これが怪物、そしてこれが恐怖(修正完了)
「それでは皆さん!!私の研究室で勉強しましょう!!!」
EXクラスの仲間が全員体力強化を終え、昼食を食べている時、倉沢は次の予定を発表した。修学旅行の予定表にも午後は座学と記載してあったために誰も文句はなかったが、一体何を学ぶのか想像できなかった。
「倉沢さん、午後は何の勉強をするんですか?」
「決まってるじゃないか!!学校では決して学ぶことができない体験!!そう、博物館ならぬ怪物館を見るのです!!そして、その見た知識を生かしてこれからも役立ててほしいです!!!ちなみに、怪物館なんて滑稽なものは世界にこの新潟駐屯地だけなので、期待して待っててね!!!」
それだけ伝えると倉沢は準備に取り掛かるためか、食堂を後にした。午後の授業を和貴は楽しみにしていた。その嬉しさが隠し切れなかったのか、近くに座っていた雪花が和貴をからかい始める。
「和貴、嬉しすぎて表情がにやけているよ」
「そんなににやけていたのか?我ながら期待を隠せていなかったということか」
「まあ、楽しみっていうのはみんな同じ気持ちだと思うんだけどね。ところで体の調子は大丈夫?一体どんなトレーニングしたのよ?」
和貴は昨日行ったトレーニングの内容を雪花に伝えると腹を抱えて爆笑した。和貴は少しふてくされ、雪花を睨む。
「ごめんごめん!!まさか、そんなトレーニングをしてたとは思わなかったからさ。でも、理雄の理屈はあってるよ。同じトレーニングをすればきっと回避できるようになるよ」
「その前に俺が死ななければの話しだけどな。そういえば、また本郷が覗きをしたって聞いたけど、どうなんだ?真偽は?」
「あーうん。事実よ。あいつ、なんであの件で懲りないのかしら?結構トラウマにしてあげるぐらいに痛めつけた筈なんだけどな…」
雪花はどうすればやめさせることができるのか考えている様子を見て和貴は内心、少なくとも一生やめることはないなと思っていた。
雪花は知らない話だが、和貴が医務室にて休んでいた時、偶然本郷のが隣に運ばれてきた。その時に本郷に何があったのか聞いていた。(十中八九予想ついていたが)話を全て聞き終えた後、和貴はゴールデンウイークの出来事について聞いたところ、本郷曰く「この肉体、この精神、そしてこの理性に恐怖を刻まれたとしても、命を懸けて叶う野望が目の前にあったんだ。ならば恐怖に打ち勝ち、やらなければならい。それが男のロマンというものだろう?」と気絶する直前に呟いた。余談だが、以上の理由から本郷だけこの場にいない。哀れなり。
「まあいいわ。またやったら今度は未然に防げばいいだけの話だし、こんな気持ちはさっさと切り替えて、次の博物館を楽しみましょう!」
雪花は食べ終わった食器を戻しに席を立った。和貴は未だに昼食が残っていたため、再び食べ始めた。
「和貴先輩、隣いいですか?」
「叶か。体調は大丈夫なのか?」
「はい、おかげさまで元気になりました」
和貴の隣に座った人物、柳瀬叶は自身の昼食を手に取り、和貴の隣に座る。叶は午前中まで体調が悪かったため、安静にしなければいけなかったが、現在目の前にいるということは午後からの日程に参加できるということだろう。
「和貴先輩も身体の調子は大丈夫ですか?昨日いきなり痣だらけになって医務室に運ばれた時は驚きました。一体何があったんですか?」
「ああ、実はな…」
雪花と同じ内容を叶にも伝えた。すると叶もおかしい点があったのかクスクスと笑い始めた。先ほどの雪花ほど爆笑していないだけましだが、和貴は少しだけ不快な気持ちになった。
「そんなにおかしいことか?俺としては一番手っ取り早い方法だと思っているんだが…」
「おかしくはありませんよ。ただ、理雄先輩が相変わらず手加減をしてなかったんだなと思ってつい面白くって」
「言っておくが、一度本気で投げてゴムボールが破裂したんだぜ?それで調整して目に映らない速さだったんだ。…もしかして、あいつの手加減は物を破壊するか否かなのか?」
今度理雄に聞いてみようかと決意した和貴は、先ほど倉沢の説明に叶がいなかったことに気づき、この後の予定を知っているのか叶に問いかけた。
「叶、そういえばこの後の予定は知っているか?」
「はい、ボクが医務室にいたときに倉沢さんが教えてくれましたので。私はもう少しゆっくり食べますので、和貴先輩は準備して先に集合場所へ向かって下さい。ボクも食べ終えたらすぐに向かいますので」
「そうか、それじゃあ先に向かってるから。また後でな」
和貴は自身の食器を持ち返却口へ持っていった。ようやく皆が復活してこれから楽しんでいける。和貴は心の中でそう期待し、次の授業の準備に取り掛かった。しかし、この授業がこの修学旅行で最も過酷であり、最もやばい授業であるとは誰一人として予想できなかった。
「皆さん!!集合しましたね!!一応全員がそろったら私に伝えてくださいね!!」
相駆らわずハイテンションな倉沢の指示を聞き、EXクラスの皆は全員集まったのか人数を確認する。復活した本郷や元帥を含み、全員そろったことを有樹は倉沢に伝えると「では張り切って行きましょう!」と言って研究室へ向かっていった。研究室に向かう途中、駐屯地の軍人や倉沢と同じ研究者が廊下にすれ違う度に和貴達は挨拶をする。しかし、いずれも何故か気力というものを感じられなかった。
「雪花ちゃん、さっきからすれ違ってる人達元気がないね?一体どうしたんだろうね?」
「そうね、警戒はしているけど、しすぎて精神が摩耗しているというわけじゃなさそうだし…。この駐屯地の人達は一体何と戦えばここまで精神が磨り減らされるのかしら?」
アルケミックと雪花の会話を聞いた和貴は心の中で同意見だと呟いていた。少ない情報の中、和貴はこの駐屯地は何のために誰と戦っているのか考え始める。
(この駐屯地から海が近いことから敵は恐らく『海魔族』か。だが、世間のニュースや新聞でも海魔族が現れたなどという話題は一切聞いてないぞ?いや…話題にすらできないそれなりの理由があるのか?)
「着きました!!ここが!!私の!!研究室!!です!!」
和貴が考えている間に倉沢の研究室に到着したのか、倉沢は普段以上にハイテンションであった。そこまで皆に見せたい研究者というのも不思議に感じた和貴だったが、この中に駐屯地の気力が削がれている原因があるとするならそれを確かめてみたと感じていた。
すると、倉沢は一人一人何かを手渡してきた。一体何かと見てみると、普通のビニール袋だった。一体何のためにとEXクラスの皆が考えていると倉沢は笑顔で呟いた。
「言っておきますが、これも訓練です。それを忘れないように一緒に来てくださいね?迷ったら…」
その瞬間、先ほどの笑顔から一変し、真顔(しかも、魚のような目の持ち主であるため、恐怖を感じる)で警告した。
「正気に戻れませんよ?後、辛かったらそのビニール袋にいくらでも吐いてください。…それでは!!楽しい研究室案内へ逝きましょう!!」
この時、EXクラスの皆が直感的に悟った。この研究室はやばい。この研究室に入ったらとてもではないが正気を保てなくなる。そんな予感がした。だが、それでも、たった一人研究室に向かおうとする強者がいた。
「どうしたんだ?早くみんな行こうぜ!!」
たった一人、竹蔵理雄は何も臆せずに堂々と研究室に入ろうとしていた。その姿を見て、和貴は口角を上げ、腹の底から笑い始めた。しばらく笑った後、和貴は理雄の姿を見て素直に称賛する。
「…流石理雄だな。どんな状況でも、マイペースに進む…いや、踏破という表現のほうが正しか」
「そうか?俺にとってはいつまでも立ち止まっているよりもさっさと進んで終わらせたほうががいいと思ったんだけどなぁ?」
「まぁいい。おかげで助かった。俺も覚悟ができた」
和貴は理雄の後を行くように研究室へ向かおうとした。その際、和貴は一度だけEXクラスの皆に振り向き、和貴にとって煽りであり、檄である言葉を伝えた。
「俺みたいな弱者が行こうと決め、行動できたんだ。なら、お前らもできるだろう?それとも、ここにいるのは俺よりも弱いというのか?俺は先に行くぞ。この研究室の中でまた会おうな」
それだけ伝えた和貴は研究室へと入っていった。和貴の言葉を聞き、研究室へと入っていった姿を見て、最初に行動した人物は和貴のライバルでる神崎有樹であった。その表情は普段では考えられない程怒りを纏い、近くの壁に己の拳を殴りあてた。流石に異常だと判断した雪花が止めようとしたが、その矢先に霧和が雪花が行おうとした行為を止めた。
「霧和ちゃん、流石に有樹君を止めないといけないからどいてちょうだい。このままだと色々問題になりそうだし…。何より和貴に八つ当たりしそう出し…」
「心配ありません。有樹君は絶対に和貴君に八つ当たりどころか殺意すらも抱きませんよ。…あの怒りは和貴君に対してではなりません。己自身に向けて怒っているのです」
霧和の説明を聞き、雪花は有樹の様子を見てみると、拳は必要以上に握りしめ爪が皮膚を抉ったのか流血し、唇も嚙み血を流していた。しかし、その痛みを感じていないのか、その視線は和貴が向かって行った研究室へとむけていた。
「くそ…戦略や戦術は負けていたと自覚していたが、行動力で負けただと?いや、それだけじゃない。俺の精神すらも和貴に負けていたのか?…ふざけるな!!俺が和貴に負けるわけがない!!しかも、特上の檄まで加えやがって!!くそ!!何もできなかった己自身に腹が立つ!!」
怒り心頭の有樹だったが、その怒りに身を任せ有樹は研究室へと入っていった。その様子を見ていた理雄は相変わらずのマイペースで何事もなかったかのように研究室に入った。
「ね、大丈夫だったでしょう?一応有樹君がどんな行動を起こすのか気になるので、わたしも先に行きますね」
雪花にそう言った後、霧和も研究室へと入っていく。他のメンバーも有樹の怒号によって気分が変わり、ぞろぞろと中へと入っていく。最後に残ったのは雪花と叶の二人だけであった。
「みんな行っちゃったか。…私も覚悟しないといけないかな」
「あの…雪花先輩。私と一緒に行動していただけますか?」
叶の声を聴き、雪花は叶の様子を確認する。体調こそは大丈夫だと見えるが、昨日のマラソンやここに来るまでに削られた精神力を考えると、一人にさせるのは危険だと雪花は判断した。雪花は笑顔で叶のお願いを聞き、手を繋いで研究室へと入っていった。
・・・一時間後・・・
「大丈夫ですか!!!本当に大丈夫ですか!?!?いやー皆のリアクションが面白くって私はずいぶん高ぶってしまいましたよ!!」
「…倉沢さん。あんたは普段からあんな物を見て、研究しているのか?」
見学が終わり、EXクラスのほとんどが満身創痍となっている中、和貴は倉沢に質問する。すると倉沢は笑顔で和貴に振り向き、嬉々とした表情で返答する。
「その通り!!あれを見るたびにガンガン削れていく精神力!!見ることを拒絶する脳!!!全てが私にとってたまりません!!」
倉沢の態度を見て和貴は確信する。この人は狂っている。いつからかわからないが、そうでなければあの研究を長年やっていけるとは思えない。そう確信せざる得なかった。
研究室の中は神仏族と龍神族を除く全ての怪物の剥製が丁重に保管されていた。学校に襲撃された時に戦闘族と戦った為、一番興味を持ち、長時間観察をしていた。次に獣人族、真似猫族と続き、それほどまでに精神を削れらることはなかったが、問題はそのあとだった。
「…文献でよく知っていたつもりだったが、まさかここまで精神的にくる怪物とは誤算だった。まだ頭痛が止まらない」
海魔族。それが和貴達を苦しめ、精神的に追い詰められた怪物の一種であった。海魔族は戦闘族のような戦闘力持っているわけではない。むしろ海魔族は全ての怪物の中で最も弱小な部類である。問題はその醜悪な肉体から発せられる恐怖心である。人間の心理的弱点を突いたような醜悪な肉体は人間の原始的な恐怖を呼び起こし、思考を放棄する。それ故に人間は海魔族に勝つことは難しいとされていた。
冷や汗と体温が低下する感覚を味わい、苦しんでいる和貴は同じく見学していた皆の様子を確かめる。和貴と同じ症状に至っているのは有樹、霧和、元帥、叶、炎星の五人だった。和貴程ではないが、精神に負担がかかったように見えたのは雪花と本郷の二人。そして体調を一切崩れず、普段と変わらなかったのが、理雄、アルケミック、凍原の三人であった。
「しかし…私の予想では誰一人として体調を少なからず悪くすると思ったのですが?一体あなた達は何故正気を保つことができるのでしょうか?」
倉沢の呟きを聞きた皆が一切体調を悪くしていない三人に注目する。すると理雄は至極当然のように返答した。
「何故って言われてもな~。う~ん。ただの生き物だろ?それに生きてないし。なら別に怖くないっていうか、なんというか…。うん!!言葉では表現できないな!!」
「理雄の言う通りだね~。僕の場合はあれをタコ焼きにならぬ海魔焼きにしたらおいしそうかな?って思ったけど?」
アルケミックの信じられない発言に和貴は感心し呆れていた。倉沢に至ってはアルケミックの発言がツボに入ったのか、ゲラゲラと爆笑している。発言した本人は特におかしなことでも言ったかな?と言わんばかりでこちらを見る。アルケミックの発言で皆笑いを取り戻せたのかようやくEXクラスの雰囲気らしく明るい空気へと戻っていた。
「流石天然バカコンビだな。俺や和貴が耐えられなかったのに、まさかお前らが耐えるとはな。…もしかして、頭が空っぽの奴ほど海魔族の恐怖を感じないのか?だが、そうなると雪花と本郷が軽度だったことに説明がつかないが…」
「そのことなら大体理解しているぜ有樹。あんまり言いたくないんだが、俺と雪花は半年前のあの事件で人が目ので殺されたの見ちまったからか、そのおかげで慣れちまったのさ」
「なるほど、納得できた」
有樹の疑問に本郷が答えると最後にアルケミックや理雄と同様正気を保てた人物、凍原になぜ耐えることができたのか問いかけようとしたとき、凍原の様子が普段と違っていることに気が付いた。凍原は未だに爆笑している倉沢にゆっくりと近づき、胸ぐらを掴んだ。一体何をしていると皆が凍原の行った行動を止めさせようと行動する。凍原は静かに、そして皆が聞こえるような声で倉沢に問いかけた。
「お前は、『大いなる海魔』を研究しているのか?」
すると、倉沢の先ほどの笑顔だった表情から一変し、真剣な表情で凍原の掴んでいた手をゆっくりと放した。倉沢の表情は和貴達が今までに見たことがない程の正気な瞳で凍原に問いかけた。
「あなた…なぜ『大いなる海魔』を知っているのですか?あれは並みの人間が聞いてはいい代物では…いや、あなたまさか…」
「そのまさかだ。俺はあの襲撃の生き残りだ」
倉沢は驚きのあまり、息をのんだ。凍原はそれだけ伝えると今度は和貴達に振り向いた。凍原の普段の態度と違ったことに違和感を覚えた和貴は凍原に質問する。
「凍原、あの襲撃とは一体何なんだ?」
「そうだな。世間では広まってないから知識が豊富な和貴でも知らないか。教えてやるよ。あの襲撃、いや、正確にはあの事件というのはな…」
凍原の目元が普段のたれ目と違い、鋭利な刀のような眼差しで和貴を見つめながら続きを話す。
「十二年前、俺の故郷で海魔族の王『大いなる海魔』が襲撃した事件のことだ」
どさっと何かが落ちる音が聞こえた。それがそのもの仕事の終わりの合図なのか、懐から煙草を取り出し、一服を始める。
「取り合えず、今日の分はこれで終わりか。やれやれ、面倒なことになったな。」
この場で起きた戦いが無かったかのようにその人物は裏路地から街中に紛れ込む。平和にそして危機感をお持たない街の人達を見て、その人物は思うことはただ一つ。
(ああ、働きたくねぇ~。教師の次は暗殺任務かよ。こっちのほうが俺としては様になっているが、まったく、何でこんな面倒なことになったんだっけ?)
心の中で本音を漏らしまくるその人物、草部椿はだらだらと街を歩く。しばらくするとポケットに入れていた携帯電話が鳴り響いた。草部はその携帯電話を手に取り、連絡を取る。
『草部、バハムートは見つかったか?』
「いや、全然。まるで手ごたえがない。だが、予想外なことはあったな」
電話の連絡主は草部の報告を待ち、草部は煙草を一服した後、電話の連絡主にこれまでの出来事を連絡した。
「海魔が現れた。まずそれが一つだな」
『新潟ならよくあることだろ?第一、そのために駐屯地だからな』
「二つに海魔どもが妙なものを持っていた。というかあれだ。黒い画用紙だな。炎で焼けない、水にも濡れない。破くことすらもできない。だが何かを書くことはできる。なんか知っているか?」
電話の連絡主はしばらく無言になり、草部は嫌な予感を感じだ。連絡主の癖をよく知っている草部は沈黙が長時間続くと碌なことが起きないことを理解していたからだ。
「もしもし、切るぞ?」
『待て、突然で悪いが電話を変わらせてもらった』
電話の声を聴き、草部の背筋がぞっとした。その声の主は一昨日草部を半殺しにした人物重力王その人だからである。
『剣聖よ、もう一度その画用紙について教えてくれないか?もしかしたら私に見覚えがあるかもしれない』
「画用紙は真っ黒です。だけど、燃えもせず、破れもせず、濡れもしません。だけど何かを書くことはできる紙です」
先ほどまでの堕落した態度を一変し、慎重に重力王の返答に答える。すると重力王はすぐに草部に指示をする。
『その画用紙の上に砂を振りかけてみてくれ。もしかしたら何かわかるかもしれない』
草部は言われた通り、行動するべく近くの海岸まで駆け足で向かって行った。海岸に辿り着き、砂を振りかけると、文字が浮かび上がってきた。草部は口笛を吹き、重力王に報告する。
「報告します。文字が浮かび上がりました。しかし、何が書いてあるかわかりません」
『まぁ、奴らの共通言語みたいなものだろう。幸いにもそこには海魔族を専門として研究している者がいるだろう?なら、そいつの協力を仰いでもらえばよい。では、私はここで切るぞ。武運を祈っている』
電話が切れると草部は普段と同じように堕落した表情に戻る。草部は頭を掻き、愚痴を呟きながら駐屯地へと戻っていった。
「やれやれ、本当に面倒なことになってきたな」
感想意見をお待ちしております。




