さあ、出発だ
こんばんは
(ところで、この子はいつ床から這い上がって来たのだろうか?寝ていたとはいえスーゲーマンの気配を掻い潜る事が出来るとすれば……
もしや!?第四十五話・噂を聞き付け寄って来たのは暗殺者!で出てくる全宇宙指名手配犯のスケルティと同じ能力ではあるまいな!?そうだとすれば一大事だ!)
事の重大さを知り、目を光らせ未だベッドに横になるオソラを標的として見定める。
「まだ、お尻触るつもりですか?」
「はぁ!?」
何を言っているんだい?という感じで聞いたのが間違っていた。
私の少し大きな声にビクッと怯み『ごめんなさい』を言ってシュンとなるユグは私の心にグッと来るものを感じた。
なので弁解する。何がどうなって、どういう風に事が進んでいるのかを……スーゲーマン風に!
……
「……つまり、この寝ている子がスゴウさんの経験にもよる勘が指し示すのは、オソラという子は何かのスキルを使用して隠密スキルを発動していると……言うことですね?」
「そのとうりだ!中々にスーゲーマンの理解が早いではないか。」
うん。だから何だ。
「もうすぐで、皆さんとの集合時間が来ますから起こしますね。」
コクンと頷いたのを見てユグは?
「??……ユグ!普通はお尻を触って起こすものじゃ無いんだよ。」
「イエ!私も同等の罪を背負わないと!」
「ユグ!お前は汚れの無き輝きの天使なのだ。
汚れてはいけない!!」
「ありがとうございます。……大好き。」
この時!明らかに変化が訪れていた。
(この子の心音は……)
「オソラとやら、起きているのだろ?起きなさい。何もしないと約束しよう。」
アレ?寝ていたからって帳消しになるのでしょうか?
いや、本人が気付かなければ!ヤッてないに等しいと作者は希望をもって信じたい。
さあ!出発の時。
城の最上階、空を見上げれるテラスには既に変化し竜となったアキラがいた。
空は曇り。アキラは、雨が降らないうちに早く行きましょと急がすが私はさほど、この天気は嫌いではない。
全ての雲が違う形をしていて、モクモクとゆっくりと動くところを見るのはのんびりと過ごしている自分がいて幸せだなぁと感じてしまうから。
「で、ソレ何?」
シュバビエ城の最上階テラスで、今にも出発しそうなところへ、デン!と置かれたのはとてもじゃ無いが旅をするには大きすぎる荷物だった。
「これ?オソラさんが眠いから行動したく無い!って言うので、ソレだったら僕達もベッドで御厄介となりますから運ぼうかと。
大丈夫です。運ぶのは私ですから。」
「そ。
……じゃ!ゲートまで飛ぶわよ。」
ゴアッ!と大きく羽ばたかせたアキラの背にはアキトとカナリアとイウヤとセロが乗っていた。
そして『先に行ってるわよ!』と言われ着いて行くことにしたところ、飛び初めてユグが『ベッドでは私の隣はスゴウ様がいいな』と、これまた小声が発動してしまったものだから。
「遅い!……って!?何してんの??」
「スーゲーマンの超能力にかかれば、ベッドを浮かすなんて赤子の手をひねるようなモノ。」
出発時は、自信の背に乗せていたがユグの発言を叶える為にスーゲーマンの能力を駆使して、空飛ぶ絨毯もとい『空飛ぶベッドin両サイドに挟まれて』という、なんとも高級レストランのメニューが運ばれて来るかのようにフワッとゲート前に降り立った。
「さぁ!いこうか。」
頭の後ろに両手を組んで寝そべる俺と、俺の胸に手を置き優雅に寝そべるユグはもう別の世界の人ッポイ。
追加で、未だグースカ寝ているオソラもいた。
明日もよろしく




