表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蘭華蘭菊のおしゃべりコーナー(仮)  作者: ぺんぺん草のすけ
7/19

アルバイト始めました(7)

蘭菊  「次はカルロスさんね」

蘭華  「カルロスって、第六の門の駐屯地の守備隊長でしょ。」

蘭菊  「そうよ、しかも、黒カメの魔装騎兵なのよ」

蘭華  「そうそう、円刃の盾を馬鹿みたいに振り回しているオッサンよね」


蘭菊  「・・・おじさまよ」


蘭華  「で、そのおじさまがどうしたのよ」

蘭菊  「エメラルダさまが捕縛されたと聞いて、黄金弓を抱いて内地に戻ってきたの」

蘭華  「駐屯地の守りはどうしたのよ」

蘭菊  「いやいや、それどころじゃないし。まぁ、門内には聖人国のフィールドが残っていたし、前回の戦いで、かなり魔物たちをやっつけたから、守備は他の神民兵で構わなかったのよ」


蘭華  「内地にもどったカルロスは何をしてたのよ」

蘭菊  「第六の宿舎で、エメラルダ様捕縛の情報を収取していたみたい」

蘭華  「何かわかったの?」

蘭菊  「何も・・・それどころか、宿舎の守備隊長室にジャックが現れるの」

蘭華  「もう、あいつどんだけ現れるのよ!」


蘭菊  「ジャックは、カルロスに身分が神民でなくなったたことを告げるの」

蘭華  「神民でなくなった・・・なんで?」

蘭菊  「カルロスの主人であるエメラルダ様の騎士の刻印が除去されたから、それに伴って、カルロス達神民の刻印も消えたの」


蘭華  「ということは、一般国民になったってこと」

蘭菊  「そういうこと」


蘭華  「じゃぁ、神民スキルの『限界突破』使えないじゃない!」

蘭菊  「そうなるわね。」


蘭華  「門内の駐屯地の魔装騎兵は、めっちゃ不利になるじゃない!」

蘭菊  「いやいや、そんなレベルじゃないから」

蘭華  「うん?」


蘭菊  「蘭華ちゃん。エメラルダ様の刻印がなくなることで、神民が0になる。分かる?」

蘭華  「当然、分かるわよ。」


蘭菊  「ということは、第六の門の聖人国のフィールドはどうなるの?」

蘭華  「あっ!なくなっちゃう・・・」


蘭菊  「そう、門内のフィールドは魔人騎士と聖人騎士の所有する神民の割合で決まっているの」

蘭華  「0だから・・・当然、なくなるのね・・・」


蘭菊  「そしたら、駐屯地がある場所はどうなるの?」

蘭華  「魔人フィールドの真っただ中です・・・」


蘭菊  「と言うことは、魔人騎士や神民魔人にとっては自国のフィールドってことよね」

蘭華  「そんなの、ガメル一人で終了じゃない。」

蘭菊  「そう、魔人国のフィールドだから、ガメルの騎士の盾が発動するの」

蘭華  「もうだれも、ガメルを傷つけられないじゃない」

蘭菊  「しかも、神民魔人の神民スキル『魔獣回帰』のおまけつき」


蘭華  「無理だわ・・・それ。もう逃げるしかないって・・・」


蘭菊  「でもね、宿舎にいたジャックの命令によって、第六の門は固く閉ざされたの」

蘭華  「もうそれじゃ、逃げ場所ないじゃない・・・」


蘭菊  「それで、全滅・・・」

蘭華  「・・・」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ