表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アイスクリーム・イン・ザ・サラダボウル  作者: 志登 はじめ
【序章】アフター・ザ・フェスティバル
1/155

0話 惰性という名の悪魔

「お疲れ様」


「次のスタジオは明後日の18時からだからな。遅刻すんなよ」


「わかってるって」


 渋谷のライブハウス「SHAKER(シェイカー)」の前で溜息をついた。今日のライブ、自分たちが呼んだ観客は7人。ライブハウスから課されたノルマと機材費を合わせて、25,000円ばかりをバンドメンバーの3人で支払った。


「まぁ、こんなもんだよな」


 落書きだらけの、高架下の壁を眺めて呟く。駅への歩道橋を渡る時に、背負ったRicken(リッケン)backer(バッカー)4003がやたらと重く感じた。3月の終わり、春も間近だと言うのに、ひどく寒い夜の、あまりにもあり触れた日常の光景。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ