考え方は普通だろ?
こんばんわ。
先にゲートを通り抜けようとすると待ったの声が来た。
「待ちなさい。ちょっとくらい礼を言ったらどうなの?」
短い腕を組んで、ボテッ腹の威圧さを見せびらかすように覗き込むのはアキラ。
「なんの礼です?」
「先に到着した私は魔物を一掃したの!」
直ぐに礼を言ったのは、やはり礼儀正しいユグさんである。
俺は、礼を言う彼女の背中を見てから遅れて礼を言った。
「分かればよろしい!」
その後『ちょっと聞いて!』と言ってから、このゲートの特徴を言い出す。
このゲートは、フリーのゲートで魔法を使える者なら誰でも使用が可能となっている代物だ。
更に言えば、行き先も人間が住む街とか村では無く鬱蒼としたジャングルが広がっているそうな。
「だからいーい!?私が先行して魔物を引き受けるからスゴウとユグはベッドで追いかけて来なさい。
私はまだ魔王に知らせるとか面倒だから、低空飛行で飛ぶけどその場合は、森の魔物が襲って来るけど私の目線より下は殲滅してやるけど、上から襲ってくる奴等はアキトとカナリアで対象してね!イウヤとセロは援護。」
一致団結して皆で頷いた一行はバヒュン!と羽ばたかせゲートを抜けて行った。
続いて俺達も行こうとした時、重大な点に気付いてしまった。そう!ベッドの飾り部分の屋根がゲートにつっかえて入らない。
ところ代わり
「姉さん!もっと早く飛べないの?」
「何だこのモンキーゴブリンの量は!?異常だろ!」
木々の合間を縫って飛んで行くアキラ達に、次々へと木々から襲い掛かってくるのは、醜い緑の毛皮で覆い森の保護色で見えにくいゴブリン。
このモンキーゴブリンの主食は、大体が森の木の実や別の魔物の死体からの摂取となっているが、奴等は昔から知っいる。
……そう!ゲートから来る奴等は、いつも以上に御馳走と言うことを!
「オイ!目の前に火アリの群れが行き手を!」
「ドラゴンの火には耐えれるかしら?」
前方の木々の枝によじ登り、火アリの強烈な顎で他の火アリと連結し進行を防いでいたが、ゴアッ!という火のブレス・アキラの攻撃に直撃し、焦げ臭い匂いと黒のチリへと成し遂げる。
モンキーゴブリンのギャギャギャ!という声は他の魔物にも反応し伝達しているようだ
「別に良いけど。早く飛んで、今でさえ枝に当たっているのに高速で枝に当たるとかミミズ腫れじゃ済まされないわよ。
それに、アンタが地に落ちても私は助けないからね。」
よく理解している姉だからこそ理解出来る!これはハッタリでは無いということが。
「さあ!開発したナパーム爆散をくらえぇぇ!」
『そうそう。その調子』とニヤリとする姉のスパルタ対応にはアキトは気にする余裕もない。
これはただ単に、皆から足手まといにはならぬように!広範囲に攻撃出来る武器を作って持って来たのも自分なのだという決意の意思表示なのかもしれない。
ところ代わり
「あー。この飾りは外せるんだな。
そうと分かれば!飾りも外して俺の超能力で全部浮かせのような。」
「ハイ!私達の思い出がたっぷり詰まっているベッドですもの……ジャングル臭くなってはいけないと私も思います!」
ゲートをくぐると
「……こんな鬱蒼としたジャングルだというのに、なんてモッサモサの緑の毛皮を着た動物が何故にこうも集まって……
もしや、メスを巡ってオスとオスのプライドの戦いの始まりかな?」
目の前には、かの有名な寺院にいるかの様な超大群のモンキーゴブリンの団体が今か今かと待ち伏せをしていた。
明日もよろしく




