タイトル未定2024/10/31 14:49
太陽にほえろ! 裏話、ウラ話、うらばなし
自作小説の素材にしてみる。
①マカロニ刑事を演じたショーケン。役者としては駆け出しの時期(1972年7月)。演技の勉強に「山手線に1日乗る」、「弁当を持って、映画館に入り浸る」などを実行。山手線、、、は人間観察が目的。「普通の人を演じるんだから、普通の人をいっぱい見なきゃわからない」と語っていた。
野放図、暴れん坊、破天荒のイメージが強いショーケンだが、こんなプロ意識に基づいた『陰の努力』も。
②ジーパン刑事は松田優作さん。学園ドラマ「われら青春」の主役教師に決まっていたが、「太陽、、、」へスライド。
後任は文学座の後輩、中村雅俊さん。ジーパン刑事期間に、中村氏は「太陽、、、」にテスト出演している(医者役)。
「ジーパン刑事」「沖田 駿教師」が終わると、2人で「俺たちの勲章」を仕立てた。
③テキサス刑事は勝野洋さん。当時(1974年~)は留年中の青山学院大学生。義理で参加していた「ある劇団」の舞台を観た、日テレのスタッフからスカウトされる。とは言っても役者になる気はなく、就活にも取り組んでいた。
そんな中、日テレに「一度、(石原)裕次郎さんに会ってみないか」と言われて実現。
石原裕次郎氏から「頑張れよ、よろしくな」と言われ、
「『はい』と言ってしまった」(本人談)。
新人刑事1年のパターンを壊し、2年のお務め。役者街道まっしぐらへ。
④「山さん」こと露口茂さんは、高知大学の卒業生である。
⑤「長さん」こと下川辰平さんは本物のラガーで、裕次郎さんが出演する映画の「大部屋俳優」だった(その前は声優)。
「殺しても死なさそうだから、起用のしがいがあった」(裕次郎さん談)。
ちなみに企画段階では、長さん役には藤木悠さんが配されていた。ショーケンとは映画へ「よく行った」と聞く。
映画「青春の蹉跌」、ドラマ「傷だらけの天使」「風の中のあいつ」で共演している。