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星にふられる夜に
書きたいものが書けない
しがらみが多すぎる……。
そう思って筆を止めてからどの位の時間が過ぎたであろうか?
私はふと気が付く。
あれ?私が書きたかったのは何だったであろうか?
星にふられた、あの夜に思い描いたモノは何であったろう?
少しづつ思い出すために
そう。ただ思い出すために
この物語を書くこととする。
『袖振り合うも多少の縁』
このページにたどりついた貴方に
最後までお付き合い頂けると嬉しい
なぜならこれは貴方のための物語かもしれないのだから。