竜から降り立つ
こんばんは
「ようこそシュバビエ城城下町へ。って!あんた達、御姫様を助けてくれたのかい?」
アキラから下ろされると、真っ先に街の人達に囲まれ質問責めとなる。
内容は、先程投げ掛けられた内容や姫様の悪い諸行・昔の粗悪な出来事などを色々とぶつけられる。
「キャ。ダメ……近寄らないで。スゴウ様!」
たった四人の周りには、街の人が群がりごった返しとなっている。
まるで、いつかのスーパーのお惣菜半額値引き時間帯がやって来たと言わんばかりの群がりようだ。
ユグは押し寄せて来る人を、片手で自身を防御し片手で懸命に主様を探していた。
「握ったぞ。落ち着けユグ。」
探すまでも無く、明後日の方向に差し出されたユグの手には既に俺の手がしっかりと握りしめていた。
「退いて頂くぞ」
そう淡々と、人混みをカーテンを開く様にスッスッと片手で何度かいなすと、一番外の人から順に外へと倒れて行った。
外側がもろいと、その内側も力の方向に抑えられずどんどんと倒れて行った。
「ちょっと!痛いじゃないか!」
誰が発言したのか定かでは無いが、明らかに倒れて行った街の住人の達の内の一人だろうか。
次々へと倒れて行く街人は唖然となって停止していたが、ある一人の文句で火に油を注いだようだ。
次第に『御姫様の知り合いだからって、やって良いことと悪いことが……』という罵倒が増えて行った瞬間!煙が立ち込めてくる。
「さ!こちらへ来てください。」
手招きする人は誰が見ようが目立つ存在だ。
顔をフードで覆い、手には炮烙玉?を両手に携えていた。
炮烙玉の先端には導火線が火花が散っており、直ぐにでも爆発しそうな感じである。
「ホラッ!ゴンザやリントから聞いています!早くこちらへいらして下さい。」
最初の『ホラッ』で炮烙玉を空中へ投げると爆発はするが、ただの煙玉だった。
爆散した煙は、下のほうへ雪崩れ込むと誰もが目を開けていられない。
現に、苦い・目が見えない等の言葉が一帯から聞こえてくる。
更には『オホッ、大きいオッパイじゃ』とセロさんの私物を握っては『触って良いのは御主人様だけ!』と言いながら御主人様を殴っていた。
そんな彼等も一緒に、彼が呼ぶ方へ行く事とした。
明日もよろしく




