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僕は僕になりたくて僕になった

作者: 村川葵

東京行き

新幹線のぞみ

六時発

ホームには

家族連れ

僕は一人

自販機でジンジャーエールを買う

僕は僕になりたくて僕になった

裏も表もない

自然な風に吹かれながら

赤い糸で結ばれた

友たちよ

ホームから

新幹線が発車する

のぞみ

僕も望みを

叶えられる

世界

時代

旅人よ

この街の夜明けを見て

僕は

希望を

全ては全てにならない

理論

邪念

そんなことは

頭にない

望みを

優しい彼女

永久に咲く華を夢見て

一秒の長さに

一分の長さに

少年はシャワーを浴びる度

強くなる

鏡を見て

目に見える者だけではない

何かを愛している

人間と人間

抱くものは何

物語りは

まだ

始まってもいない

生命

好きなもの

此処にある

僕は僕になりたくて僕になった



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