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シニア異世界へ  作者: ふ~ん
11/53

流石は商人だな

こんばんは。

……

「名はスゴウと聞いている。第四荷馬車、及び冒険者を無傷で先導した事を聞いている。

 よくやった。」


 応接間にヒュレイさんと対面で今回の功績を言われた後、ドサッと片手位のお手玉サイズ袋が目の前に置かれた。


「いいえ。皆さんが、少女の気持ちを知ってくれたのは幸いです。

 私に耳を傾けてくれたってことも、大いに有ると思いますが。」


 そう言いながら、目の前の給金であろう小袋を手に取ろうとした時、ヒュレイさんが机にもうひとサイズ大きい袋を投げ落とした。


「……これは?」


「そこで、話がある!

 これよりこの街で奴隷の売買が行われる。そこで、キミに警護と奴隷の誘導を頼みたい。」


 反応しない私を見て気付いたようで、話出した時よりもテンションを高めに話し始める。


「基本的には、私達がもといた街まで送る手筈になっているのだが商人というのは、商売が終わった街へは戻りたく無いのだ。

 簡単に言うと、無駄な金は使いたく無いと言ってしまえばいいか。


 これは、全員に言っている!まあ……初級階級には強制的に帰って貰っているが、ちょっとギルドカードを提示してくれ。」


 提示すると、ヒュレイさんも何かのカードを出して重ねて始めるとパァッと一瞬光り消えた。


「これで、今回の金額と能力分の金はそちらに送った。それでだ!ここにある二つの袋を全てキミに給料として上げるつもりだ。」


「こんなに!?」


「プッククク。まだ中身を見てから驚いて欲しいな。」


 いきなりヒュレイは、袋を逆さに持って机の上に豪快に落とした。

 ギャギャリン!と落ち散らばったのは、全て銅貨コイン。


「見て分かるように全て銅貨。枚数にして三十枚だ。コッチには五十枚……確認してみようか?」


「ちょっ待って!」


 そういった矢先、再び後から出した小袋を手に掴み逆さへとした時、私は彼女の手を止めた。

 これが、参加するという意思表示になったのかもしれない。

 それからヒュレイさんは、笑みを見せ初める。

 

「確認はしないし、先払いでいいな。では、明日の早朝から働いて貰う!場所は、オーロル城門前だ。」


 机の上には散らばった銅貨があるが、銅貨には目もくれずヒュレイさんは当日の予定が書いた紙をドン!と置いて説明する。

 ある程度私が頷いたのを見て、うまく誘導出来たのか考えが纏まったのか更に1枚の紙を提示してきた。


「これは、宿の切符だ。無賃で宿泊出来よう。

 これは、早朝からオーロル城門前で巨大なテントを建てるつもりだから前金として受けとりたまえ。

 では!また明日。そして、おめでとう……この金額は昇格だよ。」


 未だ、ギルドへ仕事の依頼を終了の報告をしていないが大商人なだけあって、金額にあった報酬という設定が分かっているのだろうと私は考えた。


 だから、本当に私がギルドへ行って提示すると本当に昇格していたのは驚いたもんだ。


(流石は大商人ヒューゴの妹で、ドラゴンライダーのヒュレイだな。)

「まさか階級無しの俺が、いきなり階級ランクDになっているとは……」


 もう今は、ナターリアという宿の一室で晩御飯を終えてゴロンとベッドに寝転がって眺めている。


(でもまさか、散らばった銅貨を広い集めた後、銅貨の入った袋二つをギルドへ持って行ったら、ガードの中身の金額ともっていた袋二つで、こんな一枚になるとは……)


 深いタメ息をつきながらも、一枚のコインは銀色に輝いていた。


「おう!……もしかして、大量の袋を見せつけられてお前も仕事引き継いだクチか!?」


 ニマッと笑って言って来るのはイウヤ。


「ダハハハ!そりゃ商人に上手く騙されてるぜ。聞いて驚け!俺の報酬は、銀貨一枚と奴隷を半額で買える権利をもらったぞ!

 ……って言っても、おそらく俺も騙されているかもだかな。」


 『Cランクとお前のDランクが同じ給金とは……』と言っている側から深いタメ息が漏れ始めたのは少し前からだ。

 私が宿泊しているのは、今回の奴隷市で私と同様に働いてくれる同業者……つまり、引き続き働く冒険者と言うわけだ。


「って!騙されたわぁ……Aランクの冒険者の殆どが提携されてたとは。

 Aランクがいるなら心強い!って思っていたら、今回はヒューゴ・ボスの護衛だけじゃん!


 で!俺らは、朝早くからテント建てて奴隷の護衛と誘導とか正直しんどいわぁ。

 朝も早いからもう寝るわ……除くなよ。」


「のぞくか!」


 俺と彼を遮っているのは、簡易的な屏風といった感じの仕切り。

 この部屋は、ベッドが二つある。狭くも食事が付いて、トイレは共同という学生時代を思い出す。


 更に明日で三日も経過すれば、今頃気付いたのだが……というか宿に宿泊するから何も考えてはいなかったが、ここは!この世界は風呂が無かった!


(あー。老人なら数日入らなくても、ギトギトな髪とかならないのに!今は私は若返っているから……肌がニチャニチャしていて……)

「風呂に!髪をワシャワシャと洗いたい!」


 とりあえずは、明日に備え寝ることにした。

明日もヨロシク

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