海にて
こんばんは
「おお!海だ」
「ああ、海臭いのはどこも一緒だな。」
『よし!飛んで行くか。』と引き続き飛んで行こうとするも『止めておけ』と言われる。
六人のフード達は地図と太陽の位置を見て意見交換をしている。
対して俺達はと言うと
「スゴウと言った?アナタ宙に浮けるみたいだけど、随分とゆっくり飛んでいる所を見るとかなりの魔力持ちと思いますが?」
「いや、魔法は使っていませんよ。ただの、飛べる種族なんです。
セロさんは魔法に詳しそうですが、あいにく私はさほど魔法関連には手を付けて無いんです。」
「スゴウ!お前にしては良い所に気付くな。
そう!セロは空こそ飛べないが、魔法剣士なのだ!……つまり援助系が出来て、自身で守れる剣士と言うわけさ。」
そういうイウヤの肩に、セロは頭を置いて微笑む姿は見習うべき先輩なのだろう。
『へー』と相槌してから、まだまだ!とセロの自慢が終わらない。
「セロはな、愛神をかかるプレーン教会の出なんだ。そこで回復系と付与系を覚えるも、戦争の強制参加で負けて奴隷となってしまった所を!俺が!!運命的な出会いで今に至るんだ。」
「成る程……と思うけど、さっきから戦神とか愛神とか出て来るけど、そういう宗教か何かか?」
多数の視線を感じた後、イウヤにコンコンと説明された。
まず、この異世界には七つの神様が存在している。生をうまれ出ると、その土地で神の祝福を貰う者もいれば、教会や帝国という軍事国家のような組織に入る事で愛神・軍神という加護が着くやうだ。
加護と言ったが、ステータスに目立って出て人々の役に立つという。
因みにイウヤは大地の神で、元は農家の出だったので大地の神の加護らしい。残るユグは、知恵の神が加護なんだそうだ。
私は聞き逃さない!……イウヤの説明を長々と話込んでいたところ、ブームを被った竜人さん方は『やべぇって!絶対参加するって!』という内緒話を聞いてから即アイツが出た来た。
「しかもだ!神々は、光と闇で二人の強靭な強者を産み出すんだ!……そう!知っておろうが、この私こそが戦神の右腕!光の戦士・暁のアキラとは私のことよ!
因みに、もう一人の闇の戦士は私の弟よ。」
(まあ、私が光で弟が闇ってのは分からないけどね。)
へん!と顎を空に向けて、威張り散らしている彼女をよそに『すいません……コレ投げてくれませんか?』とフードの方が何かしら渡してきた。
「姫様は光の衣を纏う戦士です!我々が今後ともお供し輝かしてみせます!」
『さぁ!』の声を聞き、フードの方々が何かを投げ出す。
ああ、アレだ。優勝パレードでよくみる、花吹雪というやつだ。
まあ、舞っているのは花とは違うモノがキラキラと舞ってるけど。
それは落ちるとギャン!と鳴り、地にはよく磨かれている銅貨が散らばっていた。
なるほど、素がこういう奴だったとは……面倒そうな奴だ。
明日もヨロシク




