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第1話〜allthings start…〜

ルークは目覚めた…


『あぁ…今日もめんどくせぇな…』


最近口癖のこの言葉。


何もしたくなぃ気分だ。


しかし時は過ぎる。


『ょし、今日は退屈しのぎに親父の仕事でも手伝ってやるか!』


ルークは少し目を輝かせて

外へ飛び出した。


この街『モールロイス』はかなり平和だ。


ルークのような16歳でも一日中遊べる。


ルークは足どりを早めた


すると、父を見つけた。


何やら真剣な表情で


仕事仲間と話している。


『親父、どうしたんだろうか?』

ルークは少し心配になった

そんな心配をしながらも


ルークは父にそっと近寄り声をかけた。


『おぅ!親父、仕事はイィ感じ?』


ルークは父がニッコリ笑うところを想像したが

返ってきた返事は暗いものだった。

『ルーク、すまんな。今日は大事な仕事なんだ。気持ちは嬉しいが、また今度頼む。』


ルークは少しがっかりしたがしかたなく家に帰った。

その夜…


ルークの父が帰ってきた。

しかしルークは寝ていた…

いや、正確に言えば寝たフリ…だ。


父と母の深刻な話し声が

気になってしかたなかったのだ。


『やっぱり行かなきゃダメなの??』


『あぁ…ホントにすまない…これは今止めておかないと危険な存在なんだ』


どうやら父は何かを

止めようとしているらしぃ

母は『無事に帰ってきてくださぃね』と

父に言って泣いていた…


そして父はまだ夜が明けたばかりの街に消えていった

ルークは父が気になり、

自分の部屋の窓から

外へ飛び出した。


外は寒い…


少し離れた廃墟の中に

父が入るのをルークは

見た。


そしてルークは廃墟の中で父と黒い服の男が話しているのを聞いた。


『契約は守ってくれたようだな…シーク・オルセーユ…』


シークとは父の名前で

オルセーユは家名だ。

つまりルークは正式には

ルーク・オルセーユなのだ

『契約は守らないと言っているだろう?アクセル。』

ルークは大体状況を理解した。

黒い服の男はアクセルという名前であり、父の敵…


でもなんで父が…?


そうしているうちに


アクセルが動いた。


『ならば死んでもらうしかないな』

アクセルは笑いを浮かべて言った。


そして父に何かで斬りかかった。


ハサミ……


ルークには確かにハサミに見えた。


しかも人の身体より大きな特大ハサミ…


父は剣を使い、一歩も譲らない勝負を展開していたが

アクセルのハサミが父の足を見事に深く斬った。


『ぐぁぁ!』

父は痛みに耐え切れず

悲鳴をあげている


『親父っ!!』


ルークは思わず父を助けようとその場から飛び出した

『ルークっ!!来るなぁぁぁぁ!』


アクセルが父にハサミを

突き立てている。


父はアクセルに殺されてしまうのだろうか…

そんな事させてたまるか…

ルークは力の限り走った。



しかし、間に合わなかった

ルークの目の前で父は

真っ赤な花びらを

撒き散らし死んでいった…

『これで平和は崩れ去ったのだ!私の時代がやってきた!!!シークのガキはまた後で始末すればいい!』そう言い残して

アクセルは喜びながら闇に消えた…


ルークは堪えていた涙を


我慢できずに流した。


父はアクセルという男を


なぜ止めようとしたのか…

疑問符と涙がルークから


とめどなく溢れ出した…

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