なんだろ!?仲間だろ?
こんばんは
突然の海神の使いオソラが覚醒したかと思ったら、なにやら私達の行く手を阻むじゃないか。
「スゴウ様、何か気持ちが悪いです。」
はい!来ました。
女子が言う、キモイよりも遥か彼方上の存在であるこの言い方は、映え有るトップを飾るのにふさわしいだろう。
それほど、丁寧語での『気持ちが悪い』は悪に等しい程にヒドイ。
「オソラさんを見て『気持ちが悪い』なんて言ってはダメだよ。
オソラさんは、仮にも僕等の仲間じゃないか。たとえ本心でも、肉と肉が重なり合い立体的に僕等の行く手を阻もうとも!『食欲が失せる程気持ちが悪い』たって同士なんだよ!?」
私はシニアという老人なのだ。
ユグは見た目は若く、女子高生にしては大人っぽい……仮に女子大生として考えたとしても私よりかは遥かに若者だろう。
ならば、年配な私が導いてくれようぞ!
因みにボソッと『気持ち悪い言い過ぎ』と棒読みしたオソラはスルーし、スゴウの話は続く。
「オソラさんは私かもしくはユグに何かを伝えければならないから!あえて、こんな反社会的行動をとっているかもしれないな。
さあ!ユグ!!勇気を出し、キミのオーロラの様に美しい目が腐るかもしれないが“オソラを!あの子の素を見るんだ!”……私も一緒に見ようではないか。」
僕等の期待の目線がオソラへ行ったときソレは始まった。
「はじめまして、私の名前はオソラでーす。
私はこう見えて海神の使いで、ちょっと前に海神の使いの役目の海の見回りをしていたの。
だけど、いつもと変化の無い海をフワフワァって漂っていたら……」
なんか、会社の面接での自己PR?を話しはじめた。
でも、全体的に棒読みで唯一『フワフワァ』っての擬音が、本当に幸せだったかを知らせるが如くのようなノリを垣間見せた。
私達は面接員ではないが、ユグが私の言葉に耳を傾けてくれたお陰で今は聞くという点ではプロフェッショナルと言えよう。
「何かが突然私のこめかみに突進してきたの。
そしたら……目が覚めたら天井は意外と低いかった。」
(うん。それは、ベッドの下だからね。)
「少し触るとポワァァと人肌のような温さが伝わって来た。
だから私は、泣け無しの体力を使って低い天井から這い出し、花瓶の水をゴキュゴキュ飲んで“ああ!フワフワベッドだぁ”と喜んでしまったわ。」
動きで説明すると?体力無いのに、起きて花瓶探して水分補給をしたあとで私達のベッドに戻ってきたと。
「だから!あえて寝てやったわ。
ザマァ無いわねハハハハハ……ハァ、でももういいのよ。フワフワベッドが、いつものナヨナヨベッドに変化してしまった!
この怒り!何処へぶつけようか!?」
笑いからのタメ息は、ナイスリアクションという奴だ。まあ、擬音意外が棒読みだったから、あの笑い声からのタメ息には迫真の演技があったと私は思う。
「私の能力には、海の生物を操る事が出来るのだぁ。
さあ!彼等を落とせ落とせぇ。」
ずらりと組み立て体操をした頂上に控える魔物が、私の頭上から『ホーイ』と攻撃し飛び出せば、足場を崩したオソラは飛び出した魔物よりも早く海へ落ちて行くのだった。
「心が腐っているから、あの子の目も真実を見ようとか出来ないのかしら?
考えただけでも、生理的に私は無理で気持ち悪いわ。」
そして、容赦無いユグの批判は続く。
本日は、スラスラスラスラスラスルスラと書きました。明日もよろしく。




