大体はフィクション
こんにちは
「スゴウ様気を付けて!モンキーゴブリンは相手を絞め殺すことで有名なの。魔法使いが喉をヤられると一貫の終わりです。」
目の前の動物は、モンキーゴブリンというみたいだ。確かに!未だ人間には届かないほどの動物性が見える位にありふれている。
背は丸みを帯びて、普段は木の上で生活しているのだろう。
「まあ握力が強いのは猿特有のモノ。
それに、俺達は単に縄張りに勝手に入ったのだからソッと音を立てず離れれば良いだけだろ。」
(だけど、この圧巻な猿の群れは感動を覚えるな……カメラでも持ってくれば良かった。)
するとどうだろう?一番先頭にいたモンキーゴブリンが此方に指差ししてきた。
更に指を動かしてボソボソと話し、他の者達と連携するために命令をしているかのような。
「いや待て。この女性はあなた達の種族のメスでは無いのは見た目でも分かる。
どうか、モンキーゴブリンにはモンキーゴブリンのメスで対処してくれ。」
「!?……あの、モンキーゴブリンの言うことが分かるのですか?」
さも当然ですと頷いて説明をする。
「知っているかもしれないが、スーゲーマンとは全ての生物を愛し人々を愛そうとするヒーローを指しているんだよ。
だから、全ての発言と特に私に向けての発言は通じあっているというわけさ。」
私は思う。スーゲーマンの展開で、多数の話の中で出会う悪党ッポイ奴は全てが敵となり粉砕してきた。
たがそれはテレビの中の世界であり、非現実的で見ている私達を面白くさせる為に、ナイスガイな奴でも単独で敵に向かい死んでしまうオチや、御嬢様が執事を守る為に命をかけるとか視聴者にグッと来るモノを感じさせるのは!
……今この瞬間は、必要無いのだ。
「さあ。私達は邪魔者なんだね……知ってる。
だから、空を飛んで行くね。」
言葉を通じあうという事は、なんという平和的解決なんだろうか。
私は言葉り話せ理解が出来る。全てが、テレビの中のスーゲーマンとは違うのだよ。
私こそ!真のスーゲーマンなのだよ!
私の言葉をかけると歓喜な声を発する。そして、その奇声を聞いた他のモンキーゴブリンも同じく奇声を発し始めた。
「?……スゴウ様、彼等はなんて?」
「うん。彼等は、ユグと後ろの彼……」
(えっ!?彼女??女なの?)
イヤー!やってもうた。
小さな女の子に寝ているからとはいえ!体をまさぐるとは……なんて畜生なんだ。
「話が途中だったな。彼等は、ユグとあの子を置いて行けと言っている。」
とりあえず、未だ知らないオソラは彼女では無く『あの子』という枠に嵌めて話は続く。
「更に……ユグを……」
ハァ!?となっているスゴウを察しユグは近付いて、ゆっくりと話し出す。
それは、全ての結果を知っていたかのよう。そして、主人をなだめさして落ち着いて貰うように聞かせる。
「ゴブリンやオーガは、多種のメスと交配して種族の繁栄をします。
もちろん私としても、生まれるのはゴブリンですし私にそっくりな子は生まれません。」
たいして大きな背中では無い私の背中に頬を寄せるユグの温もりを感じた時、目の前のモンキーゴブリンの声達は汚い言葉の連発が生じるようになっていく。
そして……
「あいつの指示で一斉に飛び掛かって来るらしい……話しても作中と同じになるとは。
これも、スーゲーマンの宿命なのかもしれないな。」
素早くユグをベッドの中に入って貰う。
「さあ!私の意思で初めて発動するスーゲーマンの息吹きをくらいなさい。」
タメ息程度で森が凍結し、レベルが上がったのをきっかけにレベルストック機能とアイス・ラブ・デス(ブレスの事)の微調整が出来る様になったというのを見るに良い機会だ。
フゥと首を九十度位に、広範囲へ撒き散らす感じで吹いた。
「バキバキ!……ビシッ!ビシッ!!バリバリバリ……」
「オ?オオ!?」
鬱蒼とムシムシするジャングルが、急激な温度変化により木々が裂けて割れる音もそうだが、目には入って無かった火アリもまた凍って爆発の連載が起きている。
怒涛の爆音は、やった本人でさえも引いてしまう程の絶景は、青色で輝いて全てが死にそして止まっていた。
もっと先では未だ、轟音が鳴り響いている。
ところ代わり
「ん?私のしっぽが何か寒いわね……ちょっと後ろ見てくれない?」
主語が無いのに、命令しているのはただ一人である。その人は、条件反射で通じ会う。
「姉さん大変だよ!後方から……冷気がこっちに来るよ!」
何言ってんのアキトは?という感じで一瞬振り向くと、雪山から下山していて突然雪崩になったという風景だった。
驚いたアキラは、咄嗟に火アリに食らわせたよりも大きな火の玉を飛ばす。
「だめぇぇー!!」
「何がダメよ……雪崩の意味は分からないけど、これで止まるでしょ。」
思い出して欲しい。
火アリの様に、熱い者は急激な変化で一瞬は固まるが内部の熱いエネルギーは行き場を失い爆発するということ。
「違うよ!……ホラッ火の玉が固まり地に落ちて行くじゃないか!!
早く逃げて!大爆発が来るよ!」
ドラゴンの火が氷の固まりへと変化した驚愕事実と、この状況を察し無いアキラは『はぁ?』と受け入れられないでいた。
弟の言うことを聞かずに、自ら吐き出した火の玉が地に落ちて行くのを見守る。
ドシン!と地に着いたのを見て『何も無いし』と言った瞬間!
ところ代わり
「スゴウ様!ステキです!」
絶対寒いのに、薄着のユグは俺の背中に抱き付いて喜びを体で表現している。
嬉しそうなユグをよそに俺は『有ることが有る』という事に今さら気が付いた。
「ああ。今、脳内でレベルが上がりまくっている……モンキーゴブリンは八万体が死んだらしいぞ。」
それを聞いたユグはもっと嬉しいそうにハシャイデおり、羽を伸ばして制止した大地を一人フィギュアスケートの様に踊り出した。
そして……鳴り響く轟音と黒の煙が立ち上る。
(アレー?息吹いただけなのに爆発??)
遠くで立ち上る黒の煙は、自信のしでかした技とアキラの技が融合した時だった。
今日は夜勤です。また、忙し過ぎたらいけないので先に書きました。暇だったら、今晩もよろしくです。




