人もいればこの学校を占領することは可能じゃ。だが、それならこの場所が割れてもおかしくない。ならば精々多くても四十人、あるいは五十人程度じゃろう」

 

 顎から生えた長い髭を弄りながら、要元帥かなめげんすいは無関心そうに答えた。


 彼は和貴と同じ、作戦立案を担当している同期だ。精密機械のような計算能力と作戦指示による戦術眼は和貴を遥かに凌いでいた。


 だが、その機械的な精神故に他人の心理状況を理解できないという欠点がある為、いつも和貴か有樹のどちらかに彼の作戦をフォローしている。


 そして元帥の能力は『テレパシー』。代償が無い代わりに、元帥からの一方的な連絡しかできない欠陥能力だが、彼は基本的に滅多なことではない限りこの能力を使おうとしない。


「となると、一人十人が目安か。敵の装備にもよるが、仮に万全な装備で挑んだとしても一人三人が限界だろう。」


「ねーねー!!カッキー!!僕はどうすればいいかな!」


 元帥と話していると、突然背後から元気な声をかけられた。和貴は少し鬱陶しいと思いつつも、彼の質

問に答えることにした。


「アルは罠を創ってくれ。間違ってもC4とか核爆弾とか創るなよ」


 はいは~い!と軽いノリでシード・アルケミックは何もないところから様々な罠を創り始めた。


 目が大きく、栗色の髪はミディアムに整えている。雪花が美人ならアルは可愛いに分類されるだろう。そして、才能に恵まれているという一点に関していえばアルケミックは真の天才である。


 初めに言っておくが、シードはややこしいことに()()()()()()()()()()()。シードは幼少期の頃、不治の病にかかってしまい、余命三年と決められていた。

 

 初めは絶望していたシードだったが、自身の能力が開花した時には一気に希望へと繋がった。


 彼の能力は『空想創造』と呼ばれる代償が一切存在しないで好きな物を創りだすという反則という概念にを超えるほどに強力な能力であった。


 彼の能力が開花した時、その異常な能力に政府も注目せざる得なかった。だが、余命三年というレッテルが邪魔をして、政府は助けることをしなかったという。


 そんな中、唯一助けてくれたのが、一人の天災の英雄だった。その一人が能力を使い方をたった一年で教え込み、彼を生かしたという。必要のないことだが、今のシードの体はその天災の英雄の趣味によって創り出されたらしい。最も、本人も今の体は結構気に入っているため、誰もそのことについて指摘はしないが。


「はぁ、頼むから絡むなら有樹のところに行ってくれ。今は忙しいことは見ての通りわかるだろ」


「えー!?だって近づいた瞬間、殺気を放ってくるし。理雄君は明らかにやばそうだし。となると、話しかけられる相手はカッキーしかいないでしょ?」


 満面な笑顔で返した和貴は昨日会った叶のことを突如思い出し、憂鬱な気分になる。


(何で俺の周りには馬鹿しか集まらないんだ…。もっと聡明でお淑やかな女子はいないのか?)


 そう叶うことがない願望を願いつつも、和貴は視界からシードを消して作戦を考えるべく、思考を加速し始めた。


 偵察している二人の情報によるが、敵は教室や廊下に配置されている可能性が高いだろう。だが、それすらも敵にとってはおまけ程度しか考えていないだろう。


 敵の本当の人質は恐らく、体育館に集合している教職員や新入生、そして学生の晴れ姿を見に来た保護者達だろう。他の教室にいる人質に比べれば、はるかに価値も高い上に見殺しにすれば政府の威光は確実に落ちるだろう。


(やはり、まず最初に俺達がやることは四階を奪還することか。偵察している二人はよほどのことが無い限り見つからないと思うが…)


 そう考えつつも、和貴は偵察を命令した二人が無事に帰還することを祈っていた。




 殺伐とした空気の中で、雪花仁美は四階の状況と敵の装備を確認していた。


 彼女の能力『風』を応用すれば姿を見られることはないが、一緒に来た本郷は別だ。最も、本郷の能力のことを考えれば、別にこの場にいなくても充分に情報を手に入れることも可能だと思うが。


(やっぱり学校を襲撃してきただけはあるわ。かなり厳重な装備で辺りを監視してるね…)


 雪花は廊下から敵の様子を確認していた。敵はマシンガンを主武装とし、腰にサバイバルナイフを装備している。一見能力を使えば簡単にこの敵を簡単に殲滅出来ると思うが、問題はサブマシンガンに装填されている弾丸の種類だ。


 雪花は近くにいる本郷に視線を送り、能力を使うようにお願いした。


 本郷はそれを理解したのか、目をつぶり能力を使用し始めた。するとすぐに眉間にしわを寄せ、溜息を吐いた。


「どうしたの?そんな溜息を吐くなんて…」


「いや、あいつらの主武装の弾丸を知れば溜息の一つぐらい吐きますって。能力者対策としては当たり前、というか定石というか…。雪花の姉さんも想像していたと思うが、あいつら『ヒュドラ弾』を装填してやがる」


 そう聞いて雪花は緊張感と悪寒が電撃が走るように全身を覆った。


 ヒュドラ弾。それは能力者の犯罪者を捕えるために造りだされた弾丸である。銃としての殺傷能力もあり、加えてその弾丸に触れるだけで能力者は全身に苦痛を味わうと言われている。


 だが、それはあくまで一般的な物の話だ。問題はその弾丸が違法的に改造されたものであるということだ。


 改造された弾丸は必要以上の痛みを与える上に、能力そのものを劣化させるという恐ろしい効果もある。


 偵察でその情報を知ったことを幸運に思い、雪花はこれらの情報をすぐにEXクラスに持ち帰ろうとした。


「ちょっと待ってくれ。能力を使ってそこにこの罠をそこに置いてくれないか?」


 そう言って本郷が懐から取り出したのは彼特製のワイヤートラップだった。雪花の能力を使えば、敵に見つかることもなく設置できるが、今必要なことだろかと雪花は考えてしまう。


「疑問に思うが、『念には念を』だ。一応設置しても損はないだろう?」


「そこまで言うなら設置するけど、設置した後はすぐにEXクラスに戻るからね」


 そう言って雪花は能力を使用する。雪花は腰に装備している小さめの水筒の水をまき散らし、その水滴

を風で彼女の身体を纏った。これで短時間だけだが、光化学迷彩の膜を纏った。後は本郷の罠を設置するだけだ。


 敵との距離も離れているためか、敵は雪花の姿に気付いていない。速やかに罠を設置した雪花はすぐに本郷の元に戻った。


「じゃあ帰りましょう。これ以上ここにいたら何か起こりそうな気がするわ」


 そう言って雪花は帰ろうとした時、いきなり本郷が雪花の手を引っ張った。変な声が出そうになったが、それを押し殺し、小声で本郷に怒ろうとしたが、彼の表情を見た時その感情はすぐに収まった。


「…おいおい嘘だろ?何であいつらが動いているんだ!?」


 するとどたどたと足音が複数人の足音が聞こえた。本郷はどこか隠れられそうな場所に隠れ、雪花は能力を継続して発動し続けた。


 そして二人はすぐに理解した。足音の正体は学生が逃げ出そうとした駆け足だ。しかもその人数は一クラス分はあるだろう。


 敵はその存在に気付くと銃口をその学生達に構え始めた。その末路を予想した私は身体が勝手に動き始めようとした。だが、それは叶わなかった。先ほど設置した本郷の罠が作動し、本郷の元に引き寄せられたからだ。


 その刹那、地獄が始まった。銃声と悲鳴。ガラスが割れる音。その全てが融合した絶望のコーラスは二人の脳内に何が起きているのか容易に想像できてしまった。


 銃声が鳴り終わった頃には全てが終わったと確認するまでもなく悟った。


「…悪く思うな。お前が突撃してどうにかなる状況じゃない」


 冷徹に発した本郷の言葉に雪花は怒りを覚えるが、本郷が先ほどのトラップを使って引き寄せなければ、雪花は間違いなく死んでいただろう。


「いいえ。怒りはあるけど恨む理由はないわ。戦場で勝手に行動したから死んだ。叔父様もそう言っていたし。『戦場で勝手に行動する者は早死にする』って。助けてくれてありがとうね」


 本郷は何か言いたそうだが、ここでゆっくり話しても時間が無い。雪花はせめて、犠牲になった学生達の状態だけ確認しようと廊下から顔を出した。


(撃たれた学生は死んでも痙攣を起こしている。やっぱり本郷君の言う通り敵はヒュドラ弾を装填しているか)


 心の中で合掌しつつ、雪花は本郷と共にEXクラスに戻っていった。

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